あらすじ
【元自衛隊の心理カウンセラーが贈る、メンタル不調を抱えるママの心がラクになる40の処方箋。】
「夫や子どもにイライラ」
「仕事も子育ても中途半端でモヤモヤ」
「ワンオペ育児でウツウツ」
子育て、仕事、家事。
過酷な現代の子育て環境の中で日々奮闘し、疲れ果てているワーキングマザーたちは、
イライラや不安、自責感、プチうつなど、メンタルの不調を抱えがち。
そんなワーママたちに向けて、元自衛隊の心理カウンセラーが、
心をラクにするための〈心構え〉と〈対策〉を40のポイントにまとめました。
本書は自衛隊式の思考法で「基本→戦況分析→戦力分析→実践」とステップを進めます。
「基本」(心のメカニズム)から「実践」(行動プランの策定)まで進んだあとは、
SNS時代を生きるママが知っておきたい「情報とのつきあい方」、そして「Q&A」でさらに実践的なアドバイスも。冒頭と巻末付録では、アンケートに寄せられたワーママたちのリアルな声を紹介します。
《子育て無理ゲー時代》を生き抜いていくために、一番の土台となるのは「自分自身のケア」。
でも時間がないし、そんな余裕もない。
だからといって、自分のケアを怠るとますます状況が悪化してしまう......
そんなママたちに向けて、本書をお届けします。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ワーママでメンタル崩壊しそうだったのでw
読んで良かったです。
子育ては「戦場」であると定義してくれて、自分がいる環境がそこまで過激であることを客観的に教えてくれて、それに対してどうメンタルを準備すれば良いか、戦略的に教えてくれた。
子育ても順序を踏めば、それなりに対策できることを知れて、心が楽になりました。
心に残った文章抜粋⬇️
ママが鬱にならないことが最終目標で良い
人が鬱っぽい状態に陥るときは、①本人のエネルギーが低下している②本人の自信が低下しているのいずれかが見られます。つまりエネルギーと自信を持っていれば何とかなる。
中途半端は実は絶妙バランスと言う言葉に救われた。中途半端バランスの戦い方には弱点がある。それは全てがほどほどであるが、ゆえに状況の変化に弱いということ。子育てでも、仕事でも人付き合いでも何か変化トラベルが発生した際に、自分のエネルギー余裕を持つだけではなく、いざとなったら、他者の力を借りくる腹づもりをしておく。子育ての予備隊、仕事の予備隊、人付き合いの予備隊などなど、今のうちに戦力を増強しておけるものはないかピックアップしておきましょう。
時期を見積もっておく。忙しくなりそうだなと思うときには備えておく。
相談相手を持つ。このジャンルは、この人に相談。しかも複数に用意しておく。
ママ自身が疲れないために情報の取捨選択をするべきと言う言葉にはっとした
Posted by ブクログ
キャッチ―なタイトルだが、書かれている内容はワーママ以外の人にも当てはまる。
大人であっても、子どもであっても自分のキャパ以上に頑張っている人はたくさんいる。
「そもそもあなたの毎日は無理ゲーなんですよ」と専門家が言ってくれたら、ものすごく救われる。
無理ゲーを生きる人にちょっと立ち止まって読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
子育ては戦場と言っていて、まさにその通りだと思いました。
予想外の出来事が起こるし、時には続くこともあって、戦場で予想外の地雷を踏んで爆死するのと同じレベルのダメージです。
でもそれは、自分のやり方が悪いから、ちゃんと出来ていないから、とかではなく、戦場で戦っているのと同じくらい大変なことに向き合っているんだということ。
みんなやってるから私ばっかり愚痴ってはいけない、なんてことはないんだと、とても励まされました。
戦いに行くのと同じように、「作戦を練っておく」というやり方を私も取り入れたいと思います。
Posted by ブクログ
読みやすく年末に一気読み。
元自衛隊の心理幹部による現代のワーママ子育てのストレスは戦場並みという言葉に救われる。
「ママがうつ状態にならない」ことを最終ゴールとした目標設定に目から鱗。うつリスクを感じたときの段階別緊急プラン設定は年始に早速やっておく。
Posted by ブクログ
読み始めたときは最後まで読み通せるかな…と正直、退屈してましたが、次の一節で我に返りました。
子どもは、お父さんとお母さんと同じ、ひとりの人間です。親が努力したからと言って、親の思うような成長を遂げるとは限らない。というか、まず思いどおりにならないし、思いもよらないことのほうが多く起こるものです。
本当にそうですね。
「自分の戦力をチェックしよう」のパートで、支援環境チェック 労力編、メンタル編を確認したら、あまりに私は戦力不足で、少し落ち込みました。自分の親は遠方で頼れないし、パートナーの親はこちらがむしろサポートする側なので、頭を抱えました。あとのページでコツは紹介していましたが…。
この本で書かれているように、最終目標を「ママがうつにならないようにすること」と意識すると、心が少し楽になりますね。
また、子育てに「ダメージコントロール」の発想はなかったので参考になりました。最近、疲れてすぐ昼寝してしまうのもしかたないことなのだと思い、自分に優しくできそうです。
読み返すことがありそうなので、購入して手元に置いておこうと思います。この本と出会えてよかったです。
Posted by ブクログ
イライラするから疲れるんじゃなくて、疲れてるからイライラするんだよ、と責めないで解説アンド改善策を示してくれるのがよかった。
これから子育てする人にもおすすめの本。
以下メモ。
なんでも中途半端→子育ての絶妙なバランスを取れている
休む、離れるが基本。
Posted by ブクログ
子育ては戦場。本当にその通りで、誰一人同じということはないし、育児書通りにやってうまくいくことなんてなかった。これでいいのだろうか?といつも不安でイライラして、いろんな本を読んだり調べたりするけど気休めだよなぁと思うことばかりだった。でもその不安も抱いていていいんだとこの本を読んで思った。不安とは将来の危険を予測する感情。怒りとは敵を威嚇し撃退すること。あきらめとは無駄なエネルギーの消費を中止し、次の課題に向かわせること。ネガティブに思う事も、この本はそれでいいと言ってくれた。全部必要な感情なんだと。これを読んだときは目から鱗!育児はもちろん、家事だろうが仕事だろうが日常の全部に当てはまることだと思う。
重要なのはとにかく自分が壊れてしまわないように期待値を下げて、自分を守ることがニコニコに繋がるということだと受けとった。
Posted by ブクログ
ワーキングマザーだけでなく、ワーママの配偶者や、その他転職した人などいろいろな立場の方々にとって、ご自身のことに限らず、同僚や部下のことを考える上でも参考になることが多いと思う。
Posted by ブクログ
タイトルを見て、「正に今の自分が読むべき本だ!」と感じてすぐに読みました。
毎日、気を張り詰めて、子どもたちの世話や体調管理、保育園・学校の行事や連絡事項、家事、仕事…とあれもこれも考え、やらなければならないことに忙殺されていて、自分のことを考える時間なんてない!
と思ってしまいがちですが、この本を読むと、何よりも母親自身が、休んで疲れを取ることが大事だと何度も書かれていて、「そうか、家族を守るためにも、私は休んでいいんだ」と思えるようになりました。
気分が落ち込んで、自分を責めたり、イライラして言動に現れてきたら、とにかく休むこと!
元自衛隊のカウンセラーという肩書きで、戦略的に疲れを取る方法が書かれていて、今まで読んだことのない視点での「戦法」を教えてくれる本でした。
Posted by ブクログ
タイトルに引かれ読んでみることに。
出産後、少しの物音でも目覚める体質に。昔は永遠と眠れたのに(笑)
疲労溜まってたんだろうな。
自分を大切にしようと思えたし、無理も良くないし、色々な期待値も高すぎないようにしよう!
皆、元気でキラキラ輝いて見えてたけど、アンケート結果見てちょっと安心した(笑)いや、社会としては大問題だけど…
Posted by ブクログ
人手不足だし税収を増やしたいから「女性活躍」を声高に、見えないムチを振るう。そもそも女性だって働かねばならないし、働きたい。その気持ちに手を差し伸べたかのようでいて、更に「少子化対策」まで背負わせるという両方の社会的課題を背負ったハードモードな存在が、ワーママ。
「働きたいし、子供も欲しい」という無邪気な願望は、親族の目や社会的期待も無意識に取り込んで形成された女性像。社会的価値観による理想モデルの変化により、将来の夢はお嫁さん、とは言い難い世の中になった。
で、ひたすら頑張っていても、子供が熱を出し、急にテレワークに変更したり早退する事になり、結果、誰かに仕事をお願いする事になる。やればできるのに仕事に全振りできずに中途半端。子育ても中途半端。子育てには一緒にいてあげる時間が長ければ長い方が良いとか、誰かの夫は料理も完璧でみたいなチクチク言葉がイライラを増長。頼んだ仕事のお詫びにと振る舞うお菓子、背中越しに聞こえるダイエット中というセリフの追い討ち。ズタボロな心身、とどめに「子持ち様」。
こんな無理ゲーでは鬱になる。その処方箋のような内容が本書。鬱にならないために。鬱になったらどうすれば。鬱後の人生。鬱がお産みたい、女性の登竜門のようだ。色々、間違っている。
この本はこの本として、社会が変わらなければならない。男性(奴隷)社会において名誉(奴隷)男性を目指す女性の生き方は、そもそも美化されるものではないし、労働の美徳は盲信である。資本家に対し、自らの命が一番大事である事を当たり前に選択できる社会のために、資本主義をぶっ壊すか、法律を変えるか。普通は後者だが、興味があるのは常に前者である。
Posted by ブクログ
下園壮太さんの本をほかにも読んでみたかったのと、タイトルが具体的過ぎてささったので読んでみた。
1.悩みがなくならないのはなぜ?(基本のメカニズム)
○うつ状態につながる4つの症状
自分を責める/自信を失う/疲労/不安
→特に効果があるアプローチが
「自信」「エネルギー」の低下を改善
○疲労は3段階…辛さも回復期間も2倍3倍となっていく
疲労はポイント制
○自信とは、「自分がなんとかやっていけるだろう」という見積
自信が低下するとネガティブ感情が出る、エネルギーも低下する。逆もまた然り。
○感情をコントロールするのは難しい
★自分自身のケアがすべての土台、知識とスキルを持ちましょう
2.そもそも子育て環境が無理ゲー(戦況分析)
3.自分の戦力をチェックしよう(戦力分析)
○セルフチェック
・自分のストレス対処能力は?
・いざというときに助けてくれる支援環境は?(お金労力メンタル)
4.子育て戦場での戦い方(実践編)
○まずは自分!全体を見回してクールな指揮官となる
○最終目標は「お母さんがうつにならないこと」(キラキラママを目指さなくてよし)
○ダメージコントロールでパフォーマンスの低下を防ぐ
○エネルギー補給…睡眠確保、休み確保
緊急プランのポイント3つ
1重要戦力の予備隊を持つ
自信の補充…相談できる仲間や、元気になれる情報源を確保(本や漫画など)
2時間軸で見積もってみる
3誰かに相談することを重視する
5.子育て情報うつにならないために
○少しでもうつっぽいときは情報を遮断、刺激を減らす
☆自己啓発本や宗教本は自分が疲れていないことが大前提
→うつ状態で読むとできてない自分を責めてしまう
Posted by ブクログ
・理想の子育てトラップ
まるで自分のパフォーマンス結果として、子育てをチェックしてしまう。期待値があがってしまう。人はエネルギーを使用したら、その分の報酬や見返りを欲しがる。
・期待値が外れる→自信をなくしてしまう
例 2人目は楽になるはず→×
2人目の子育ては、2回目の子育てだから慣れているはず、ではなく、「1人目を育てながらの子育て」という初めての体験になる。
・緊急プランA.B.Xをたてる
・「先回りの思考」は、男性はそもそも苦手
→子供周りの荷物の準備とかは、そもそも夫に期待しないのがよい。もしくは、リスト化してそれ通してもらうか。先回り脳は女性特有なんだ、と理解する。考え方が違う、と理解する。
・疲労度が高いと、感情の振れ幅も2倍3倍になる。
→こんなことでこんなに動揺するなんて、わたしはほんとにだめだ。メンタルが弱い。
ではなく、「今はこんなに深く反応してしまうほど、心が弱っているんだ。そういう時期なんだ」と、"理解"する。
Posted by ブクログ
「現在の子育て環境はのリスクは戦場並み」と下園先生。過剰表現ではなく、本当に危ういからママのセルフケアを何よりも重視しなければならないという内容。
下園先生の書籍3冊目か4冊目。
アプローチを変えながらも先生の考えは変わらないし、状況に応じて私も受け入れられるから今後も駆け込み寺にしたいと思ってます。
最近イライラして子どもに冷たくしてしまうことが何度もあったけど、イライラしないように、ではなく子どもの前で出さないように、一旦退避したり推しの画像を見るなどで気を逸らしてみようと思います。
メンタルクリニックの通院経験はでかい。
受診のハードルはかなり下がっているので、不穏を感じたら先生にすぐ相談しようと思う。
メンタル堕ちの経験がこれからのお守りになることを実感してる。。