あらすじ
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大きくなりたい、別の世界へ行きたいと夢みてばかりいる一本のもみの木。
ある日、森から切り出され、お屋敷の中で美しくかざりつけられますが――。
本当の幸せとは何か。
一本のもみの木に人生をなぞらえ、アンデルセンが描く、心にのこる物語。
せなけいこ絵本作家デビュー前夜の幻の原画を復刻し、石井睦美により現代の子どもたちに向けて書き下ろされました。
今、この瞬間の幸せを大切に。
大人にも響く、大事なメッセージが込められた絵本です。
――関根麻里(タレント、二児の母)
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Posted by ブクログ
折り紙を切って貼っているところが凄く素敵。
1本のもみの木の話。
人も同じ⋯。その時には幸せって気づかないんだよね。時が過ぎて初めて気づくんだ。何気ない当たり前の日常が幸せなんだって。
Posted by ブクログ
バーナデットの「モミの木」があまりに印象的で尾を引くので、違う方が書いたものも読んでみた。
文字数も少なく、一場面ずつが丁寧に焦点を当てられているので理解しやすい。これならば子供も読めそうだ。
バーナデットの方は、悲壮感に覆われて暫く茫然としてしまったが、こちらはより、モミの木が幸せだった時のことに思いを馳せられるように描かれていて、もっとあの時を楽しんでおけばよかったという後悔の念が前面に出ているように思う。
一つの原作を色々な作家さんのバージョンで読むと、それぞれの作家さん達の工夫や好みが見て取れて、面白い。