下園壮太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本の作りは実に面白い。
著者は陸上自衛隊に所属する心理幹部の方。
この方自身、心理カウンセリングに興味を持って志願したわけではない。
ある日突然、命令が下りて、民間の学校に通い、命令の通り、自衛隊に戻って講義をするという不思議な経歴の持ち主。
でも数多くの心理学の本を読んだけど、読みやすいんだよね。
なんで?と思ったら、ライターは別という仕掛け。
ライターがインタビューをして書き起こしたものだそうです。
表紙を見る限り思わなかったけど、読んでいくとウツに関する話が結構多かった。
「あれー、じゃ、あの時、私はウツで無意識だったけどあの時に対処したことは正しかったんだ」
ということが多かったので、治った今となっては、間違ってないという答え合わせが出来たと思う。
ちょっと厳しいかなと思うのは、基本は人間は原始時代の感情を持っているという軸で考えていること。
まぁ確かにと思う部分もあるけど、原始時代からもう何年?と思うと、こじつけが多いかな。
そんなに原始時代のDNAって未だに残ってる???
この本では何度も繰り返すけど、ココロが疲れたら、ウツだったら、「レールから外れて休んでいいんだよ」「レールから外れるのを怖がってがむしゃらにすることが間違ってるんだよ」ってことはもっと早く知りたかったかもしれない。
大丈夫、今、外れてもまた戻れる。
これをあの時の自分に言いたい。 -
Posted by ブクログ
【この本を読む目的・きっかけ】
●アンガーマネジメントに興味を持ったので、この機会にまとめてこのテーマの本を読んで、自分にあった感情のコントロール方を見つけたい。
【自分の意見・気づき】
●感情が出ないようにするのではなく、出てきた感情をいかにうまく折り合いをつかるか。
●疲れていると、寛容力が下がる。
●性善説で物事をとらえたほうが人に寛容になれるし、人生が生きやすくなる。
【TO DO】
●近しい相手ほど、感謝を忘れがち。定期的に「ありがたいと思うこと」を認識しておくこと。
●「いいところ探し」の達人になる。
●イライラしない為に、疲れをためないこと。
●「自分が正しいと思っていることが、必ずしもすべての人にとって正しいものではないこと、人はみなそれぞれの考え方や価値観を持っていること」を学ぶ -
Posted by ブクログ
本著は自衛隊の過酷な現場から得た心の自己ケアの知恵が込められた本である。
自衛隊式の一つの自己ケアの大切を説き、同時に疲れたときにはしっかりと休養することをすすめている。
本著では、自分自身の調子の度合いを把握することが必要であるとし、その調子が良いのか悪いのか、そうでもないのか判断することで、心身の調子を自分で調節できると主張している。合わせて、不安やイライラともゼロにせずに意識して付き合うことが重要だとも説く。
さて、本著は自衛隊の教官が教える自己管理の内容である。年代問わず生活に取り入れることは可能だ。仕事においても本著が述べている通り、マネジメントの分野にて部下の心身の不調に気付きやすいという点も強調している。
メンタルの耐性は十人十色千差万別である。業種や得意不得意で向き不向きがあるように、メンタルにも同じストレスを与えても平気な人もいれば、潰れてしまう人もいることを忘れてはならない。ならば、どうするか。本著が示唆しているように、自分の心身の調子を自己管理し、意識的に日常に自分の体調を管理できるように工夫を組み合わせるとより効果的であろう。現代においてはデジタルデバイスで心身の管理はし易く客観的に見られるようになった。それらのデバイスや自分の心の声に素直な気持ちで耳を傾け自分を大事に大切にする意識を持つことが本著が説く「心の疲れをとる技術」に繋がると私は思うのだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・不安がりやさんは不安を見すぎ
・不必要な不安で消耗しないことを目指す。
・プチ楽観主義=性格改善ではなく、心の「状態」を変える方法
・不安はエスカレートしていく。不安をゼロにすることはできないが、エスカレーションを止めることはわりと簡単
・不安はリスク回避の機能だか、原始人と同じレベルで発動するため、現代人は実際のリスクよりも過剰に不安を感じがち
・人はエネルギー不足になると心身が疲労する。疲労と不安は相互拡大していく関係
・不安には3段階ある。疲労にも。
・情報過多と蓄積疲労から過剰不安になる。
・不安がりやさんの4つの思考の偏り 自分はだめ、他人は自分を攻撃する、世の中は搾取的、未来は危険
・苦しさには、絶対的な苦しさと、比較の苦しさの2種類
・仮想現実(その人が感じている世界)の苦しさは期待値で決まる。
・期待値は高くしすぎず、現実的な目標イメージを持つことが必要
対策
・不安はなくそうとせず、受け止めてボリュームを調整する。
期待はほどほどに。不安から距離をとり、睡眠をとる。
・ゆっくり変わる、試行錯誤で最適解を探し続ける。変化の目標は7から3。(今の自分が1、完ぺきが10としたとき)
・他力に頼る。神頼み、他人頼み、好き嫌いや勘で決める。
悩むときは集中して短くそして放置、それを繰り返す
苦しみ依存をやめて楽しみを増やす
・嫌な刺激は入れない、逃げる
・癒し系のストレス解消法を育てておく(料理、読書、推し活、動画視聴、軽い運動、散歩、美味しいものを食べるなど
・良い面、感謝できること、学びになることを浴びる
・感謝を感じたほうが自分自身が幸せになりやすい
・楽しいイメージ力を鍛える
人の心の15の特徴
1、人は一貫しないもの
2、感情や欲求はなくせない、
3、人はエネルギーを使いたくない(怠けたい)もの
4、人は成長したいが、なかなか変わらない、成長しない
5、でも、人は変われるし、変わりたい
6、人間関係のトラブルは当たり前に起こる
7、人はそれぞれ、正義もそれぞれ
8、自分を基準に他人の内面を決めつけがち
9、人は他人をコントロールしたがる
10、人の言動、反応にはそれなりの理由がある
11、人は「物語」を見つけ、安心したい
12、子どもの心の強さを求めがち
13、倫理的、客観的でありたい
14、自分を責めやすく、自信を持ちにくい
15、過去の記憶と将来の不安にとらわれやすい -
Posted by ブクログ
自己啓発本っていうのは、あくまでも栄養ドリンクなんですよね。栄養ドリンクって飲むと疲れが消えたような気になりますが、本当に疲れが消えたわけではないですよね。
ここぞだけでは意味がない。
子供の心と大人の心で対比しており
子供の心
我慢強い。忍耐強い。
大人から植え付けられた人間とはこうあるべき。
身動きがとりにくくなる。
一方、大人の心
柔軟な心。
1つの考えにしがみつかない心。
柔軟性がある。
本人がネガティブな感情を、コントロールできるかできないかの違い。これができなくなるとうつになる。
うつの本質は【疲労】なのですが、本来は休む必要があるのに無理して動こうとする。その場合とにかく一刻も早く休むこと。寝ること。その際、アルコールに頼らない。アルコールは寝付きかよくなるけど、アルコールの処理に多くの水分を必要とするため、体が脱水状態に陥り、眠りの質が非常に悪くなる。
即答しない癖をつけることなども有効で、何かを頼まれた際に即答でイエスと答えるのではなく、相手の期待に応えようとすればするほど自分をコントロールしにくくなるため、まずは一歩引いて客観的に物事を考える。
森田療法(不安とは、人にとって避けられない自然な感情だと受け入れる姿勢)など少し参考程度で取り入れるとうつの人に効果的かもしれない。