【感想・ネタバレ】うつからの完全脱出のレビュー

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Posted by ブクログ

著者は自衛隊のカウンセラー。戦っちゃいけないというけれど、たまにはこんな風に突破してみると、できるかもしれない。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

待ち合わせをしていた近所の本屋で、ふと目に留まってパラパラめくってみたら、今、夫が一番必要としている本だということが分かって、即購入した。うつ病から回復するまでの間に患者が体験する、たくさんの関門とその乗り越え方を示してくれる。うつは、一直線に回復していく病ではない。回復期・リハビリ期こそ、波も激しく、患者本人が焦燥感や絶望感を痛感する時期でもある。体力が少しずつ戻ってきているだけに、突如襲ってくる自殺衝動の嵐が大きな脅威となる。リハビリ期の関門の越え方に重点を置いて書かれたこの本は、復職訓練を開始したばかりの夫を、大いに力づけたようだ。著者は陸上自衛隊の心理カウンセラーである。名著。2007.8

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

こんなカウンセラーさんと出会えたら、いいなぁ…
と読んでいてちょっぴりせつなくなりました。

これほどまでに、うつを寛解・克服するっていうことが難しいものなのかと、ちょっと凹みながらも、難しくても寛解・克服できるんだと思えた本。

少し回復してきてから読むことをお勧めします。

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2012年04月22日

Posted by ブクログ

欝は‘心の風邪’なんかじゃない!
この病気には、バイオリズムめいた波が存在します。
他の本がさまざまな症例を細切れにして見せてくれるのに対して、この本は一人の方の症例を時系列に連続で語ってくれる。
ということもあって‘症例’というものにこれほど肉薄し、実感しやすい本をまだ読んだことがありません。
病者本人はもちろん、関係せねばならない近親者の方々に、
‘普通に見えても消耗してグッタリ’な心のうちと、
‘また重くなってもいつか軽くなる’という実感を抱いていただきたいもんです。

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2009年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 著者のカウンセリング経験で見つけた、回復に向けての9つの関門についてかかれている。理想的なペースで回復した患者を例にとり、各関門でのメールでのやり取りや、その段階の対応方法、回復後の患者の振り返りなどを順を追って書かれてる。
 周りから見ているだけでは分からない、当人の思いが分かり、とても参考になった。社会復帰の段階にかなり時間がかかることに驚いた。(社会復帰中の社員との摩擦と対応方法については、『「困った人」にひそむ「うつ」』下園壮太著が詳しい)
 かなり環境に恵まれた人の回復事例であり、他の人に適用できるか疑問ではあるが、回復の順番と期間、当人の心境を考えるのにとても良い本だと思う。

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2015年05月26日

Posted by ブクログ

評価を廃して「こういうもんなんだ」とわかりやすく見せてくれるところが良い。
周囲の人よりも当事者向け。
具体的な脱出法というよりは、「なんだ自分だけじゃないんだ」という安心感を与えられる感じ。

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2010年12月13日

Posted by ブクログ

自衛隊でカウンセラーをしていた著者が、
実際にカウンセリングした患者さんをモデルケースとして、
うつからの回復への道筋を書いた本です。


さすが多くの患者さんのカウンセリングをしてきただけあって、
うつ病患者の心のうちをと~っても良く把握されています。


『うつ状態の人は、表面的にはにこやかにしていても、心の中ではさまざまな葛藤がうずまき、対人恐怖を持っているのが普通だ』


『うつ状態の人にとって、仕事を休むのは本当につらい選択なのだ。それは、単に仕事を休むという表面的な問題ではなく、自分が持っていた“強い自分”“信頼できる自分”というイメージを捨ててしまう苦しさ、つまり自分の価値観との戦いなのである』


まさにそうです!


さて、では、どうすればそんな辛いうつ状態から回復していけばいいのか。
著者の考えでは、
徹底して「休息」すること
ーです。


モデルケースとなっている患者さんが、
休職し、そして復職する過程が詳細に語られていますが、
正直、
「復職してから、こんなに休まなきゃいけないの?」
と、驚きました。
一ヶ月後には1週間休み、
その後も頻繁に、3日から1週間の休みを取っています。


『今やらなければならないのは、仕事のプロになるのではなくて、自分管理のプロになることです。仕事のことを考える暇があるのなら、どうすれば自分のことをコントロールできるかを考えてみてください』


とのことですが、
やはり、頻繁に休むというのは、
「自分、会社の戦力になれていない。不要な人間なのではないか」
という思いを強めてしまうことにならないでしょうか。
というか、私ならそう思ってしまいます。
そう思わないための、著者の上記の言葉なのだと思うのですが、
それにしても、これだけ復職に積極的な会社というのも、
かなり恵まれた環境ですよね。


『「上手に休めない」のには、二つの大きな理由がある。ひとつは“しがみつき”ということであり、もうひとつは、“休み方を知らない”ことである。
Oさんのように、これまでがんばることで困難を乗り切ってきた人は、ピンチになっても「がんばって、この困難を乗り切ること」にしがみついて、結果的にゆったりとした時間を過ごすことができない。
「ゆっくり休め」と言われても、ゆっくり過ご方法自体、どんなものがあり、どんな効果があるかも知らないのだ。
また、Oさんのような若者は本来エネルギーにあふれている。少し時間があると新しい刺激を求めたり、自分を成長させたりと、何らかの行動し始める』


『それにしても、うつのリハビリ期にある人は、どうして少し調子がよくなると活動し始めてしまうのだろう。すぐに仕事をしてしまう人のほかに、体を鍛えてしまうhじと、サウナに入って疲れてしまう人、買いものに出かけて体調を崩す人。しかもそれを懲りずに繰り返してしまう。
いくつか理由が考えられる。前に紹介した“しがみつき”の問題、魔法を求める気持ち、休むことに対する罪悪感・・・。』


うん。
まさに私はこのタイプかも。
「休む」ということが、
とても難しいタイプです。
「頑張って治さなきゃ」ってなっちゃう。
とくに今回のはそうですね。
以前の「どん底うつ期」より、エネルギーがある状態で、
この時間を活用して、自分を高めるにはどうすればいいか?
とか、考えて、
でも結局、目標に届かなくて、
自己卑下ばかりしまう、というサイクルにはまっています。


正直、著者の休息サイクルは、
休み過ぎでは?
とも思いましたが、
多くの患者さんを快方に向かわせてきた実績があってのことでしょうから、
私も、自分の生活の見直しをしたいと感じました。

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2012年09月28日

Posted by ブクログ

自衛隊のメンタルヘルス対策を行っている下園壮太二佐の本。
完全脱出をはかる患者の人が若い人で、中年の人がストレスで発症するケースとはちょっと違う。

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2009年10月12日

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