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Posted by ブクログ
愛しいひとに
さよならを言う
物語の世界にどっぷり浸っていたい
読み終わりたくない本
この本の感想を書く事に苦戦
他の方の“女性が好きそう”と言う感想の言葉に
そう!そうなんだけど
それだけでは無いことをちゃんと言葉にしたくて
もがいている
私、母、ユキさん、チチ
登場人物が生い立ちに事情があって
その上で、
しっかりと自分の力で生きている事
そんな人だからの厳しさと優しさが
生き生きと描かれていて好きんだろうな
北上次郎さんが日経新聞のコラム書評で
年に一度くらいしか付けない満点の星五つ
付けた本
この本の始まりの一行
“いまでもチチのことを考える。“
に続く一文で傑作と表されているけれど
改めて読み返して
心臓部がキューっとなる(いとおしさの最大級)
Posted by ブクログ
「愛しいひとにさよならを言う」というタイトルがすごくよくて手にとったのだけど、揺るぎないのに静かでやさしい物語で、読んだ後なんだか背筋をすっと伸ばして歩きたくなるような気分になった。
親子だったり恋人だったり夫婦だったり
人生におけるパートナーとなる関係はいろいろあるけど
それはずっと一緒じゃなくてもよくて、むしろその時々にいろんな人と支えあってもいいんだなとか思いながら読んでいたけど、それをチチが「一緒に生きてくれたひと」と表したのがとてもよかった。
主人公である「いつか」のお母さんは、母親としては頼りなくてあぶなっかしいのだけど、自分の大事なものをちゃんと大事にすることができる人に描かれていて、それが江國香織の神様のボートに出てくる母と重なって「あーなんかわたし、この人に似ている人を知っているなぁ」とか思ったりなんかもした。
いままで石井睦美さんの本にはなぜか触れてこなかったんだけど、これを機会に何冊か読んでみようとも思う。
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