石井睦美のレビュー一覧
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王さまのお菓子(ガレット・デ・ロワ)のお話。
ガレット・デ・ロワはフランスのパイで、フェーヴ(そら豆)と呼ばれる小さな人形が埋め込んであります。フェーヴが入ったピースを選んだ人は王冠をかぶり王さま(女王さま)となります。またフェーヴの持ち主には幸せになるそうです。
このお話は、アーモンドクリームたっぷりのガレット・デ・ロワに仕込まれた、フェーヴのミリーが主人公。
お母さんが風邪をこじらせてアデルさんのうちに預けられているベルは元気がありません。
アデルさんに買われていったパイに入っているミリーは、「ベルに当たりますように」と願いますが…
とってもおいしそうなアーモンドクリームのパイ。
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あらすじ不要の有名児童小説。
そういえばちゃんと文字で読んだことがなかったかもしれない。
初めて「幸福の王子」の物語を知った時、なんて美しい話なんだと思った記憶がある。数十年経って改めて読むと、ツバメが可哀想になってきた。ツバメはただ王子の我が侭を聞いてしまったが為にその命を犠牲にしたのだ。1晩だけでツバメをエジプトに行かせていれば、彼は死ななかったかもしれない。王子が分け与えた宝石や金だって、貧乏な人は1晩で豪遊して使い切ってしまうかもしれない。貧しい人の心が清いなんてもはやフィクションの中だけの話だ。そんなことを考えてしまった。結局、いくら悔い改めた王子であろうと人である以上自分勝手な部 -
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中二で父親を亡くしたぼくは、母親と妹のために毎日ごはんを作ることになる。そんなぼくに妹が友達とのデートを斡旋するのだった。
実に爽やかな物語。草食男子のぼくの恋愛ものかと思いきや、兄妹の関係が主体の話でした。
妹からキャベツくんなどと呼ばれるほどに所帯染みて地味めのお兄ちゃんと、ズケズケとものを言うけれど素直なところもある妹。お兄ちゃんが好きだから自分の一番の友達と付き合って欲しいと思ったのか。お兄ちゃんを知らない人に取られたくないからなのか。そんな妹の気持ちが垣間見えて何とも甘酸っぱい。
でも端から見ると言いたい放題の妹に翻弄される兄という感じでもあるし、妹のそんな部分を受け容れている兄の姿 -
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フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」を題材にしたお話。
パイの中にフェーヴと呼ばれる陶器の置き物が入っていて、切り分けたピースのなかにフェーヴが入っているのを選んだ人は、紙でできた金の冠をかぶって王さまか王女さまになり、一年間の幸福が約束されるという1月の伝統菓子。
物語は、陶器でできたお人形のミリーが、パティシエのブランさんに「さあ、いっておいで。きみはだれをしあわせにするんだろうねえ」と言われて、どきどきしながら自分の行く先を見守るお話。
パイのなかから誰かの声を聞きながら、いろいろと想像して、ミリーが望んだところは、ベルのところ。
自分じゃ、幸せにできるかどうかはわからないけど -
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表紙を開くと畑の麦の穂の金色が目に飛び込んでくる。
優しかったおばあちゃんが亡くなり、ひとりになったおじいちゃんのことが気になったサラ。
金曜日の夜には電話で話をするけれど、どうしても心配になったサラは、おじいちゃんのところへ行く。
おじいちゃんが畑のめんどうを見るのをいっしょに手伝いたかったけど、家でゆっくりしておいでと言われ…。
庭のすみれに気づいたサラは、おばあちゃんがテーブルに飾っていたことを思い出し、夢中になってつんでいく。
そのうちにテオドラというすみれの精が現れて、おばあちゃんが作っていたすみれのさとうづけを教えてくれる。
帰ってきたおじいちゃんは、驚きと喜びとで、いろ