石井睦美のレビュー一覧

  • キャベツ

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    ☆3.4
    働く母・大学生の兄・高校生の妹は3人で暮らしている。父親は病気で亡くなった。母親が働いているため、兄が料理や洗濯を毎日している。そんな真面目な兄を心配しながらも、素直になれない妹。
    キャベツかぁ、美味しいよね。ロールキャベツもいいし、コンソメでクタクタになるまで煮込んだスープも好き。チャーハンにもなるし野菜炒めにもなるしラーメンにいれてもいいしお好み焼きにも入ってるし。あ、お好み焼き食べたくなったなぁ。ポップではじけたおばあちゃんが可愛かった。

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    2013年07月31日
  • キャベツ

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    村山由佳の「美味しいコーヒーの入れ方」を思い出すようなカンジだけど、なんか、女性作家の書く青年って、綺麗でまっすぐで、見てるこっちがこっ恥ずかしいような気分になってきちゃうのは、僕の心がスレているのか、むしろ、なんだか見透かされて居るようだからなのか。

    とりあえず、タイトルどおり、主人公はキャベツが好きで、読んでてロールキャベツが食べたくなった。クリームソースの。
    ちなみに、前編を通して大事件とか驚きの展開とかはありません。淡々と、色々と日常というか生活が進んで行くようなカンジ。でも、それが逆になんだか、人生って平凡でいてインパクトみたいな気分にさせられる。

    そいや、キャベツといえば、「は

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    2013年03月08日
  • キャベツ

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    食べ物が美味しそうに描かれていて、そこに家族の姿があったら、どんな物語も倍鮮やかに見える。

    キャベツくん、と妹に呼ばれる兄と彼女とのささやかな日常物語。

    妹、美砂との会話は本当にリアルで魅力的。大きな事件が起きるわけじゃないけれど、そのありふれた風景の奥底に隠れていた感情が少し見える優しい話だった。

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    2013年01月21日
  • キャベツ

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    キャベツくんの草食系男子っぷりが妙にリアルです(笑)かこちゃんに手を出したくても出さない理由を自分であれこれ考えちゃうところとかね。デートの時の第一声が「何だか変なことになっちゃって」っていうのもまさに^^

    まぁそんなところはこの本の主題ではなくて、母子家庭に育ち家庭的で読書・料理・妄想好きな長男と、明るくて口は悪いが家族思いな妹の二人が、日常や家族に対して感じてることを、「父親がいない」という事実に基づいてうまく描かれてます。

    「ん?じゃなくてさ、箸とか取り皿とか出そうって思わないの?」この発言は兄弟が居れば何度も取り交わす会話だと思います。我が家も例外では(ry
    そこでたとえ悪びれなく

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    2013年01月12日
  • レモン・ドロップス

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    繰り返し訪れる同じような毎日。変化がなくて退屈だなぁ・・・と思いがちな日常の中にこそ、ほんとうに大切なことは隠れている。
    三日月形のレモン・ドロップと少女の繊細な胸のうち。甘酸っぱい10代の日々を綴った、思春期キラキラ物語です。

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    2009年10月04日