下園壮太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長期間持続的に同一のパフォーマンスを発揮する組織であることが求められる自衛隊において、メンタルヘルスをどのように保つか、実際に指導に当たっている教官が教える心の揺れを抑える方法。必要なのは、自分と環境の現状を把握することと、きちんと休みを取り、早めに疲労回復とストレスケアを行うことであると理解した。疲労が蓄積した状態では、パフォーマンスの低下と共に、作業労力が倍増し、新たなストレス源になるという視点は納得いくものであった。また、7:3の割合で目標達成を考えたり、良かったこと・悪かったことを捉えると気持ちが楽になるという考え方も、突き詰めて考える習性のある自分には面白いものであった。なお、組織としては予備を配置しておく重要性が非常に高いと思われるが、一般的には予備=無駄と解釈されがちなので、構成員の疲労をマネージメントできる組織は極めて少ないかもしれない。
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Posted by ブクログ
2024/12/19
【気になったポイントと、わたし的解釈】
・エネルギーが足りない状態で、いくら頑張っても結果は出ない。仕事(→子供の相手)の調子が上がらないときは、間違っても「もっとやる気を出さなくては」と思って頑張り続けてはいけない。
★うまくいかないとき、「どうしてできないんだろう?」の原因探しを始めるのが一番ダメ。頭で考えるだすと、どうしても「能力が足りない、やり方がまずい」という結論に至ってしまう。原因は、「エネルギーの低下」。改善策は一も二もなく「まず寝ましょう」これに尽きる。
・「情報疲れ」。人間の脳が一日のうちに処理できる情報量には限度があるので、許容量を超えたら当然エネルギーが不足し、思考力も低下する。
→私の場合、一日にインスタを見る時間が長すぎる。授乳中、子供の遊び相手をするときに、あえてスマホは近くに持っていかず、充電ポートにおいておく。インスタの代わりに読書時間をとる。
・「自己採点法」で頑張りすぎにまず気づく。
「こころ電池、六点。夫婦2人時間を取れてリフレッシュできた。からだ電池、七点。夜間授乳が3回あり、寝不足。」「不安四点。夫の次女への扱いの雑さが緩和されてきたように感じて◎。だけど、明日のママ友の自宅訪問を控え、明日の午前で家の掃除が整うか、お迎えにあたって不備がないか、色々考えてしまう。」
→まずは1週間、手帳にログをつけてみる?
・休日さえ「充実したプログラムをこなそう」という課題を自らにあたえがち。(私たち頑張り屋さんは、)「十分に楽しいことをするか、成長するか、充実するか」この三つのどれがでないと、「いい休みだった」と思えない。
→預け保育の日、「さぁどうやって充実した夫婦時間にしよう!」とエネルギー以上のことをやってしまっている。休むために一時保育をとっているのに、「一日出歩いて疲れた」になっている。
→ランチだけ外で食べて家で各々タイムをとるのも◎。また、夫に長女(&次女?)を3時間ほど連れ出してもらい、「家で無計画に1人で過ごす時間」を週1か2週に1度でもとりたい。
・睡眠は、もっと「ざっくり」でいい
「いまはエネルギーが足りないから、ぐっすり眠れなくてあたりまえ」。「夜中に3回、トイレ(→夜間授乳)で目が覚めて眠れなかった」としても、その時間をマイナスしなくてok。睡眠アプリも、見ない。(眠れなかった、と思うだけで、心のエネルギーを消耗するため。)
・SNSで、相談窓口としてのコミュニティをもっておく。
・怒りの点数化
「人生で一番怒った時を十点として、今回の怒りは何点?」客観視できる、あれこれ考えているうちに感情をクールダウンできる。
→実際にやってみて、よかった!少なくとも気が紛らわされ、落ち着けた。
2025/12/05再読
8.9時間寝る
眠れなかったな→「合計9時間横になれた。バッチリだ!」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本の中で使用されているメインカラーが緑色で、目にやさしくて気持ちも穏やかになるような配色で読みやすかったです。
自分が休職中ということもあり、内容は「なるほどたしかに」と実感として理解できるものも多かったです。
「怒り」や「不安」などの「感情」は、人間が危険から身を守るために持つようになったものだが、現代では命を脅かすほどの危険はほとんどないため、その程度の感情に対しては「我慢する」という新たな機能が加わった、という説明は分かりやすかったです。
そしてその「我慢」にも地味にエネルギーを使うため、その時間が長くなると疲労が少しずつ溜まっていく。
逃げられる、助けを求められるということは決して心が弱いのではなく、「大人の心の強さ」であるという言葉もしっくりきました。
Chapter3は会話形式で「休み方」について考える形になっていて、サクサク読めました。
全体的に読みやすい本だったと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めたときは最後まで読み通せるかな…と正直、退屈してましたが、次の一節で我に返りました。
子どもは、お父さんとお母さんと同じ、ひとりの人間です。親が努力したからと言って、親の思うような成長を遂げるとは限らない。というか、まず思いどおりにならないし、思いもよらないことのほうが多く起こるものです。
本当にそうですね。
「自分の戦力をチェックしよう」のパートで、支援環境チェック 労力編、メンタル編を確認したら、あまりに私は戦力不足で、少し落ち込みました。自分の親は遠方で頼れないし、パートナーの親はこちらがむしろサポートする側なので、頭を抱えました。あとのページでコツは紹介していましたが…。
この本で書かれているように、最終目標を「ママがうつにならないようにすること」と意識すると、心が少し楽になりますね。
また、子育てに「ダメージコントロール」の発想はなかったので参考になりました。最近、疲れてすぐ昼寝してしまうのもしかたないことなのだと思い、自分に優しくできそうです。
読み返すことがありそうなので、購入して手元に置いておこうと思います。この本と出会えてよかったです。 -
Posted by ブクログ
子育ては戦場。本当にその通りで、誰一人同じということはないし、育児書通りにやってうまくいくことなんてなかった。これでいいのだろうか?といつも不安でイライラして、いろんな本を読んだり調べたりするけど気休めだよなぁと思うことばかりだった。でもその不安も抱いていていいんだとこの本を読んで思った。不安とは将来の危険を予測する感情。怒りとは敵を威嚇し撃退すること。あきらめとは無駄なエネルギーの消費を中止し、次の課題に向かわせること。ネガティブに思う事も、この本はそれでいいと言ってくれた。全部必要な感情なんだと。これを読んだときは目から鱗!育児はもちろん、家事だろうが仕事だろうが日常の全部に当てはまることだと思う。
重要なのはとにかく自分が壊れてしまわないように期待値を下げて、自分を守ることがニコニコに繋がるということだと受けとった。 -
Posted by ブクログ
SNSでみつけて即手に取った。私を含め読者の9割はイライラや怒りで具体的なトラブルや問題を経験している人間だろう。本書はそういった読者を強く意識しており、随所に「怒ってもあなたは悪くない」というメッセージが繰り返されている。
ちなみに本書の全体の7割くらいは、怒りは疲れのせい、だから休め、という内容。元も子もないようにも感じるが、自分自身の経験と照らし合わせても一致する。継続的に仕事が忙しく寝不足が続く、当日も空腹だったり仕事で嫌な思いをした、この先もこの仕事量が落ち着く見込みが立たない、怒りが我慢できないのは大体そういう過去未来現在の悪い要素が重なった時だ。
その他のコンテンツとしては、怒りそうな時の対処法、怒った後の対処法がいくつかずつ。周りの怒ってる人とどう付き合うかや、親子関係についてもわずかにページを割いているが本書の内容をより具体的に解説したものなので割愛。
怒りそうな時の対処は基本的に逃げろ離れろ。本書を読んで目から鱗だったのは3点、その内の一つが「怒ってる状態から我慢は無理、アンガーマネジメントも無駄」と断言したこと。アンガーマネジメントは起こる前のプチイライラを抑えるだけにしか使えない、だから怒った状態になったらもうその場で収めるのは無理。せめて何か(他人や自分の評価)を傷付けたりする前にその場から離れろと。経験上、怒り心頭、大声で捲し立てている最中に「深呼吸!7つ数えろ!」と外野から宥められたところで聞く耳持てないが、それが普通だと。
怒った後の対処については具体的な取組みがいくつか紹介されている。その内の脳内口論シミュレーションは自分も中学生くらいから自然と実践していた。怒る自分を責める前に、相手の落ち度をとことんまで追求し、自分の正当性を確保する、自分を守ることは大事。自分の立場が正しいと自分自身を納得させ、立場が上と思えたら初めて相手の言い分を聞く余裕が生まれる。目から鱗2つ目は、このステップでは相手をボッコボコにした方がいいということ。陰口叩いて味方をつくり、いかに相手が卑劣だったか広げて自分の正当性を既成事実化する。もちろん相手や範囲は選ぶ必要があるが、あくまで自分を責めないことを最重要としている。筆者のカウンセラーとしての立場上のこともあるが、クライアント第一でクライアントに正論を突き付けても意味がないからこその方法論でもあるはず。とにかく実践する側にとって随分と気が楽になる方針。
目から鱗3つ目は、回復まで年単位で時間がかかっても普通ということ。自分自身、高校時代のトラウマが解決したのは15年ほど経ってから。それまで年に1度程度当時の夢を見続けて、これは一生引きずるのかと不安になったがある日の夢で突然(自分の中で)解決した。筆者もあるストレスから復帰するのに1年ほどかかったという。
最後に、本書はストレスとの付き合いについて知識だけでは意味がなく練習実践が必要としている。ざっくり言えば人生経験だと。何となく程度にはいまよりマシになるような気持ちになれた。