石井睦美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学で化学を専攻し秀才で通してきたまりあは、話ベタが災いして就活は30社から不採用。就職が決まらないまま半年が過ぎた。そんなまりあに祖母が知り合いの食料品商社を紹介してくれる。退職が決まっている社長秘書の後を継ぐことになった。小さいながら堅実な会社で有能な先輩秘書に教えられながら、お客様や社員へお昼やおやつを作る事になる。
いくら面接が苦手だったとはいえ、こんなに優秀で飲み込みの速い新人が30社から不採用なんて、おかしいだろう。世の会社の人事担当をあなどってはいないか?
秘書が会社のキッチンで料理するという設定も私は好きではない。いくらフレンドリーで良い会社だとしても。
そう思いながらも読むので、楽しめなかった。 -
Posted by ブクログ
14歳の時に父親が亡くなり、母一人の肩に自分と妹がぶら下がり生きていく事になった。初めて会社に行った母が帰ってくると息も絶え絶えで家事はままならない状態。僕は出来合いのお惣菜にご飯とお味噌汁を作った。
それから数年、大学生になった僕の日課は、毎日毎日家族にご飯を食べさせること。朝昼晩とごはんを作り続けて来た。どんな事があったって僕はご飯を作り続ける。妹につまらない男と言われたって僕の味が家族を守ってきたんだから。
ある日家に帰ると見知らぬ少女が家に居た、彼女はとても可愛らしく、素晴らしく清楚で僕の好みそのままだった。彼女の笑顔にノックアウトされてしまった。けれど彼女は妹の友達だったんだ・・・。
毎日毎日周りから見たらつまらない日常を送っていると見られている炊飯男子の主人公はとても満たされています。彼は毎日ご飯を作って家事をこなし、本をたくさん読む。とても幸せです。
でも妹から見るともっと青春を謳歌すればいいのにと内心やきもきしています。
妹は悪態つきながらも兄のご飯も、兄自身の事も大好きなので自分の友達の中で一番清楚で読書少女であるヒロインを紹介し、あまつさえデートまでセッティングします。
さてさて2人は上手くいくのでしょうか。
この本は事件などは全く起きません。草食系男子とはまさにこの男の子の事でしょう。作者の理想の兄を妄想して書いたそうですが、なるほどそうですか、美味しいご飯を作ってくれて家事をしてくれてやさしい兄がご所望ですか。僕もそんな兄なら是非欲しいです。 -
Posted by ブクログ
村山由佳の「美味しいコーヒーの入れ方」を思い出すようなカンジだけど、なんか、女性作家の書く青年って、綺麗でまっすぐで、見てるこっちがこっ恥ずかしいような気分になってきちゃうのは、僕の心がスレているのか、むしろ、なんだか見透かされて居るようだからなのか。
とりあえず、タイトルどおり、主人公はキャベツが好きで、読んでてロールキャベツが食べたくなった。クリームソースの。
ちなみに、前編を通して大事件とか驚きの展開とかはありません。淡々と、色々と日常というか生活が進んで行くようなカンジ。でも、それが逆になんだか、人生って平凡でいてインパクトみたいな気分にさせられる。
そいや、キャベツといえば、「はらぺこあおむし」って絵本があったな、懐かしい。 -
Posted by ブクログ
キャベツくんの草食系男子っぷりが妙にリアルです(笑)かこちゃんに手を出したくても出さない理由を自分であれこれ考えちゃうところとかね。デートの時の第一声が「何だか変なことになっちゃって」っていうのもまさに^^
まぁそんなところはこの本の主題ではなくて、母子家庭に育ち家庭的で読書・料理・妄想好きな長男と、明るくて口は悪いが家族思いな妹の二人が、日常や家族に対して感じてることを、「父親がいない」という事実に基づいてうまく描かれてます。
「ん?じゃなくてさ、箸とか取り皿とか出そうって思わないの?」この発言は兄弟が居れば何度も取り交わす会話だと思います。我が家も例外では(ry
そこでたとえ悪びれなくても、素直に手伝う美砂。こういうところに彼女らしさが描かれてると思いました。
キャベツくん、これからも頑張れ!(笑)
「ひき肉か、ひき肉ね。そうだ、キャベツがまるまるひとつあるはずだから、そりゃあもうロールキャベツだね。」