木下半太のレビュー一覧

  • 極限トランク
    半ば惰性で読んでいた“悪夢”シリーズ。いつもそこそこ楽しいけれど、もうそろそろええわと思い、『水族館』は読まずにこちらの“極限”シリーズへ。

    四十路男が美女をナンパして浮気中、現場に何者かが乱入して殴られ失神。目覚めると全裸で車のトランクの中。隣には同じく全裸の美女、でも死体。

    私が小説に求めた...続きを読む
  • ゴブンノイチ
    赤ちゃんを誘拐する話が舞い込んでくる。
    報酬は一人一億円!?
    誘拐は人助けの為と割り切って犯罪に手を染めようとする自称アウトローを目指す主人公!
    しかし事態は悪い方へ悪い方へと転がっていく・・・

    なんとなくガイリッチーのロックストックを思い出した。

    冒頭のユージュアルサスペックの引用からケビンス...続きを読む
  • 悪夢のギャンブルマンション
    大国町の裏カジノマンション。当然、経営者はヤクザ。オカマバーのママ、マッキーは、借金に悩むイケメン客のために、その裏カジノマンションでのギャンブルに付き合うことに。同じくオカマのジェニファーとその元カレ、輝男も加わるのだが……。

    いろいろ出てくるイカサマが興味深くて楽しいです。全編に飛び交うベタベ...続きを読む
  • 悪夢のクローゼット
    タイトルの通り話の密室感が凄い。
    演劇のようにごく限られた空間で限定されたメンバーの台詞回しだけで話が進む。組み立て方が
    うまい、一気に読んでしまった。
  • 悪夢のエレベーター
    気がつくとそこはエレベーターの中だった。

    バッタに似た若い男
    ヤクザ風のおっさん
    魔女のような不気味な女
    妻の陣痛が始まったと電話が来たばかりの自分

    エレベーターは故障しており降りられない。
    偶然乗り合わせた四人は脱出を試みるのだが・・・



    同作家のの『鈴木ごっこ』が面白かったので読んでみま...続きを読む
  • 悪夢のエレベーター
    エンターテインメントのコメディサスペンス、というスタンスだし、それなりに面白いし、意外な結末もまあまあそれなりに楽しめたけど、それでもやっぱりイマイチだなぁ。

    ちょっと軽薄なのは、こういう小説だからしょうがないにしても、一言で言ってしまうと、人が簡単に死にすぎ。
    しかも、主要登場人物なのに、なんで...続きを読む
  • 悪夢の水族館
    洗脳を題材にした作品。

    悪夢のエレベーターは、コメディ色がかなり強かったけど、こちらは最後は少々泣けました。
    洗脳と洗脳外しが現れたり、腕利きの女性ペテン師が現れたり、結構ハチャメチャな印象があったけど、ボディーガードのお爺さんは格好良かったです。

    人生も善と悪に分けられたら、良いのにというのは...続きを読む
  • 裏切りのステーキハウス
    笑って良いのか?
    シリアスな話なのか?
    でも・・死者も出ているし・・・

    レビューではまあまあの評価だったし
    それなりにサクサク読めるが
    コレと言って心に話が残らない。

    再読は無いので売却
  • 人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪
     上司である八重樫育子、そして女優から刑事に転身した桑田栞と共に警視庁行動分析課のメンバーとして活動する赤羽健吾。そんな健吾が次に急行するよう命じられた現場には、車の後部座席に座る女性の遺体、そしてその女性とまるでドライブするかのように運転席や助手席に座る3体のマネキンがあった。

     「アヒルキラー...続きを読む
  • 人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪
    異常犯罪者、性的倒錯者なんかの題材として扱われることの多いマネキン。
    今回の主役はマネキンだ。

    かつて、実際に世田谷一家殺人事件があったが、そこからの物語。

    加害者と被害者がいて、被害者の一人が加害者となる。また、その加害者が被害者となる。
    憎悪と復讐の連鎖。

    次回作も期待。

    ただ、帯の三代...続きを読む
  • 極限トランク
    目が覚めたら、何故か全裸でトランクの中。

    各章割りが、トルストイ、オスカー・ワイルド、ラルフ・ワルド・エマーソンの引用をするのは非常に良いんだが...

    デジャビュか?内容が山田悠だったか、伊坂幸太郎だったかのとあまりにも酷似し過ぎる。
    過去の親の秘密を〜の件が。
    本筋六割パクって、色付けた感が否...続きを読む
  • 悪夢のエレベーター
    テンポが良くサクサク読めました。
    最初はただのコメディタッチのドタバタものかなぁって思って読み進めてたんですが意外な展開とエンターテイメント性もあって面白かったです。
  • 悪夢のエレベーター
    1974年大阪生まれの木下半太さん、初読み作家さんです。「悪夢のエレベーター」(2006.7刊行、2007.10文庫化)を読みました。面白いのかそうでないのか、キレがいいのか悪いのか・・・、この本だけではよくわからない・・・、そんな印象でした。「悪夢の商店街」も読んでみます(^-^)
  • サンブンノニ
    ブンノイチシリーズどころか、悪夢シリーズも読んでる読者には、ぐっとくるな。
    くれぐれも、厨二病患者は、手に取らないように。
  • 悪夢のドライブ
    熊川達郎はお笑い芸人。
    表紙の車に乗ってるアフロが熊川達郎。
    そう、
    アフロが目立つお笑い芸人。
    でも、
    お笑い芸人も辞めそう。。。
    で、
    紹介されて運び屋のバイトを始める。
    そこで出会ったのは元ボクサー猫多信男。
    なんでか知らんが多重人格者なんですよ。
    コタローっていう子供や、
    リカというJKや、...続きを読む
  • サバイバー
    やられた。
    『サバイバー 23区 東京崩壊生存者』の改題版だった。どこかで読んだことあるなと思いながらも、読み終わってから気付いた...

    ある日、突如として、地球に異変が起こるSFもの。
    地球外生命体がでてくるわけではなく、あくまでも人間に焦点を当てる。日本の人口が60数万人まで減少、電気、ガス、...続きを読む
  • 裏切りのステーキハウス
    相変わらずのスピード展開。
    物凄い速度で駆けてゆくテンポは爽快。
    木下節は気持ち良い。
    ドラマ向きだな。

    しかしながら、テンポは良いけど、本作のオチは、かなり尻すぼみ。
    最後の数ページの繰り返されるどんでん返しは、昂揚感を煽られるが、オチがこれかよ。

    悪夢シリーズの観覧車は未だ超えられず。
  • ゴブンノイチ
    前回のサンブンノイチよりもソフトな感じ。
    どんでん返しもすくないけど、頭文字を使ったトリックは面白かったかな。さっくり読める1冊。
  • 悪夢の観覧車
    赤松大二郎は、
    仁科真理子ことう闇医者のニーナに治療を受けてた!
    1週間後にデートに誘うことができてよかったね大二郎。
    ちなみに、
    ニーナもですが、
    他の悪夢シリーズに出てきますので要チェック!

    第一章の大観覧車
    第二章のそれぞれの回想
    第三章の残り時間四十五分
    第四章の脱出
    終章の一週間後
    と、...続きを読む
  • 奈落のエレベーター
    本当にそのまま、
    悪夢のエレベーターのその終わった瞬間からの続きなんですね。
    間違いなく、
    悪夢のエレベーターを読んでから読みましょう奈落のエレベーター!

    つかね、
    前に読んでて読み直してなかったんで完全にうろ覚えなうで読み始めて、
    ん?
    と、
    分からなくなることたくさん。

    そうそう!
    この作者...続きを読む