木下半太のレビュー一覧
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著者の半自叙伝的青春小説。
映画監督志望の木村勇太は、覚悟を決められず、映画学校も中退し、流されるまま、バーを経営しながら劇団・チームKGBを主宰していた。
バーに現れたストリッパーの冬音に依頼され、チームKGBはストリップ劇場・東洋ミュージックの前座をやることに。
完全アウェイな場所で、ヤクザに扮したパニックコントとオネエダンスで盛り上がってきた勇太たちだったが、のし上がるために業界人と関わることで、ピンチに。
本当の自分の夢をかなえるため、自分を信じて突き進むために勇太は覚醒する。
全く知らなかったんですが、今、映画公開しているみたいです。
いつも通りの痛快なストーリー。 -
Posted by ブクログ
サブタイトルは「史上最悪の夏休み」。もっとぴったりの季節に読めばいいものを、いま読まなければまた来年の夏を待つことになってしまうと思い。
以前、高野秀行が書いた児童文学っぽい小説を読んだとき、それなりには面白かったけれど、高野さんはやっぱりノンフィクションがいちばんだと思いました。木下半太はノンフィクション作家ではないものの、いつもとはまるでちがうジャンル。半太さんまで色気出して児童文学に手ぇ出してからにと思ってしまったのです。でも、これは良かった。
恥ずかしいぐらい浮世離れしている冒険家の父親を持つ小学生男子・七海。京都の大金持ちの爺さんから、家出した孫娘を探してほしいと頼まれた父親は、なぜか七海までその捜索に付き合わせる。破天荒な父親に不安を感じる七海に親友ふたりも付き合ってくれることに。
京都と大阪、特に北摂地域に土地勘のある人なら三割増以上でたぶん楽しい。かくいう私も、作中の走行経路が全部わかるから、ちょっと興奮するぐらい楽しかった。
いつもは「ら抜き」だらけの印象があったのに、「食べられる」「来られる」と見事に正しい日本語。児童文学のほうが気を遣うのかしらん。
まんま槇原敬之の歌のタイトルでしょ。中身はマッキーの歌とは全然ちがったけれど、七海はみんなに歌いたくなったかもしれません。だって君は僕の宝物。 -
Posted by ブクログ
極限シリーズ 第1弾
・Chapter one
孤独な時、人間はまことの自分自身を感じるートルストイ
・Chapter two
結婚はまさしく相互の誤解にもとづくものであるーオスカー・ワイルド
・Chapter three
真実は疑いもなく美しい。しかし、嘘もまた同様である。ーラルフ・ワルド・エマーソン
高収入の広告マン・耳原が、マンネリ化した夫婦関係から、海老沢という男に唆され、車のトランクに監禁されてしまう。
絶体絶命のピンチから、過去の秘密が暴露され、一人娘に危険が迫る。
夫婦、家族の危機から脱出できるのか!?
よくできたまとまったプロットだと思います。
読みやすく、軽快。 -
Posted by ブクログ
悪夢シリーズ 第6弾
大阪の下町商店街が極悪詐欺師集団に狙われる。
プロローグ 一九九〇年一〇月 ベトナム
第一章 二〇一〇年九月 大阪
第二章 一九九〇年一二月 大阪
第三章 二〇一〇年 大阪
第四章 一九九〇年一〇月 ベトナム
第五章 二〇一〇年九月 大阪
エピローグ その1
エピローグ その2
武闘派暴力団・門田組組長の孫を結婚詐欺にひっかけ、失敗してとらえられた世良公子は、ドバイに売り飛ばされる前に、凄腕詐欺師・魔法使いことハリーに身柄を渡され、豆腐屋の息子と結婚することを要求される。
孤児で育った公子には、同じく希凜という姉妹のような存在がいたが、その希凛は薬物中毒更生施設に入れられ、その一人息子・象はハリーに人質にされたため、やむなくミッションに取り掛かる。
そこへ金の匂いを嗅ぎつけた門田組の若頭・石嶺と、少女ペテン師の桜が、公子に接近し、三つ巴に。
街の豆腐屋にどんなお宝が隠されているのか?
いつも通りの痛快な展開。
終わりはもっとドラマティックを期待しちゃいましたが、シリーズモノだから故の期待か。