下園壮太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読むまでは、ナメテました。
『コミュニオン』とか、『こころの対話25のルール』と同じ本だろうと。
違いました。
実践的です。
すばらしくいい本だと思います。
相談場面こそ、現代ではとても難しくなった深い人間関係や信頼関係を築くチャンスだと考え、
プロでも失敗するのだから、がんばってスキルを身につけましょうというスタンス。
これが、またいいです。
そして、話も具体的。
相談場面を3段階に分けて、それぞれに使う言葉も具体的に書かれてます。
しかも、難しくありません。
これだけ心がければ、確実に会話は変わると思える内容です。
こういうコミュニケーションスキルを磨いていきたいもんです。
以下、メモ。
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問題解決志向のアプローチには限界がある。
いわゆる、質問に答えるだけの『5分間相談』は「悩みの深い相談者」には、十分な効果を上げることができません。
相談を持ちかける人の、3つの層
?普通の悩み
?悩みモード
?うつ状態
誰かから改まって「相談」を持ちかけられたら、一見そうは見えなくても、悩みはかなり深いと思って対応したほうがよい
人にはピンチになったら自分の苦しさを表現したいという欲求が組み込まれている。
自分のピンチが仲間に伝わった。その瞬間に大きな安心を感じることができる。
「自分がピンチだとわかってくれている人がいる」そう感じるだけで、再び闘う力がわいてくる。
コミュニケーションでは、自分の思った通りに相手が受け取ってくれない場合がある。それを『裏メッセージに取られる』という。
1時間相談法は、とくに女性の悩みを支援するときに効果的。
悩みの深い相談者にうまく対応するには、1時間相談法で臨む。
1時間相談法では、「がんばれ」系メッセージを与える前に、まず「守ってやるよ」系メッセージを与える。
まず、溺れている人には「浮き輪を投げる」
「1時間相談法」3つのステップ
?「相談者の味方になる」段階
?「自信を取り戻させる」段階
?「解決のヒントを与える」段階
5分間相談法との違いは、「相談者の頭を働かせる」ということ。
ステップ1「相談者の味方になる」
メッセージ0 「それはたいへんだ」
初めに行うのは、相談内容に対して「大変な問題だ」と言ってあげること
メッセージ1 「苦しかったね」
人に相談しなければならないほど落ち込んだとき、ポジティブ・シンキングの考え方は、もっとも重要な「苦しかったね」メッセージを否定してしまう。
メッセージ2 「よくがんばっているね」
メッセージの与え方
まず、30分、徹底的に聞く。
自分の意見を言わない。自分の経験談、自分の価値観、具体的な解決策やアイデアの提示を30分間控える。
質問や要約は多様する。もし、話し始めようとするタイミングが重なった場合、必ず譲る。
なぜ、相談者はそう感じるのか、そう考えるのか、その過程かを相談者から教えてもらうというつもりで聞き続ける。
30分聞き続けるためのテクニック
?相手の話に合わせて小さくうなづく。時折大きく飲み込むようにうなづく。
?発言するときは、必ず、相手がこれまで何を言ったのか、そのことを繰り返してから、発言する。
要約なしで質問を続けていくと、どうしても非難の調子のこもった尋問調のリズムになってしまう。1つ1つの質問の前に要約を入れることによって、このリズムに陥らないようにすることができる。
?要約・質問で発言するとき、自分の声をよく聞く。
ステップ2 「自信を取り戻させる」
メッセージ3 「無理もないよ」
第一の無力感は、「私はこれができないという、ある問題限定の「できない」感
第二の無力感は、「私は、弱い」という実感。
メッセージ4 「善戦しているよ」
ステップ3 「解決のヒントを与える」
メッセージ5 「こうすればいいよ」
相手は、意見や情報は欲しいが、規制は受けたくない。
テクニック1 テーブル広げ
相手が話した内容を、1つ1つコンパクトにまとめながら要約し、それまでの話を一気に振り返る。
相談とは、相手の心が軽くなる可能性のある作業を積み重ねていくこと
テクニック2 「アドバイス & どう?」
アドバイスの初めに「自分だったら」と枕詞をつけ、内容を10秒以内で話し、最後に「どう?」をつける。
味方と認められるまでは、耳を貸してもらえない。自信が回復しないと、アドバイスは受け入れてもらえない。
テクニック3 シミュレーションを一緒に行う
問題解決が難しい場合、問題解決からいったん離れて、相談者がどんなに苦労しているのか、どんなにがんばっているのかに焦点を当てなおす作業=「一緒に困る作業」を入れる。
強いうつ状態の人には、とくに「苦しかったね」メッセージを十分に与える。
「こうすればいいよ」メッセージ、つまり、アドバイスやシミュレーションは必ずしも必要ない。 -
Posted by ブクログ
待ち合わせをしていた近所の本屋で、ふと目に留まってパラパラめくってみたら、今、夫が一番必要としている本だということが分かって、即購入した。うつ病から回復するまでの間に患者が体験する、たくさんの関門とその乗り越え方を示してくれる。うつは、一直線に回復していく病ではない。回復期・リハビリ期こそ、波も激しく、患者本人が焦燥感や絶望感を痛感する時期でもある。体力が少しずつ戻ってきているだけに、突如襲ってくる自殺衝動の嵐が大きな脅威となる。リハビリ期の関門の越え方に重点を置いて書かれたこの本は、復職訓練を開始したばかりの夫を、大いに力づけたようだ。著者は陸上自衛隊の心理カウンセラーである。名著。2007.8
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Posted by ブクログ
ゆるっとした絵もあいまって、読んでいるだけでなんだか楽しくなりました。
インドア・アウトドアそれぞれの楽しみ方が色々紹介されていたけど、最後に「台湾に行ってみた」があって「行動力すげぇ…」ってなりました。
最初に「おうち入院」が出てきて
「こんなの風邪ひいた時くらいしか許されないやつ…」
なんて思いながら読んだけど、睡眠は何より大事=しっかりした睡眠をとるにはこれが一番安上がりで手軽な方法、と思いました。
休みの日や時間にはついつい「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」を詰め込みたくなるけど、たまにはリセットの意味もこめて”おうち入院”をやってみようかなという気になりました。 -
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
こりゃ、少子化になるわな日本、と思いました。
今の日本で子育てするには、下園先生の提示する自分へのケアが必要不可欠です。が、本来それって、やはり個人の責任に追いやるべき事ではなくて、社会全体が子育てすべきなんでしょうね。平成は子育てを家庭の領域に押し込めることで、日本社会としてはコスト削減に成功したと言えるでしょう。
子どもの人権が守られることは望ましいながら、今「雑な子育て」ができなくなっていることでもあり、これは相当能力のある人しか子育てが許されないという意味でもあり、かなり問題だと思いました。本当は、社会構造に問題があるのです。
自分が結婚適齢期だった頃は男性の賃金が低くなり始めたものの、「二馬力で結婚したほうがコストがかからない」とまことしやかに言われていた時期がありました。しかしこれも今振り返ってみると、団塊の世代の成功事例であって、自分のような団塊ジュニア(ニアイコール就職氷河期世代)にはあまりあてはまらなかったのだなと思いました。
現在の子育てが無理ゲー(もしくは戦場)状態って、一番やりやすい解決策って、夫の収入だけで妻子(子ども2人)を養えるようにすることなんじゃないかと思っています。実はそれだけで、かなり解決されるのではないかと。
実際働いているママさんも、不本意就労(夫の収入だけで賄えるなら本音としては自分は働きたくない)という人も多いのではないでしょうか。そこを解決するだけで、「子持ち様」問題はかなり解決される気がします。
こうなっていない現状からすると、日本は体力・経済力モンスターのパワーカップルか、何も考えない人しか、子育て(後者は子育てを放棄する人もいそう)する人はいなくなる気がします。ごく一般的な中間層(も没落し下層が増えつつある)が、結婚・出産しなくなったことが非常に問題なのです。日本の未来は結構真っ暗かもしれません。
自分は少子化に貢献してしまってすみません、としか言いようがありません。せめて介護とかに手がかからぬよう、一人でひっそり死んでいくことを目指します・・・。
でも、子育てしているごくふつうのパパさんママさんは、陰ながら応援しています。 -
Posted by ブクログ
子育て本といえば教育関係者の著者が多い中、「元自衛隊メンタル教官」という肩書きに惹かれて手に取った一冊。
根性論的な熱血子育て本かと思いきや、そんなことは全くなかった。
自分たちが子どもの頃と比べた価値観の違いや、「将来こうなったらいい」というふんわりした理想論ではなく、もっと現実的に、これからの社会で子どもたちが生きていく姿を想像させてくれる内容だった。
特に印象に残ったのが、「親の我慢系のこだわりは、令和時代の幸せの障害になる可能性がある」という言葉。
良かれと思って頑張らせることや我慢させることが、実はこだわりすぎているかもしれないという指摘に、痛いところを突かれた気がした。
令和のこの先、子どもが大人になったときに本当に必要なスキルは何なのか。そのために、今の親にできることは何なのか。
時代が大きく変わる中で、自分自身が「当たり前」だと思っていた子育て観を、一度立ち止まって見直すきっかけになる一冊だった。
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Posted by ブクログ
ワーママでメンタル崩壊しそうだったのでw
読んで良かったです。
子育ては「戦場」であると定義してくれて、自分がいる環境がそこまで過激であることを客観的に教えてくれて、それに対してどうメンタルを準備すれば良いか、戦略的に教えてくれた。
子育ても順序を踏めば、それなりに対策できることを知れて、心が楽になりました。
心に残った文章抜粋⬇️
ママが鬱にならないことが最終目標で良い
人が鬱っぽい状態に陥るときは、①本人のエネルギーが低下している②本人の自信が低下しているのいずれかが見られます。つまりエネルギーと自信を持っていれば何とかなる。
中途半端は実は絶妙バランスと言う言葉に救われた。中途半端バランスの戦い方には弱点がある。それは全てがほどほどであるが、ゆえに状況の変化に弱いということ。子育てでも、仕事でも人付き合いでも何か変化トラベルが発生した際に、自分のエネルギー余裕を持つだけではなく、いざとなったら、他者の力を借りくる腹づもりをしておく。子育ての予備隊、仕事の予備隊、人付き合いの予備隊などなど、今のうちに戦力を増強しておけるものはないかピックアップしておきましょう。
時期を見積もっておく。忙しくなりそうだなと思うときには備えておく。
相談相手を持つ。このジャンルは、この人に相談。しかも複数に用意しておく。
ママ自身が疲れないために情報の取捨選択をするべきと言う言葉にはっとした