高橋健二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1人の少年の淡くも儚い人生。
周囲から期待され、その期待に見事に応えるも、どこかで歯車が噛み合わなくなっていく。
自然と戯れていた頃のハンスが一番生き生きしていたのではないだろうか。
最後、父親と隣人がハンスとの関わり方を振り返るシーンは、切なくてやるせない。
ヘッセ自身の人生をハンスとハイルナーを通して自伝的に語っていると言われている本作。
ヘッセも神学校を去り、町工場で働くことになったが、彼には彼を支えてくれる母や友人という存在があった。だからこそ、詩人や作家として大成していく。
ハンスにとっては、あまりにも他人や周囲の環境に振り回される人生となってしまった。
どこかで、自分自身と向き合う