あらすじ
「最近仕事がまわらなくて辛い」 「悲しくもないのに涙が止まらない」 「なぜかずっと不安が消えない」 ―—その悩みには「休む」しかありません! 実は、ほとんどの悩みは「疲労」から始まります。 だからこそ生きづらさを感じたときに必要なのは、 「心を強くする方法」でも「自己肯定感を上げる方法」でもなく、 とにかく「何もしない」こと、つまり休むことです。 ただ忙しい現代人にとって休むのはとてもハードルの高いこと。 「休んだほうが状況が悪くなる!」と思う人も多いでしょう。 そこで本書では、本当は休むべきなのに休めない人たちに、 “ちょうどいい”休み方をご紹介します。 ただ、休み方に「正解」はありません。 そのため、さまざまなケースを挙げて休み方のヒントを散りばめました。 きっとそのなかから自分に合う休み方が見つかるはず。 「頑張りたい!」というしがみつきを手放し、 柔軟に生きるための考え方が身につく一冊です。
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Posted by ブクログ
本の中で使用されているメインカラーが緑色で、目にやさしくて気持ちも穏やかになるような配色で読みやすかったです。
自分が休職中ということもあり、内容は「なるほどたしかに」と実感として理解できるものも多かったです。
「怒り」や「不安」などの「感情」は、人間が危険から身を守るために持つようになったものだが、現代では命を脅かすほどの危険はほとんどないため、その程度の感情に対しては「我慢する」という新たな機能が加わった、という説明は分かりやすかったです。
そしてその「我慢」にも地味にエネルギーを使うため、その時間が長くなると疲労が少しずつ溜まっていく。
逃げられる、助けを求められるということは決して心が弱いのではなく、「大人の心の強さ」であるという言葉もしっくりきました。
Chapter3は会話形式で「休み方」について考える形になっていて、サクサク読めました。
全体的に読みやすい本だったと思います。