あらすじ
「苦しみ依存」をやめ、楽しくラクに生きる!
同じことを経験しても、ネガティブに受け取る人と、たいしたことないとスルーできる人がいます。前者の不安がりやさんには「4つの思考の偏り(信念)」(自分はダメ、他人は自分を攻撃する、世の中は搾取的、未来は危険)があり、それに基づいた世界で生きています。かといって、楽観的になるのはリスクを避けられなくなると怖く、なぜか罪悪感も覚えてしまう。不安だらけの日々はしんどく、エネルギーも消耗するため、うつの原因にもなります。プチ楽観主義はそんな不安がりやさんが、ちょっとだけ楽観寄りになれるメソッド。性格を変えるのではなく心の「状態」を変え、過剰不安で消耗しないことを目指します。
「不安はエスカレーションする」「疲労と情報が不安を強くする」など不安の正体を知り、「不安はなくそうとせずボリューム調整」「1日9時間寝る」「自己決定をやめて神頼みしてみる」「快感シャワーで快を増やす」「苦しみ依存をやめる」などさまざまなプチ楽観主義のテクニックを紹介。不安でガチガチの自分を上手にゆるめ、気楽に自由になりましょう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冒頭の、不安がりやさんとそうでない人の世界の見え方の違いのイラストが、とてもうまく伝えていると思う。そしてプロローグに書かれているように、ポジティブな自分に変わることを目指すのではなく、不安がりを少しだけ改善する方針はとても良いと思うし、不安がりやさんのことをよく分かってるなと思う。
Posted by ブクログ
不安になるとしんどいので消し去りたくなるが、第二・第三段階になるとやればやるほど自己嫌悪になり余計にしんどくなるというのは、自分に当てはめて本当にそうだと思った。
第三段階までは行ったことがないが、第二段階まではよく行っているので、第一段階に戻ったところで、著者の言うゆるい感じでプチ改善をするのは有効だと思う。
改善の仕方は著者の優しさと言おうか、本当にゆるくわかりやすくありがたいです。
Posted by ブクログ
・不安がりやさんは不安を見すぎ
・不必要な不安で消耗しないことを目指す。
・プチ楽観主義=性格改善ではなく、心の「状態」を変える方法
・不安はエスカレートしていく。不安をゼロにすることはできないが、エスカレーションを止めることはわりと簡単
・不安はリスク回避の機能だか、原始人と同じレベルで発動するため、現代人は実際のリスクよりも過剰に不安を感じがち
・人はエネルギー不足になると心身が疲労する。疲労と不安は相互拡大していく関係
・不安には3段階ある。疲労にも。
・情報過多と蓄積疲労から過剰不安になる。
・不安がりやさんの4つの思考の偏り 自分はだめ、他人は自分を攻撃する、世の中は搾取的、未来は危険
・苦しさには、絶対的な苦しさと、比較の苦しさの2種類
・仮想現実(その人が感じている世界)の苦しさは期待値で決まる。
・期待値は高くしすぎず、現実的な目標イメージを持つことが必要
対策
・不安はなくそうとせず、受け止めてボリュームを調整する。
期待はほどほどに。不安から距離をとり、睡眠をとる。
・ゆっくり変わる、試行錯誤で最適解を探し続ける。変化の目標は7から3。(今の自分が1、完ぺきが10としたとき)
・他力に頼る。神頼み、他人頼み、好き嫌いや勘で決める。
悩むときは集中して短くそして放置、それを繰り返す
苦しみ依存をやめて楽しみを増やす
・嫌な刺激は入れない、逃げる
・癒し系のストレス解消法を育てておく(料理、読書、推し活、動画視聴、軽い運動、散歩、美味しいものを食べるなど
・良い面、感謝できること、学びになることを浴びる
・感謝を感じたほうが自分自身が幸せになりやすい
・楽しいイメージ力を鍛える
人の心の15の特徴
1、人は一貫しないもの
2、感情や欲求はなくせない、
3、人はエネルギーを使いたくない(怠けたい)もの
4、人は成長したいが、なかなか変わらない、成長しない
5、でも、人は変われるし、変わりたい
6、人間関係のトラブルは当たり前に起こる
7、人はそれぞれ、正義もそれぞれ
8、自分を基準に他人の内面を決めつけがち
9、人は他人をコントロールしたがる
10、人の言動、反応にはそれなりの理由がある
11、人は「物語」を見つけ、安心したい
12、子どもの心の強さを求めがち
13、倫理的、客観的でありたい
14、自分を責めやすく、自信を持ちにくい
15、過去の記憶と将来の不安にとらわれやすい