高橋健二のレビュー一覧

  • ゲーテ格言集

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    ネタバレ

    まさに格言集!

    何回も読もう。
    心に刻もう。

    この本は暗い夜道を明るく灯してくれます。

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    2011年10月11日
  • ゲーテ格言集

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    読みおわった、というか…こういった書物に関しては、読み“終える”ということがないですよね。難しい文が多々ありますが、素敵な本です。

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    2011年09月03日
  • 青春は美わし

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    青春は美わし。たった1つの夏を通して、懐かしさがいくつもにじんでる。ゆっくり、しっとり過ぎてく夏がちょっぴりほろ苦い。

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    2011年08月31日
  • 荒野のおおかみ

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    1927年(昭和2年) ヘッセが50歳の時の作品。
    同じ年に紀行『ニュルンベルクの旅』を出版。
    フーゴー・バルがヘッセ50歳の誕生記念に最初の伝記『ヘッセ伝』を出版。その直後バルは41歳で逝去。
    ルート・ヴェンガーと離婚。

    心は自分が全てと繋がっていることを知っている。
    目の前のことに集中している時、没入しきっている時、過去に存在した全て、未來に存在する全てに確信を持てる。

    微笑みを学べ。

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    2012年01月02日
  • 荒野のおおかみ

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    1927年にドイツで発表された作品。
    第一次世界大戦を省みるどころか、再び戦争に向かおうとしている社会を疑うこともなく生きる市民を批判する「アウトサイダー」の立場(おおかみ)の立場をとりながらも、まぎれもなく市民的行動の一部に加担している自分の葛藤が描かれています。そしてそんな自分は自殺によってしか報われない、と考え死を望むハリー・ハラーが主人公。彼はヘッセの自画像だそうです。

    この葛藤はまさに、神経が不安定であったヘッセが色濃く表現されていて、
    その如何ともし難い苦痛には時に目を覆いたくなります。
    一方で、一般論や世の中の体制によって作られる考えを排除し、確固たる「自己」を追求すべ

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    2011年07月31日
  • ゲーテ格言集

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    中途半端な自己啓発本を読むよりか自分でイメージするので、マニュアルの型は無い。そもそも昔に出版された格言を寄せ集めただけのものなので、良く言えばシンプル。悪く言えば地味。しかし、自分はこの本に何度もいろいろ考えさせられてきた。座右の書でもある。

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    2011年06月27日
  • クヌルプ

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    ヘッセの作品の中で一番好きで何度も再読しています。
    幸福とは何か、読むたびに微妙に違う感想を持ちます。

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    2011年06月20日
  • 青春は美わし

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    高校生のうちに読みたい!!!と思って。すばらしかった。”小さい中庭の上にわずかな空が弱い金色の火に燃えていた。”なんて、自分には一生そんな文章は書けないな、と絶望。

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    2011年04月03日
  • 荒野のおおかみ

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    共感しすぎて初めて読んだ気がしない本。

    それでいて先人は刺激的で、まだ見たことのない世界まで連れて行ってくれる。現実の日常でもなかなか得られないような交流が、本を介して作者との間に生まれるのだから、作者の力にただただ頭が下がるばかり。体の奥から勇気が湧いてくる。

    もっと頑張ろう、楽しもう。一度きりの人生を。ひとつだけの世界を。

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    2011年03月19日
  • 春の嵐

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    報われるあてのない努力でも、心から離れない限り無力に終わることはない。

    クーフの作詞家は「ハンス・H」。「車輪の下」のハンスを救済した?そうだといいな。

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    2012年07月12日
  • クヌルプ

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    陽気な愛嬌者が、誰も知らない心の奥底に持つ孤独。ラストの美しさが際立ちます。なぜか毎年、夏が来ると読みたくなる。ヘッセの夏の描写は秀逸。

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    2011年10月02日
  • 知と愛

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    人の一生分の愛、苦悩、不安、情熱、絶望、戦いをみてしまったようです。
    知と愛どちらかの道しか歩むことができないんだろうか。

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    2013年03月02日
  • 郷愁

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    ヘッセの自叙伝と言える作品です。
    新緑を思わせる歓びと、暗く、重いねずみ色の憂鬱―。彼の人生はこの二つの繰り返しではなかったでしょうか。

    苦い恋の経験も、彼が大酒のみであることも、彼への親しみを増させています。共通するものを持っている人は読むべきでしょうw

    短い作品です。一日で一つの人生を体感できます。お勧めです。

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    2010年10月21日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    まさにオルゴールのような短編集。小さな箱を開けると、懐かしさとともに封じられていた世界の秘密が鳴り始める。

    特に忘れられないのが「アウグスツス」と「アヤメ」。

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    2011年06月01日
  • 幸福論

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    あらゆるものから自由であり得た子供時代の貴重な体験を回想しながら、真の幸福とは何かを語る『幸福論』をはじめ、人間として文学者として、幾多の危機を越えてきたヘッセが、静かな晩年に日々に綴った随想と小品全14編を収録。

    ヘッセの随想録ということで、彼の生活を少し垣間見ることができたかのように、とても読みやすく、おもしろい作品だった。
    彼の今までの作品に込められた、人間への愛や自然との共生を解くカギが、この随想録に秘められているような気がしてならない。

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    2010年08月30日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    ヘッセの短編集。
    特に『笛の夢』が好き。
    暗い話なのか明るい話なのか、夢が真実で真実が夢なのか、分からないことだらけ。
    笛とか歌の上手な女性は何を寓意しているのだろう。

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    2010年08月30日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    「Märchenの中の Augustus と Iris は Hesseの書いたものの中でもっとも美しいもので、いわばHesse文学の縮図とも言える」郁文堂 Irisあとがきより

    生きるための支えになる本。私はつねにこの文庫をカバンに入れている。500円硬貨でお釣りの来るこの本が私の歩みを後押ししてくれる。Ich will ! Ich will ! 

    以前の版をお持ちの方は、今の版は『ピクトルの変身』が追加されたので是非再読されたし!Anselmがたどった小路は、果たしてここにたどり着いたのか否やは、皆様のご判断で。

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    2010年07月09日
  • ヘッセ詩集

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    高校の時教科書で一文を知り、感動して以来ヘッセのほとんどを読んできた。
    どの作品も素晴らしいが、やはりこの詩に初めて触れた時の感動を忘れることはない。

    十代の瑞々しい不安を持ち続けることができた者は美しい。

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    2010年07月09日
  • メルヒェン(新潮文庫)

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    ひとの無意識とか感覚とか深層心理的なところに直接響いてくる、ものすごい密度の短編集。

    いまのところ最初のアウグスツスがいちばん好き。

    こんな言葉の構成ができるヘッセは神様みたいだと思った。
    ぞくっとしてきゅんとするかんじ。

    一日にたくさんは読めない。
    おはなしひとつでおなかがいっぱいになる。
    気がむいたときにひとつずつ心をこめて読みたい。
    そんなかんじの本でした。

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    2011年06月06日
  • 荒野のおおかみ

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    自分が抱いている自分のイメージがどれだけ偏っていて、狭いものであるかを強く感じさせられる一冊でした。わたしもハリー同様、新しいことに踏み出すことにためらってしまうし、固定観念をかなり強く持っているところがあるので、ハリーがヘルミーネやマリア、パブロとの会話の中で抱く感情がわかりすぎて読むのが辛かったくらいです。生きているだけでとても価値があるということ、そして人生は短いからこそたくさんのことに挑戦することで輝きを増すということを改めて感じることのできた作品でした。

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    2010年03月08日