一田憲子のレビュー一覧
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今まで読んだ一田さんのエッセイの中でも1番良かった!紹介してあるご飯が本当に美味しそうで、真似して作ってみたいなと思うものや、生活の中で取り入れたいことがたくさんあった。
大谷選手のように「楽しんで」やること。力まずエンジョイすることで、持続可能かも。卓球の張本選手「オリンピック当日は、準備してきたものを出すだけ。この半年、いかに良い準備をするかが大事。試合はただの答え合わせであって、それまでの練習、勉強が1番大事だと思う。だから、今日、表彰台を降りたら五輪が始まると思って頑張りたい」という言葉。結果というものは、その日まで淡々と積み重ねてきた日々から生まれる。すべての小さな日常は、いつか積み -
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40代を目前に子供の幼児期も終わり、祖父母がなくなり、実親が歳をとり介護を控えている。小さかったこども、若かった自分、頼もしかった親や祖父母も必ず歳をとる、時間は限りがある、ということを最近身にしみて感じている。
人生って、まわりの目を気にして、他人や世の中の評価軸に振り回されて、こうみられたいと見栄をはって、ビクビクしてバタバタしていたら、あっという間に終わってしまうのかもしれない。
そんな時に手に取ったこの本。シンプルな装丁になんとなく手にした。丁寧な暮らし系の本かと思いきや、ちょっと違った。もっとリアルで、幸せや豊かさの本質について軽やかに素朴に書かれていた。
一田さんの気質と自分 -
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【再読】
◾️出かけないて暮らす。時には世界を狭めて扉を閉めて自分の井戸を掘ってみるのもいい。…好きなことに没頭したいなあ。外には答えはない。
◾️「ここまではやらない」と決める。暮らしのなかに「おしまい」をつくれば、まっさらでスタートできる。…家事も仕事も趣味も、終わりを作ることを真似たいです。もしかしてできる!?とつい、駆け込んで疲労しがちです。
人生を味わっている著名な方々の、人生のコツ…おへそ(習慣)を紹介してくれる1冊です。
◾️もし1点だけ買えるとしたら…!という仮定で、自分で選ぶ目の力を鍛えたい。
◾️30分だけ、毎日掃除をする。
◾️毎年、正倉院展に行く。一流の展示を -
Posted by ブクログ
一田憲子さんとは違う世代の私でも、共感できる部分や、一田さんの世代の言葉だからこそ素直に入ってくる部分があった。一田さん自身の弱いところやネガティブなところを正直に、赤裸々に書かれている上で、そこからどのようにして、どこから影響を受けて、楽なほうへ、明るいほうへ考えを変換させていかれたのか。とても具体的に、柔らかくユーモアのある言葉で、まるで、目の前で語ってくださっているかのような、身近な空気を感じられる文章だった。ある心配事でモヤモヤした気持ちを抱えたまま、移動中にこの本の続きを読んでいたら、目的地に着く頃には嘘のように心が晴れていた。