高橋健二のレビュー一覧

  • 知と愛

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    人の一生分の愛、苦悩、不安、情熱、絶望、戦いをみてしまったようです。
    知と愛どちらかの道しか歩むことができないんだろうか。

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    2013年03月02日
  • 郷愁

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    ヘッセの自叙伝と言える作品です。
    新緑を思わせる歓びと、暗く、重いねずみ色の憂鬱―。彼の人生はこの二つの繰り返しではなかったでしょうか。

    苦い恋の経験も、彼が大酒のみであることも、彼への親しみを増させています。共通するものを持っている人は読むべきでしょうw

    短い作品です。一日で一つの人生を体感できます。お勧めです。

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    2010年10月21日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    まさにオルゴールのような短編集。小さな箱を開けると、懐かしさとともに封じられていた世界の秘密が鳴り始める。

    特に忘れられないのが「アウグスツス」と「アヤメ」。

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    2011年06月01日
  • 幸福論

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    あらゆるものから自由であり得た子供時代の貴重な体験を回想しながら、真の幸福とは何かを語る『幸福論』をはじめ、人間として文学者として、幾多の危機を越えてきたヘッセが、静かな晩年に日々に綴った随想と小品全14編を収録。

    ヘッセの随想録ということで、彼の生活を少し垣間見ることができたかのように、とても読みやすく、おもしろい作品だった。
    彼の今までの作品に込められた、人間への愛や自然との共生を解くカギが、この随想録に秘められているような気がしてならない。

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    2010年08月30日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    ヘッセの短編集。
    特に『笛の夢』が好き。
    暗い話なのか明るい話なのか、夢が真実で真実が夢なのか、分からないことだらけ。
    笛とか歌の上手な女性は何を寓意しているのだろう。

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    2010年08月30日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    「Märchenの中の Augustus と Iris は Hesseの書いたものの中でもっとも美しいもので、いわばHesse文学の縮図とも言える」郁文堂 Irisあとがきより

    生きるための支えになる本。私はつねにこの文庫をカバンに入れている。500円硬貨でお釣りの来るこの本が私の歩みを後押ししてくれる。Ich will ! Ich will ! 

    以前の版をお持ちの方は、今の版は『ピクトルの変身』が追加されたので是非再読されたし!Anselmがたどった小路は、果たしてここにたどり着いたのか否やは、皆様のご判断で。

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    2010年07月09日
  • ヘッセ詩集

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    高校の時教科書で一文を知り、感動して以来ヘッセのほとんどを読んできた。
    どの作品も素晴らしいが、やはりこの詩に初めて触れた時の感動を忘れることはない。

    十代の瑞々しい不安を持ち続けることができた者は美しい。

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    2010年07月09日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    ひとの無意識とか感覚とか深層心理的なところに直接響いてくる、ものすごい密度の短編集。

    いまのところ最初のアウグスツスがいちばん好き。

    こんな言葉の構成ができるヘッセは神様みたいだと思った。
    ぞくっとしてきゅんとするかんじ。

    一日にたくさんは読めない。
    おはなしひとつでおなかがいっぱいになる。
    気がむいたときにひとつずつ心をこめて読みたい。
    そんなかんじの本でした。

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    2011年06月06日
  • 荒野のおおかみ

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    自分が抱いている自分のイメージがどれだけ偏っていて、狭いものであるかを強く感じさせられる一冊でした。わたしもハリー同様、新しいことに踏み出すことにためらってしまうし、固定観念をかなり強く持っているところがあるので、ハリーがヘルミーネやマリア、パブロとの会話の中で抱く感情がわかりすぎて読むのが辛かったくらいです。生きているだけでとても価値があるということ、そして人生は短いからこそたくさんのことに挑戦することで輝きを増すということを改めて感じることのできた作品でした。

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    2010年03月08日
  • 知と愛

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    これまでに読んだ本の中でもかなり印象に残っている本。構成も、内容も、ほんとに完成されてる。ゴルトムントが、彼の少年時代を鮮やかに彩ったナルチスと絶妙なタイミングで再会するそのシーンでは感動で鳥肌立ちそうでした。住む世界は違っても、ほんとうの友というのはずっと友であり続けることができるんだ。
    人生において哀しいとき、つらいとき、また幸せなときにも、これから幾度となく読み返す本になるだろうと思う。

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    2010年01月20日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    単なる童話には終わらない作品ばかり。「生きること」「愛すること」「死ぬこと」という、人生において誰もがいつかは直面する大きな、そして重要な問いについて、平易な言葉で厳粛に表現されている。愛すること・愛されることの恐ろしい側面を描いた「アウグスツス」、死へ向かう人の苦しみ、あきらめ、そして解放を描いた「苦しい道」など、すべての作品の中で美しい文章の中に「人生」そのものが凝縮されている。苦しいとき、哀しいときに何度でも読み返したい一冊。

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    2009年12月24日
  • 知と愛

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    素晴らしい物語です。
    理性と本能、それぞれの権化のようなナルチスとゴルトムントの友情とも愛ともいえない魂の巡礼のお話です。

    僕はゴルトムントの放浪生活には妙に影響を受けてしまいました。
    現在お遍路をしているのも原点はこの辺りにあるかもしれません。

    ヘッセを読むなら是非とも高橋健二訳をお勧めします。
    山村のはずれでひっそりと流れる小川のような語りは、
    静かに、深く僕らを物語に引き込んでくれます。

    主人公二人の対比は日本人なら真っ先にキンキキッズの両堂本君が浮かびます。
    決してタッキー&翼ではありません。

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    2009年11月01日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    実は、いちばん好きなヘッセの作品集です。他の作品も、文庫になっているようなものはひととおり持っていたはずなのに、なぜか今は手元にありません。少し気恥ずかしくて(何がでしょう?)、実家に置いてきたままのようです。もう少し時間が経ったら、また読み返せるでしょうか。

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    2011年07月19日
  • 荒野のおおかみ

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    2007.6.12の感想
    字が大きくなって読みずらかった。
    まったく出版社は余計なことをする。
    ヘッセのリズムが狂っちゃうじゃんか。

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    2009年10月07日
  • ゲーテ詩集

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    いつも鞄に入れています。ゲーテの作品がほかのどの詩人とも違うのは、ただ美しいだけではなく、読者が普段意識せずになんとなく感じていることを代弁して「たしかに、そうだな」と思わせるところだと思います。よく理解できない詩も少しあったのですが、生き続けていけば分かるようになるのでしょうか。

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    2009年10月04日
  • 知と愛

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    人生を貫く二つの欲求である知と愛、それぞれを体現するナルチスとゴルトムント。出会い、別れ、邂逅する彼らの人生は、離れ離れのようで常に寄り添っているように感じられ、それは知と愛という相反するようでありながら共に真理である二つのものの在り方そのものとも思える。詩人を志したヘッセならではの豊かな詩情と、美しく深い物語が胸に残る名作。素晴らしい邦題にも感動を覚える。

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    2021年09月22日
  • 車輪の下

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    「成功する」とはなんなのだろう。
    誰もが「人生の成功者」という実在しない人物を思い描き、憧れる瞬間がある。うまくいくためには?と悩む日がある。
    でもそんなことよりも前に大事にすべき感情がたくさんあるのではないか。
    こんなまとまりのないことをぐるぐるぐるぐる考えてしまう読書時間だった。

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    2026年08月15日
  • デミアン

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    「鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない」

    この一文は、
    『デミアン』という作品を象徴する言葉だと感じた。

    物語は、
    主人公シンクレールが旧約聖書の
    「カインとアベル」の解釈や、
    善と悪を併せ持つ存在「アプラクサス」
    といった象徴的な思想に触れながら、
    自分自身とは何者なのかを問い続け、
    精神的に成長していく姿を描いている。

    読み始めは少し難解に感じたものの、
    物語が進むにつれて、
    その難しさが作品の魅力へと変わっていった。
    特に印象的だったのは、
    「善」と「悪」を単純に切り分けるのではなく、
    人間はその両方を抱えながら生

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    2026年07月17日
  • 車輪の下

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    ネタバレ

    主人公が勉強に押しつぶされて田舎に帰ってきたとき、美しい自然の描写があって、それは世間の評価とは関係なく存在しているという部分がとても心に残った。

    今の社会にある苦悩とかなり似ていて意外だった。

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    2026年07月13日
  • シッダールタ

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    1人の人間が。色々な経験を積み、最後に心の平和を悟るまでの物語。
    全てのものには多様な面があり、一方向から見ただけでは解らない。
    言葉は発した時には、伝えようとする事から外れてしまう。
    全てをそのまま受け入れる事、それが一番単純であるが難しい。
    人としての生き方を考えさせられる物語でした。

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    2026年06月19日