【感想・ネタバレ】悪夢の観覧車のレビュー

あらすじ

ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!? 謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

おもしろい。
登場人物みんな、キャラが見事。
点と点が繋がった時の『そうきたか』感がたまらなく好きです。
銀爺の生存は予想できたかな。
大二郎も生存しているのではと、思ったが兄と同じ死に方の美学でしょうか。

0
2025年07月20日

Posted by ブクログ

続きがとても気になり、あっという間に読み終わりました!映像が頭の中にすぐにイメージできる文体と、ストーリーの裏での繋がりがおもしろくて、「そういうことかー」と何度も唸りました。

0
2024年10月19日

Posted by ブクログ

面白かった!作品によっては、考えさられたり、感動したり、なんかスッキリした最後でなかったり‥ってあるけど、この作品は楽しくてラストも良かった。

0
2024年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「木下半太」の傑作コメディサスペンス第二弾『悪夢の観覧車』を読みました。
1月に『悪夢のエレベーター』を読んで、このシリーズに魅了されてしまいましたね。
次の展開がどうなるのかドキドキしながら、そして時折クスッと笑いながら、愉しく読めました。

-----story-------------
ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ「大二郎」が、大観覧車をジャックした。
スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。
目的は、ワケありの美人医師「ニーナ」の身代金6億円。
警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。
死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?
謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。
-----------------------

『悪夢のエレベーター』ではエレベーターという閉ざされた空間で物語が進行するのですが、今回は観覧車という閉ざされた空間。
しかも、複数の密室で物語が同時進行するという展開が、なかなか面白かったですね。

しかも、ええっ… と思わせるどんでん返しに次ぐどんでん返しがあって、愉しめました。

本シリーズ、、、
 -登場する人物の個性的なキャラ、
 -その陰に隠された≪復讐≫というテーマ、
という共通性もあり、読み比べるのも愉しみのひとつです。

『悪夢のエレベーター』のエンディングでは、背筋がゾクッ… とするような恐怖感を味あわせてもらいましたが、、、
本作品のエンディングで、ジーン… と、ちょっと涙ぐむような、そんな哀しさを感じさせられたところが、大きな違いかな。

第三弾『悪夢のドライブ』もムッチャ楽しみです。




≪ちょっとネタバレ!≫

ローソンの店主「中西」がグルだったことにも驚かされましたが、、、
観覧車の人質のほとんどがグルだったという展開は驚愕でしたね。
(ちょっと現実離れした展開ですが… )

あと、終盤に「大二郎」が殺し屋の「前田」を道連れにするシーン… 得意の手品で、助かることを期待したのですが、、、
復讐を果たしたあととはいえ、少し淋しさを感じさせられました。

0
2022年04月05日

Posted by ブクログ

んーいやー面白かった。
昔のバイト先のバイトリーダーにこれはクソおもろいとお薦めされてから早3年?4年?近く経ってから読んでみたが、次々と展開する繋がりが面白かった。
絶妙に抜けている賢次のキャラもいいし、それぞれの個性がたつストーリーだった。

0
2021年08月02日

Posted by ブクログ

悪夢シリーズの中で1番好きな作品!
帯には「360度丸見えの観覧車で身代金の受け渡しは成功するのか?」コレだけでも興味が湧いて来るんですが、帯の裏側には「乗客のみなさん」簡単な紹介文が4組!
その中の1組の家族のやり取りが面白くて電車の中で何度か吹いてしまいました。

0
2020年12月30日

Posted by ブクログ


銀爺:『物事を始める前に“できる”と考えるやつと、“できない”と考えるやつの前には、とんでもねぇ差があるんだよ』

0
2020年07月14日

購入済み

忘れられない作品

悪夢シリーズ 試し読みパックから来ました
シリーズや他の作品を全て制覇している訳ではありませんが
テンポ良く進む展開、キャラ立ちしている人物達、にやり、しんみり、ほろりのラッシュで飽きさせない
とても読み易い作家さんです
中でも、この作品がイチ推し
泣いてしまいそうになりました
後半〜ラストは、感動の展開だと思うのですが、
解説や情景描写がメインで、下手に感傷や心情描写が入らない辺りに余韻が残ります

0
2018年12月02日

Posted by ブクログ

悪夢シリーズ 第3弾

序章 一週間前
第一章 大観覧車
第二章 それぞれの回想
第三章 残り時間四十五分
第四章 脱出
終章 一週間後

大阪・天保山にある観覧車が爆弾を持った男にジャックされ、もぐりの女医・ニーナが人質に。

ニーナの父に6億円の身代金を要求する。

60個ある観覧車のキャビンには、家族連れや詐欺師、スリの親方などが乗り合わせており、大きな野望の元、観覧車は再び動き出す。


愛と憎しみ、友情と絆、家族、笑いと悲しみ。
パニックストーリーの中に全て入っていて、ドキドキもするし、笑えるし、泣けもする最高の作品でした。
このシリーズで今のところ一番好きです。

0
2018年11月16日

Posted by ブクログ

マスコミや警察が見守る中、観覧車で行われる身代金の受け渡し。前半は、シュールな感じでしたが、後半は以外とシリアス。久しぶりに面白いと感じました。

登場人物たちも、まともじゃない職業の人ばかり。だからこそ成り立つ犯罪。朝子さん、ただの主婦ではなかったんですね。

物語とは、分かっていても大二郎一家は本当に救われたのかなと言う印象でした。

0
2016年05月14日

Posted by ブクログ

OBからのキラーパスに完膚なきまでに叩きのめされた。涙ぼろぼろ。完全に心の隙を突かれた格好。不覚なり。☆☆☆☆☆。

0
2015年04月11日

Posted by ブクログ

今のところ、木下さんのほんの中で一番好きな本がこれ。
人が人を「守る」姿がそれぞれに描かれていて、
とっても心が洗われた。

それぞれのキャラ設定が相変わらず絶妙。

1
2015年08月05日

Posted by ブクログ

前作の「エレベーター」より面白い。

時間つぶしに何の気なしに買ったが、その日で読み終わった。ストーリー展開も速く飽きない。

結構、人は死ぬけど、それ以外は気にならず。

エンターテイメントでした。

0
2025年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一見繋がりがなさそうな登場人物が途中で繋がっていく描写が面白く、少し切なさもありつつ最後まで楽しめました!

展開もサクサク進むのでとても読みやすいストーリーでした!

しかし家族の中でお母さんの正体には驚いたし、娘さんキャラが強すぎる笑

0
2025年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪夢シリーズは面白いですねー
一気に読んでしまいました(^^)

関係なさそうな人達が物語が進むに連れ、どんどん絡み合っていくさまも爽快です!
全てがハッピーエンドではありませんでしたが、中途半端さも無くしっかり終わったところも良かったです

0
2021年11月15日

Posted by ブクログ

次々とそっちにもつながりが?!そういうことだったのか!と分かっていくのがおもしろかった。
漫画的な展開もありつつ、大二郎の気持ちになると最終的に切なくなった。

0
2021年07月31日

Posted by ブクログ

バラバラのパズルの断片のようなエピソードが、次第にそれぞれ関係を持ち始めて、1つの大きなストーリーにつながっていく構造が見事。最後の1行まで全く飽きない。痛快な作品。

0
2018年08月08日

Posted by ブクログ

ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?

0
2018年06月13日

Posted by ブクログ

このシリーズはやっぱり面白い。

壮大過ぎる計画も、大二郎を筆頭に個性的キャラクターがこれだけ揃えば違和感がなくなるから不思議。

こうなる結末しかなかったんだろうかと、最後は切なくなりました。

悪夢シリーズでまだ読んでいない話もあるけど、この「悪夢の観覧車」が一番好きになりそうな気がします。

0
2018年02月25日

Posted by ブクログ

GW中の行楽地にてチンピラが大観覧車ジャック。
観覧車内で拉致されたのはワケありの美人医師ニーナ。親が身代金を払わなければ観覧車を爆破すると言い……。

あり得ない展開ですが、最後はちょっといい話。この手のオチに弱いです、私。

0
2017年04月28日

Posted by ブクログ

悪夢シリーズはやっぱり面白いな! 各キャラの登場シーンで色々勘ぐってみたが、予想の上いくわ。 いいキャラ揃いでスピード感もありイッキ読み。 ラスト、子供とあの頃の兄弟が被って泣いてもた。

0
2016年09月10日

Posted by ブクログ

悪夢シリーズ2作目は観覧車。
まさかあいつが関わっていたなんて...
1作目と違い読後のスッキリ感が半端ない。

0
2016年02月08日

Posted by ブクログ

面白いし、読みやすい。

読みながら、えっ!と思わせるシーンもありなかなか面白かった。

どうして観覧車をハイジャックしたのか…
真相はとても切なかった…。

0
2015年06月17日

Posted by ブクログ

3つの視点でそれぞれ語りあって、最後は一つになる。という物語で。直二郎が復讐を果たすために、医者の真を、苦しめ殺す手立てを考えると言う内容です。
コミカルで、状況描写が多く、面白かった。

0
2024年01月22日

Posted by ブクログ

コメディークライムノベルとでも言いましょうか。。。

お話は、大阪天保山にある観覧車が爆弾を抱えたヤクザ者に乗っ取られ、人質は60機のゴンドラに乗る乗客。
身代金は6億円。
身の代金の受け渡しは?犯人はどうやって逃げるのか?

全然シビアなプロットはありませんが登場人物のキャラが立っていて面白い。
荒唐無稽、ご都合主義のお話ですがコメディーですから問題なし。

著者はコメディー劇団を主宰し脚本も手がけるそうなのでその延長線での感覚で読めば納得です。

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

サクサク読める。最後切なかったな、エンタメ要素強めの軽めの小説だし、ハッピーエンドがよかったかも。朝子さんかっこよすぎた。

0
2022年12月14日

Posted by ブクログ

『悪夢のエレベーター』、『悪夢のドライブ』に続くシリーズ三作目です。

観覧車をジャックし、身代金目的の誘拐を企てる犯人が、衆人環視の中いかにして身代金受け渡しを行い、逃走経路を確保するのかを最大の焦点にして物語が進みます。

多少強引なところも見受けられますが、スピーディかつ予測不能な展開はエンターテインメント性に富んでいて、映像化しても面白そうです。

読み進めるにつれ増してくるサスペンス性に加え、程よくコメディ要素を融合させたとても読みやすい作品で、最後まで飽きることなく楽しませていただきました。

0
2022年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

赤松大二郎は、
仁科真理子ことう闇医者のニーナに治療を受けてた!
1週間後にデートに誘うことができてよかったね大二郎。
ちなみに、
ニーナもですが、
他の悪夢シリーズに出てきますので要チェック!

第一章の大観覧車
第二章のそれぞれの回想
第三章の残り時間四十五分
第四章の脱出
終章の一週間後
と、
あるのね。
第一章は、
牛島賢治は息子の豪太と娘の優歌と、
嫁の朝子と大阪に来てたと。
と、
伝説のスリ師こと仕立て屋銀次と、
師匠と仰いでる石毛初彦が観覧車に乗ってる。
おっさん2人で?!
と、
ニーナと大二郎もね。

そんな観覧車で起きた事件ってのが、
観覧車に爆弾が仕掛けられていると。
乗ってる人たちが人質なんですよね。
さぁ、
大変ってトイレがねぇ。。。

ちなみに犯人は大二郎。
で、
仁科真理子のお父さんは整形手術を行う病院の院長さんでお金持ち!
なので、
大二郎はニーナを誘拐して身代金を要求!
しかも、
6億円って?!

第二章でネタばれ?!
つか、
大二郎と銀次と朝子はグルなんです!
でも、
本当は・・・。

なんで大二郎が誘拐し、
身代金を要求したのか書かれていきますが、
ちょっと、
ここが腑に落ちない。
なんか、
嫌なんですよね、その理由で犯行におよぶってのが。
違くない?
ちょっと、
無理くりの設定な気がするのは僕だけでしょうか?

そして、
手品がこのトリックの元になってるのも微妙な感じが。。。
つか、
掃除屋のツキコって、
他の悪夢シリーズにもでてくるので、
悪夢シリーズを読んでいる方は要チェックや!
って、
この悪夢シリーズは全部どっかでリンクしている模様。
順番に読んだ方がいいのかもですね。

ツキコの機転で、
ちょっとピンチを乗り越えたりしてる、
第三章は、
前田が出て来てこんにちわ!
だったり、
身代金の受け渡し方法なんですよね。
これ、
意外な方向に向かうのですよ。
で、
第四章で脱出なんでんが、
身代金は1000万ずつ、
観覧車に乗ってる人が受け取って捨てに行くというもの。
つか、
身代金はいらないの?
と、
思いつつ、
そうやって回収するんだ!
と、
ちょっと納得してしまう自分が居ましたが、
無理すぎないか?!
てか、
大二郎の最後は見事や!

終章にて、
朝子がネタばらしをする。
銀次がプレゼントを!

ちょっと無理やり感があるけどおもしろい!
観覧車の中でのトイレね。。。
そこね、
本当に人前で読んでて吹いちゃったんですよ。。。
いちおう、
電車内とか喫茶店で読まない方がいいかもしれません!

0
2016年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スピード感の有る小説として、友人から名前が挙がったので読んでみました。
一作目のエレベーターより、個人的に好きです。
構成がくっきりしていて、読み進めるごとに
「よく考えられてるなー」と感心してしまいました。
よくできすぎて喜劇のようでもありますが、
コメディと銘打っているので全然OK。
この小説が出している空気感みたいなものを楽しめたと思います。
エンターテイメント性が強く、疾走感があって、最後にはちゃんと救いのあるいい作品でした。

0
2016年01月30日

Posted by ブクログ

観覧車をジャックした誘拐事件。

悪夢のエレベーターは後味の悪さが苦手だったが、本作は違う。
少し悲しくもあり、最後は良かったと思える。

0
2015年01月12日

Posted by ブクログ

私、水族館が好きで、JRの海遊館の中吊り広告に「イトマキエイが世界初展示」てあって、久しぶりに天保山へ見に行きたいなぁって思っていたところなのだけど、そこにある大きな観覧車が舞台の物語。昔は観覧車はなかったもんね。
実は観覧車も大好きで、けど、お話の中の銀爺や美鈴じゃないけれど、一人で乗るってのはねぇ。
GWの天保山で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。白昼堂々の、死角ゼロの観覧車上で、身代金の受け渡しは成功するのか、といった物語。
映画のシナリオのように割り付けられたお話が、1場面1場面表されサクサクと読み進めることが出来る。大二郎の物語、ニーナの物語、銀爺の物語、朝子さんの物語、上手いこと練ってあってラストへ向かう。TVの2時間ドラマにしたら良い感じ。
今日は藤沢出張の電車の中で読んだのだけど、乗った地下鉄には桜木町の駅もあって、ラストの観覧車はここにあるのね。東京にいた頃、1回だけ乗ったよな〜。
深みはないお手軽なサスペンスだけど、観覧車からのテッペンから見る景色のごとく読後感は悪くない。

0
2021年10月07日

「小説」ランキング