感情タグBEST3
Posted by ブクログ
愛する人を救うためにタイムトラベルをする青年のミステリーファンタジー。
恋人を殺害した冤罪で刑務所に収監された柴田。
しかし、そこは自由にあふれた楽園のような刑務所・極楽プリズン。
何度も脱獄して、人生をやり直し、愛する明日香を守ろうとするが、最後は救えなくて、極楽プリズンに戻ってきてしまう。
そのうち、囚人仲間の小林やトンボの正体がわかり、その柴田の物語を聞かされていた理々子もまた。
時を超えて浮遊する愛情劇と、どんでん返しの気持ちの良い作品。
Posted by ブクログ
バツイチの理々子は、路地裏のバーで柴田と名乗る男に声をかけられた。男は「恋人を殺した無実の罪で投獄されたが、今、脱獄中だ」と打ち明ける。そして、飲酒OK、ジムやシアタールームまであり、「出入り自由」な刑務所の話を始める。「死んだ彼女を救うため、脱獄を繰り返す奇妙な男」の真相に近づいたとき、理々子が目にした恐ろしいものとは――?
Posted by ブクログ
なんでもありの半太さん、もう多少のことではこっちも驚きません。
今回の主人公はバツイチの理々子。終電を逃してふらり立ち寄った路地裏のバーで、柴田という男の話に思わず聞き入る。柴田は恋人を殺した無実の罪で服役中で、今は脱獄中。彼が投獄されているのは極楽のような刑務所で、脱獄も自由。んなアホな。来るで来るで半太節、と思ったけれど、既視感のある映画や本を混ぜた感じ。
しかしなんでしょうね、悪夢も極限も極楽ももうええって!と思うのに、気づけば私はまた半太を読んでいます。軽さと無茶振りと平和なオチに引かれてしまうのか。
Posted by ブクログ
死んだ彼女を救うため、出入り自由な刑務所から脱獄を繰り返す男。
恋人殺害の冤罪で投獄されたが、脱獄中だ。-渋谷、恵比寿近くのとあるバーで会話は始まる。
とうとうこういう設定にまで来てしまったか...
木下節というよりは、今回はちょっととっちらかっちゃった感が強いな。
ある種、希望を含む輝かしくポジティブな一冊かもしれんが。