下園壮太のレビュー一覧
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本著は自衛隊の過酷な現場から得た心の自己ケアの知恵が込められた本である。
自衛隊式の一つの自己ケアの大切を説き、同時に疲れたときにはしっかりと休養することをすすめている。
本著では、自分自身の調子の度合いを把握することが必要であるとし、その調子が良いのか悪いのか、そうでもないのか判断することで、心身の調子を自分で調節できると主張している。合わせて、不安やイライラともゼロにせずに意識して付き合うことが重要だとも説く。
さて、本著は自衛隊の教官が教える自己管理の内容である。年代問わず生活に取り入れることは可能だ。仕事においても本著が述べている通り、マネジメントの分野にて部下の心身の不調に気付きやす -
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ネタバレ・不安がりやさんは不安を見すぎ
・不必要な不安で消耗しないことを目指す。
・プチ楽観主義=性格改善ではなく、心の「状態」を変える方法
・不安はエスカレートしていく。不安をゼロにすることはできないが、エスカレーションを止めることはわりと簡単
・不安はリスク回避の機能だか、原始人と同じレベルで発動するため、現代人は実際のリスクよりも過剰に不安を感じがち
・人はエネルギー不足になると心身が疲労する。疲労と不安は相互拡大していく関係
・不安には3段階ある。疲労にも。
・情報過多と蓄積疲労から過剰不安になる。
・不安がりやさんの4つの思考の偏り 自分はだめ、他人は自分を攻撃する、世の中は搾取的、未来 -
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自己啓発本っていうのは、あくまでも栄養ドリンクなんですよね。栄養ドリンクって飲むと疲れが消えたような気になりますが、本当に疲れが消えたわけではないですよね。
ここぞだけでは意味がない。
子供の心と大人の心で対比しており
子供の心
我慢強い。忍耐強い。
大人から植え付けられた人間とはこうあるべき。
身動きがとりにくくなる。
一方、大人の心
柔軟な心。
1つの考えにしがみつかない心。
柔軟性がある。
本人がネガティブな感情を、コントロールできるかできないかの違い。これができなくなるとうつになる。
うつの本質は【疲労】なのですが、本来は休む必要があるのに無理して動こうとする。その場合とにか -
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人手不足だし税収を増やしたいから「女性活躍」を声高に、見えないムチを振るう。そもそも女性だって働かねばならないし、働きたい。その気持ちに手を差し伸べたかのようでいて、更に「少子化対策」まで背負わせるという両方の社会的課題を背負ったハードモードな存在が、ワーママ。
「働きたいし、子供も欲しい」という無邪気な願望は、親族の目や社会的期待も無意識に取り込んで形成された女性像。社会的価値観による理想モデルの変化により、将来の夢はお嫁さん、とは言い難い世の中になった。
で、ひたすら頑張っていても、子供が熱を出し、急にテレワークに変更したり早退する事になり、結果、誰かに仕事をお願いする事になる。やれば -
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下園壮太さんの本をほかにも読んでみたかったのと、タイトルが具体的過ぎてささったので読んでみた。
1.悩みがなくならないのはなぜ?(基本のメカニズム)
○うつ状態につながる4つの症状
自分を責める/自信を失う/疲労/不安
→特に効果があるアプローチが
「自信」「エネルギー」の低下を改善
○疲労は3段階…辛さも回復期間も2倍3倍となっていく
疲労はポイント制
○自信とは、「自分がなんとかやっていけるだろう」という見積
自信が低下するとネガティブ感情が出る、エネルギーも低下する。逆もまた然り。
○感情をコントロールするのは難しい
★自分自身のケアがすべての土台、知識とスキルを持ちましょう -
Posted by ブクログ
カウンセリングぎ主体、つまりマイナスからゼロ(プラスを伸ばすコーチングとは別)の領域でのスタンスと方法論という理解。
そういう意味では全員に当てはまるわけではないが、味方になる、自信を取り戻してもらう、アドバイスではなくシミュレーションを手伝うというステップは勉強になった。
メモ
誰かから改まって相談をもらった時には、一見そう見えなくても悩みはかなり深いと思って対応したほうがいい。
ほとんどのケースはただ話したい
人はピンチになったら自分の苦しさを表現したい
頑張れ系メッセージの前に守ってやるよ系メッセージを与える
利害関係があったりすると、守ってやるよ系のメッセージが相手を弱くし