あらすじ
銀行強盗を成功、開店前のキャバクラに駆け込んだ小悪党3人。手にした大金はココで3分の1ずつ分ける……はずだった。突如内輪もめを始めた3人。更にその金を狙う大物も現れ――。大金は一体誰の手に!
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ハラハラドキドキ。
最初から最後までハラハラドキドキの連続でした。
特に、川崎の魔女こと渋柿多見子が怖すぎました!多見子が提案するあらゆる拷問や殺しが夢に出そう・・・。なんですが、意外と吐き気とかはなしで読めちゃいました。文体のおかげでしょうか。そしてラスト、やはり多見子の魔の手が3人に迫っているようですが、本当に大丈夫なのか!?終わっても波乱は続くよう。
とにかく、一気読みしてしまうくらい面白かったです。まさにエンタメ!なので、グロが大丈夫な方に、おすすめです。
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何度ひっくり返せば気が済むのかと思うくらい「どんでん」の連続。紙のように薄い確率に賭ける男たちが清々しい。どんな状況におかれようが決してあきらめなかった。また、仲間を信じた。自ら引き寄せた運は在天の神をも微笑ませる。目に映るものが真実とは限らない。見えているからと言って安心していたら、痛い目に遭う。目に見えないものにこそ答えがある。愛情とか友情とか何かを強く信じる心。
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人生崖っぷちの男3人が銀行強盗を起こし大金を手に入れる。
でもそれは仕組まれた犯罪計画だった。
誰が黒幕で、勝者は誰なのか。
それぞれの思惑や罠の仕掛け合いがハラハラする映像目に浮かぶような作品。
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ギャンブル狂で手が出るのが早い野犬
会社が火の車でもキャバクラに通い威勢を張る豚
慎重だけどよくない方に道が拓ける狼
彼等三人が銀行強盗をして、取り敢えずは成功するものの、分け前の話になって話が拗れる・・・
物語は銀行強盗後の時間軸と銀行強盗前の時間軸で進み出し、その度に描かれた景色が一変する。
極悪なキャバクラオーナー破魔翔と、川崎の魔女の異名を持つ渋柿多見子の二大悪を巻き込んでの金の奪い合いとなる。
果たして大金は誰の手に!
金と暴力に塗れる物語!
暴力的な表現に萎えそうになるがストーリーが気になる。(これは完全に作者の力)
ガイリッチーの映画にウシジマ君の世界観を当てはめた感じのピカレスク!
Posted by ブクログ
面白かった!!!裏切って裏切って裏切りあってのやり合いがなかなか面白かった!!!!!
木下半太の本は軽くて好きです!!!!
読みやすい!ついでにこちら映画にもなったようで!!!これはこれは気になる!!!かなり気になる!!!!!!5分の1っていう続きがあるらしいからこれも読みたい!!!!
オチが今ひとつだったようにも思うけど、それまでの過程が面白いからよし!!!!!
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コミックを先に読んでから文庫を読んだのでシーンがコミックとシンクロしてしまい先に文庫から読むべきだったと少々後悔。
登場人物のインパクトもさることながら二転三転するストーリーはページをめくる手を止めることが出来なかった。
カイジ(漫画)のような世界観で楽しめました。
Posted by ブクログ
読み終わってからの『おもしろかった!』というよりは、読んでいて『おもしろい!』って感じです。
何故ならば、常に仲間割れやハプニング・各々の戦略が絶え間無く飽きずに読めるから。漫画出ということもあって、話も難しくないし所々笑えるような台詞や、なんとも言えないキャラクター達が盛り上げてくれます。
なので、読んでいてとても『おもしろい!』んです。
しかし読みやすい反面、とっても軽いので、読後感は物足りないのですが…ここはやはり漫画出だな〜そして映画向きというところでしょうか。
ただ、カイジにしろライヤーゲームにしろデスノートにしろ、藤原竜也がでる頭脳戦系の映画はハズレなしだと思うので、小説より映画の方が期待出来そうです。
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目線と主体の書き方が絶妙で、騙される体制が既に作り上げられてる仕掛け。川崎の街で繰り広げられる、決してドタバタではない、緻密に計算された一気に駆け抜ける気持ちの良い展開に息を飲む事必至。
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3人?の銀行強盗を終えて取り分をどうするか。
それが焦点となる話ですが。
色々な人のお金に対する欲が絡み、逆転に次ぐ逆転劇です。
来年映画化されるみたいですが、映画向けかなと思います。
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久しぶりの木下半太節。
疾走感、鋭いエッジ、先の読めないサスペンス。
木下氏から笑いを抜くと、こういう感じになる。良い意味で。
展開速度が非常に早い。
こりゃ、舞台向きより映画向きだな。
久しぶりに木下氏らしい一冊でした。
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表紙目当て購入。
でも、どんでん返しが続いて勢いよく読めた。
面白かった!
そんな上手く行くわけがないだろう、と思いながらも
全部読み終わってから再読しても面白いだろうな。
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化かし化かされ、誰が誰を裏切っているのか…?
これで決着、と思われた局面が息もつかせず二転三転する。
一体最後はどうケリがつく?の興味が最後まで尽きない。
で、多分「まだまだ続くぜ」と気取ったんだろうなーとは思うんだけど、なんとなく結末がしょぼくない?
Posted by ブクログ
騙し合いのサスペンス。
銀行強盗をした後の逃亡劇、というか、抜け駆け劇が、緊迫感とどんでん返しの連続で展開し、その合間に過去に戻って騙しのネタバラシがある、という凝った展開。
しかも、先に進むに連れ、どんどん追い詰められていき、大逆転はあるのか、となかなかのジェットコースター的なスリルだ。
ただ、途中のグロテスクな内容と、波乱含みのラストはちょっと後味が悪い。
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借金を背負った仲間が一発大逆転の銀行強盗を成功させ、金を分けるまでの話。色々な人物が金を狙い仲間と見せかけて騙し合う大どんでん返し。警察に追われるとかは全く無いが、騙し騙されが痛快である。
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人生の一発逆転を賭けた銀行強盗に成功、営業前のキャバクラに駆け込む男たちがいた。店長のシュウ、ボーイのコジ、常連の健さん、奪った大金はココで3分の1ずつ分ける…はずだった。突如モメ始めた3人。だが他にもこの金を狙う者がいた。キャバクラのオーナーで悪魔のように凶悪な破魔翔。“川崎の魔女”の異名を持つ裏世界の伝説的金貸し・渋柿多見子ー。大金は一体誰の手に!?
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銀行強盗を計画した三人組の騙し合いを描いたクライムサスペンス。
テンポがよくて、登場人物も少ないので読みやすくそれなりに楽しめた。ただ、ドンデン返しの連続は少しやり過ぎか。そこまでやってしまったら展開に無理が生じている気も。
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のっぴきならない金銭的な問題を抱えた4人の男女が、銀行強盗をする様をbefore、after形式で描いた話。
どんでん返しの連続でテンポよく読める。ロックストック的な、小物が大物をコケにする痛快さが割りと楽しかったかな。川崎舞台で、いろいろ想像できたのも面白かったなー。
Posted by ブクログ
著者はきっと映画が好きなのでしょう。全体的にすごく映画的な描かれ方だと思った。
死体が語る冒頭は「サンセット大通り」、少しずつ時間を巻き戻しながら真相がわかってくるやり方は「パルプ・フィクション」を思い起こしました。主人公たちがなにかっちゃ無駄話をするのも、タランティーノっぽいかな。
オシャレで軽く楽しめるんだけど、夢中で引き込まれる感じではないかな。
Posted by ブクログ
どんでん返しが続く木下半太節全開の相変わらず小気味いい作品。
だけど、主人公の1人で語り部でもある女性に決着をつけてあげたかったんだろうけど、個人的には最終章は無くていい気もする・・・。
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「アクシデントを利用しろ」本文のこの言葉通りにアクシデントが多発する。騙しに騙しを繰り返し、展開が二転三転する。銀行強盗系ってハラハラしておもろい。
Posted by ブクログ
ワカマツさんの表紙なので即買い。内容は面白かったが不快な描写が多かったので評価は星3つ。川崎のキャバクラ店長、ボーイ、客が銀行強盗をする話。この本を読んで思ったことは、小説にR指定って聞かないよなぁということ。