木下半太のレビュー一覧
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半ば惰性で読んでいた“悪夢”シリーズ。いつもそこそこ楽しいけれど、もうそろそろええわと思い、『水族館』は読まずにこちらの“極限”シリーズへ。
四十路男が美女をナンパして浮気中、現場に何者かが乱入して殴られ失神。目覚めると全裸で車のトランクの中。隣には同じく全裸の美女、でも死体。
私が小説に求めたい切なさも何もあったもんじゃないけれど(笑)、最後までネタは割れないのが木下半太のスゴイとこ。誠実さと笑いは最大の武器になるという、思わずうなずきたくなる教訓も挙げられていたりして。
とりあえず次の『冷蔵庫』は読みます。以降も読むかどうかはそれ次第。 -
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上司である八重樫育子、そして女優から刑事に転身した桑田栞と共に警視庁行動分析課のメンバーとして活動する赤羽健吾。そんな健吾が次に急行するよう命じられた現場には、車の後部座席に座る女性の遺体、そしてその女性とまるでドライブするかのように運転席や助手席に座る3体のマネキンがあった。
「アヒルキラー」続編。前作で被害者だったはずの栞が、デキる後輩としてメンバーに。物語の進み方も前作と似ていて、健吾の現在と、健吾の祖父・光春目線の1978年が交互に描かれる。まぁ、前作みたいに密に繋がっているわけではないけれど、まあまあおもしろかった。このスタイルがこのシリーズのお決まりになるのだろうか。 -
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ネタバレ熊川達郎はお笑い芸人。
表紙の車に乗ってるアフロが熊川達郎。
そう、
アフロが目立つお笑い芸人。
でも、
お笑い芸人も辞めそう。。。
で、
紹介されて運び屋のバイトを始める。
そこで出会ったのは元ボクサー猫多信男。
なんでか知らんが多重人格者なんですよ。
コタローっていう子供や、
リカというJKや、
カズキチっていうスタントマンなんかが居ます。
つか、
コタローって。。。
コタローは一人暮らしを思い出すね。
ともかく、
クマとネコはコンビを組んで運び屋やってます!
五十嵐桜は親の借金2億円を抱えてる。
家出をして、
ひじきという名のちくわ好きなダルメシアンを連れて、
念願だった詐欺師ではなく -
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やられた。
『サバイバー 23区 東京崩壊生存者』の改題版だった。どこかで読んだことあるなと思いながらも、読み終わってから気付いた...
ある日、突如として、地球に異変が起こるSFもの。
地球外生命体がでてくるわけではなく、あくまでも人間に焦点を当てる。日本の人口が60数万人まで減少、電気、ガス、水道のライフラインが使えなくなり、月明りの生活。
江戸時代あたりの暮らしぶりに近くなる。
金や富を持っていた者は、崩壊に伴い、紙幣が紙切れになった世では、心の支えがなくなり皆自殺。
逆にニートとして生活をしていたものは、この世界では最強の人種。ある種、楽観的な思考が生存適応能力が高い。
木下では -
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ネタバレ赤松大二郎は、
仁科真理子ことう闇医者のニーナに治療を受けてた!
1週間後にデートに誘うことができてよかったね大二郎。
ちなみに、
ニーナもですが、
他の悪夢シリーズに出てきますので要チェック!
第一章の大観覧車
第二章のそれぞれの回想
第三章の残り時間四十五分
第四章の脱出
終章の一週間後
と、
あるのね。
第一章は、
牛島賢治は息子の豪太と娘の優歌と、
嫁の朝子と大阪に来てたと。
と、
伝説のスリ師こと仕立て屋銀次と、
師匠と仰いでる石毛初彦が観覧車に乗ってる。
おっさん2人で?!
と、
ニーナと大二郎もね。
そんな観覧車で起きた事件ってのが、
観覧車に爆弾が仕掛けられていると。
乗っ -
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ネタバレ本当にそのまま、
悪夢のエレベーターのその終わった瞬間からの続きなんですね。
間違いなく、
悪夢のエレベーターを読んでから読みましょう奈落のエレベーター!
つかね、
前に読んでて読み直してなかったんで完全にうろ覚えなうで読み始めて、
ん?
と、
分からなくなることたくさん。
そうそう!
この作者の木下半太さん。
舞台の脚本とかを書いてるせいか、
舞台ちっくな文体になっててそこが好感を持てたのよ。
でも、
今回のはちょっと、
そういう舞台テイストってのがなくなってて微妙。。。
悪夢のエレベーターの良いテンポのドタバタ感がちょっと潜まってて残念かもです。
って、
言うのが全体の印象。
ゴスロ