【感想・ネタバレ】悪夢の観覧車のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「木下半太」の傑作コメディサスペンス第二弾『悪夢の観覧車』を読みました。
1月に『悪夢のエレベーター』を読んで、このシリーズに魅了されてしまいましたね。
次の展開がどうなるのかドキドキしながら、そして時折クスッと笑いながら、愉しく読めました。

-----story-------------
ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ「大二郎」が、大観覧車をジャックした。
スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。
目的は、ワケありの美人医師「ニーナ」の身代金6億円。
警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。
死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?
謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。
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『悪夢のエレベーター』ではエレベーターという閉ざされた空間で物語が進行するのですが、今回は観覧車という閉ざされた空間。
しかも、複数の密室で物語が同時進行するという展開が、なかなか面白かったですね。

しかも、ええっ… と思わせるどんでん返しに次ぐどんでん返しがあって、愉しめました。

本シリーズ、、、
 -登場する人物の個性的なキャラ、
 -その陰に隠された≪復讐≫というテーマ、
という共通性もあり、読み比べるのも愉しみのひとつです。

『悪夢のエレベーター』のエンディングでは、背筋がゾクッ… とするような恐怖感を味あわせてもらいましたが、、、
本作品のエンディングで、ジーン… と、ちょっと涙ぐむような、そんな哀しさを感じさせられたところが、大きな違いかな。

第三弾『悪夢のドライブ』もムッチャ楽しみです。




≪ちょっとネタバレ!≫

ローソンの店主「中西」がグルだったことにも驚かされましたが、、、
観覧車の人質のほとんどがグルだったという展開は驚愕でしたね。
(ちょっと現実離れした展開ですが… )

あと、終盤に「大二郎」が殺し屋の「前田」を道連れにするシーン… 得意の手品で、助かることを期待したのですが、、、
復讐を果たしたあととはいえ、少し淋しさを感じさせられました。

0
2022年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった~♪
サクサク読める、軽い小説☆
キャラクターがすごく魅力的で、感情移入出来て好き❤
笑えるし、ジーンとする所もありで、良かった❤
上手くいきすぎな所はあるけど、全然問題なし☆
赤松兄弟が死んじゃうのは結構ショックだったな・・・
一番ビックリしたのは朝子❤
カッコ良すぎ❤
10

0
2014年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

観覧車に立て籠り、身代金6億円を要求した犯人!人質は観覧車に乗っている人間全員!この事件の裏には二人の兄弟の悲しい復讐劇が隠されていた。はたして犯人は、警察、マスコミ、やじ馬に囲まれたこの観覧車からどのように脱出し、6億円を手にするのか!?

最高に面白かったです。最初はそれぞれ独立した点と点が、話が進むにつれ繋がっていき線となり、やがては大きな面となって、物語のクライマックスに突入していく。こことここが繋がるのか!という驚きが連続し、主人公の周りの愛情の深さに思わずホロっとしてしまう、そんな物語です。

0
2014年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪夢シリーズは面白いですねー
一気に読んでしまいました(^^)

関係なさそうな人達が物語が進むに連れ、どんどん絡み合っていくさまも爽快です!
全てがハッピーエンドではありませんでしたが、中途半端さも無くしっかり終わったところも良かったです

0
2021年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

赤松大二郎は、
仁科真理子ことう闇医者のニーナに治療を受けてた!
1週間後にデートに誘うことができてよかったね大二郎。
ちなみに、
ニーナもですが、
他の悪夢シリーズに出てきますので要チェック!

第一章の大観覧車
第二章のそれぞれの回想
第三章の残り時間四十五分
第四章の脱出
終章の一週間後
と、
あるのね。
第一章は、
牛島賢治は息子の豪太と娘の優歌と、
嫁の朝子と大阪に来てたと。
と、
伝説のスリ師こと仕立て屋銀次と、
師匠と仰いでる石毛初彦が観覧車に乗ってる。
おっさん2人で?!
と、
ニーナと大二郎もね。

そんな観覧車で起きた事件ってのが、
観覧車に爆弾が仕掛けられていると。
乗ってる人たちが人質なんですよね。
さぁ、
大変ってトイレがねぇ。。。

ちなみに犯人は大二郎。
で、
仁科真理子のお父さんは整形手術を行う病院の院長さんでお金持ち!
なので、
大二郎はニーナを誘拐して身代金を要求!
しかも、
6億円って?!

第二章でネタばれ?!
つか、
大二郎と銀次と朝子はグルなんです!
でも、
本当は・・・。

なんで大二郎が誘拐し、
身代金を要求したのか書かれていきますが、
ちょっと、
ここが腑に落ちない。
なんか、
嫌なんですよね、その理由で犯行におよぶってのが。
違くない?
ちょっと、
無理くりの設定な気がするのは僕だけでしょうか?

そして、
手品がこのトリックの元になってるのも微妙な感じが。。。
つか、
掃除屋のツキコって、
他の悪夢シリーズにもでてくるので、
悪夢シリーズを読んでいる方は要チェックや!
って、
この悪夢シリーズは全部どっかでリンクしている模様。
順番に読んだ方がいいのかもですね。

ツキコの機転で、
ちょっとピンチを乗り越えたりしてる、
第三章は、
前田が出て来てこんにちわ!
だったり、
身代金の受け渡し方法なんですよね。
これ、
意外な方向に向かうのですよ。
で、
第四章で脱出なんでんが、
身代金は1000万ずつ、
観覧車に乗ってる人が受け取って捨てに行くというもの。
つか、
身代金はいらないの?
と、
思いつつ、
そうやって回収するんだ!
と、
ちょっと納得してしまう自分が居ましたが、
無理すぎないか?!
てか、
大二郎の最後は見事や!

終章にて、
朝子がネタばらしをする。
銀次がプレゼントを!

ちょっと無理やり感があるけどおもしろい!
観覧車の中でのトイレね。。。
そこね、
本当に人前で読んでて吹いちゃったんですよ。。。
いちおう、
電車内とか喫茶店で読まない方がいいかもしれません!

0
2016年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スピード感の有る小説として、友人から名前が挙がったので読んでみました。
一作目のエレベーターより、個人的に好きです。
構成がくっきりしていて、読み進めるごとに
「よく考えられてるなー」と感心してしまいました。
よくできすぎて喜劇のようでもありますが、
コメディと銘打っているので全然OK。
この小説が出している空気感みたいなものを楽しめたと思います。
エンターテイメント性が強く、疾走感があって、最後にはちゃんと救いのあるいい作品でした。

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2016年01月30日

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