石井睦美のレビュー一覧

  • もみの木

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    もみの木は大人になった時にねずみさんが来てくれたんだけど、みんないなくなっちゃって寂しがっていました。

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    2020年12月09日
  • まいごの てがみ

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    最初のページ、最後のページにハガキが挟んであります。雨でぬれて読めなくなったハガキ、その内容を推理するような絵本です。絵柄も素敵ですし、話の内容もとても楽しめます。

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    2020年11月27日
  • 幸福の王子

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    あらすじ不要の有名児童小説。
    そういえばちゃんと文字で読んだことがなかったかもしれない。

    初めて「幸福の王子」の物語を知った時、なんて美しい話なんだと思った記憶がある。数十年経って改めて読むと、ツバメが可哀想になってきた。ツバメはただ王子の我が侭を聞いてしまったが為にその命を犠牲にしたのだ。1晩だけでツバメをエジプトに行かせていれば、彼は死ななかったかもしれない。王子が分け与えた宝石や金だって、貧乏な人は1晩で豪遊して使い切ってしまうかもしれない。貧しい人の心が清いなんてもはやフィクションの中だけの話だ。そんなことを考えてしまった。結局、いくら悔い改めた王子であろうと人である以上自分勝手な部

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    2019年02月11日
  • ふしぎの国のアリス

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    ・何がおこるかわからないへんてこなせかいで、アリスは大きくなったり小さくなったりします。1ばん大きかったのは400cmです。そしてくるっくるおちゃかいにもさんかしました。

    ・アリスがへんなウサギを追って深い穴に落ち、なにからなにまでふしぎなワンダーランドに行ってしまいました。たのしそうな世界だなーと思いました。

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    2018年02月06日
  • キャベツ

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    「自分と関わるさまざまなことにいろいろ戸惑って、困惑してかまわないとぼくは思っている。というより積極的にそうすべきだとも。ただし、そうやって出した答えに対してはぶれたくはない。」


    高校生の妹ちゃん、生意気なんだけどかわいくてにくめないな~。久しぶりにどストライクで好きな本に出会えて、「あ。私が好きなのはそうだ。こんな本だった!」って思い出した。しあわせな気持ちになりました。

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    2017年09月24日
  • 皿と紙ひこうき

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    大分県日田市の山間部、陶芸一家の愛娘の健全な生活を営む日記。瑞々しい筆致。甘やかすぎない作風。
    高校まで、バスで片道50分。その間も、親類の人生について考えを巡らせたり、詩集を読んだり。
    高校一年生の少女の生き方に背筋を正されるものがある。少しぜひ再読したい。

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    2014年10月22日
  • キャベツ

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    2014.5.30
    とても良かった。描かれている世界も、ことばの選び方も。
    中2のときにお父さんを亡くした時からキッチンに立つようになったお兄さんの視点で語られていて、みているものや感じていることがすごくリアル。
    人に薦めたくなる一冊。

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    2014年06月23日
  • キャベツ

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    中二で父親を亡くしたぼくは、母親と妹のために毎日ごはんを作ることになる。そんなぼくに妹が友達とのデートを斡旋するのだった。
    実に爽やかな物語。草食男子のぼくの恋愛ものかと思いきや、兄妹の関係が主体の話でした。
    妹からキャベツくんなどと呼ばれるほどに所帯染みて地味めのお兄ちゃんと、ズケズケとものを言うけれど素直なところもある妹。お兄ちゃんが好きだから自分の一番の友達と付き合って欲しいと思ったのか。お兄ちゃんを知らない人に取られたくないからなのか。そんな妹の気持ちが垣間見えて何とも甘酸っぱい。
    でも端から見ると言いたい放題の妹に翻弄される兄という感じでもあるし、妹のそんな部分を受け容れている兄の姿

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    2014年03月16日
  • キャベツ

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    中二でお父さんを亡くした男の子が、妹と働く母のために毎日ご飯をつくり洗濯もたたむ。
    料理系小説が好きなので、間違いなくど真ん中に好きな作品。
    妹の友達と恋をする話になるのかと思いきや、物凄く家族の話。
    深く優しい家族の話。
    川向こうのおばあちゃんのキャラとその奥にある頼もしいほどの愛情に感服。

    お兄ちゃんの妄想、面白すぎる。

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    2013年02月20日
  • レモン・ドロップス

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    文庫になったと知り、衝動買い、そして再読。
    初めて読んだ当時は、主人公の美希と年も近くて、すごく共感した覚えがある。
    今読んでも、全然違和感なかった。
    この本に引用されている音楽や小説は知っているものが多くて、きっとそれもいいんだろうな。
    当時からあとがきがすごくすきで、今回の文庫版ならではの解説も良かった。
    何度読んでもやっぱりこの本すきだなぁ。

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    2009年10月14日
  • きょうはぎょうざの日

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    中国の家庭の暖かな雰囲気のストーリーで、餃子作りも知ることができます。家族が集まる楽しさと、美味しい食事の楽しさが文章からも絵からも伝わってきます。

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    2025年11月21日
  • ふしぎの国のアリス

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    ネタバレ

    退屈していたアリスは、チョッキを着た白ウサギを追いかけて穴の中へ。たどり着いた世界では、体が大きくなったり小さくなったり、不思議な生き物達がいたり、トランプの女王様とクローケーの競技をしたりするなど、それはそれはおかしな事ばかりが起こっていた。
    以前アメリカのファンタジー作品の『オズの魔法使い』を読んだ事がありましたが、今回はイギリスのファンタジー作品が読めて嬉しいです。退屈していた時に、突然謎の白ウサギさんが現れて、穴に飛びこんだらどんどん落ちていって…。この発想がすごいと思いました。でも、これが世界名作劇場作品として放送されなかったのが残念です。こんなに世界的に有名な作品なのに、もったいな

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    2025年09月10日
  • 愛しいひとにさよならを言う

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    「愛しいひとにさよならを言う」というタイトルがすごくよくて手にとったのだけど、揺るぎないのに静かでやさしい物語で、読んだ後なんだか背筋をすっと伸ばして歩きたくなるような気分になった。

    親子だったり恋人だったり夫婦だったり
    人生におけるパートナーとなる関係はいろいろあるけど
    それはずっと一緒じゃなくてもよくて、むしろその時々にいろんな人と支えあってもいいんだなとか思いながら読んでいたけど、それをチチが「一緒に生きてくれたひと」と表したのがとてもよかった。

    主人公である「いつか」のお母さんは、母親としては頼りなくてあぶなっかしいのだけど、自分の大事なものをちゃんと大事にすることができる人に描か

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    2025年08月10日
  • もみの木

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    バーナデットの「モミの木」があまりに印象的で尾を引くので、違う方が書いたものも読んでみた。

    文字数も少なく、一場面ずつが丁寧に焦点を当てられているので理解しやすい。これならば子供も読めそうだ。

    バーナデットの方は、悲壮感に覆われて暫く茫然としてしまったが、こちらはより、モミの木が幸せだった時のことに思いを馳せられるように描かれていて、もっとあの時を楽しんでおけばよかったという後悔の念が前面に出ているように思う。

    一つの原作を色々な作家さんのバージョンで読むと、それぞれの作家さん達の工夫や好みが見て取れて、面白い。

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    2025年08月09日
  • 7月のおはなし 七月七日はまほうの夜

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    石井睦美さんの童話ですね。
    石井睦美さん(1957年、神奈川県生まれ)
    児童文学作家、絵本作家、翻訳家。
    絵は、高橋和枝さん(1971年、神奈川県生まれ)
    絵本作家、挿し絵画家、画家。東京芸術大学教育学部美術科卒業。
     『おはなし12か月』シリーズの7月ですね。

     七月です。
     青い空に真っ白な雲が、
     ぽこぽことうかんでいます。
     はなもり公園に、はなもり小学校二年一組の
     なかよし三人組、りえ、みな、ゆかが
     あつまりました。
     公園であそぶやくそくをしていたのです。

     「あついね。」
     「ねえ、もっとすずしいところに行かない?」
     「すずしいところって?」
     「いいからいいから、つい

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    2025年07月15日
  • から揚げの秘密 ひぐまのキッチン

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    ひぐまのキッチンの続編。
    悪い人が出てこない。
    美味しい物しか出てこない。
    という安心感。ごちそうさまでした。

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    2025年07月14日
  • ひぐまのキッチン

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    誰かが私の隠れた資質を顔見ただけで見抜いて、
    隠れた資質を活かせる環境を与えてくれて、
    ほんのちょっぴり試練など軽めに振りかけて、
    成長した実感と共に明るい毎日を送れる様になるといいのに。と半世紀以上生きてるくせに思う。

    チャンスは自分で取りに行けよ。

    現実を見ると気分がくさくさするから、
    こういう明るいお話はすごく好き。
    続編も読もうと思う。

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    2025年06月29日
  • 王さまのお菓子

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    風習は知っていましたが 「もし噛んだら危ない」とおもっていました。 そんな大人の余計なおせっかいを吹き飛ばすほどの素敵な絵とお話でした。ほのぼのです。

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    2025年06月10日
  • キャベツ

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    早くに父親を亡くし、家事を担うことになった「ぼく」と豪放磊落な妹の美砂、外で働きくたくたになって帰ってくる母、時々訪れる「川向こうのばあちゃん」、美砂から紹介された友達の「かこちゃん」とで織り成される、寂しくも優しい日々の物語。
    描かれる日常は、穏やかでありつつも刻々と変化しあるいは失われていくものを描いており、日常に隠れた幸福さといったものの他は自分としてはテーマを読み取れなかったが、それでも読み終えた後にじんわりと心に残るよい後味があり、まるで表題通り、煮込んだ「キャベツ」料理を食べたあとのような感覚だった。

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    2025年05月21日
  • 王さまのお菓子

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    ガレット・デ・ロワを作りたくなりました!
    フェーヴも購入できるので
    作る楽しみができました。
    日本では間違って口に入れてしまわないように、フェーヴを別添えにしてアーモンドを入れることが多いそう。
    ミリーは男の子からフェーヴをもらえて
    ハッピーなことが起こり幸せに。

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    2025年05月13日