あらすじ
ままならないことも多い日常を、いかにして機嫌よく乗り切っていくか。
「暮らしのおへそ」編集ディレクター・イチダさんが、
一年を通して暮らしの中での発見と工夫を綴った実践録。
感情タグBEST3
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一田さんも私と同じひとりの人間なんだなと身近に感じた。
日々の営みの中、落ち込んだり私の人生を終わらせたくなったりすることがあるけれど、毎日の小さな幸せを見つけるように過ごせば「案外自分の人生も悪くないのかな」って思えるような気がしてきた。
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私は一田さんよりもずいぶん年下です。
同世代ではないはずなのに、
なぜか、一つ一つの言葉が懐かしい気持ちになります。
タイトル的に、
ポジティブになりたい人向けなのかな?と思われるかもですが、決して強引なポジティブさはなくて。
むしろ、日常のつたない小さな幸せに気づかせてくれる、息抜きにピッタリな本だなと私は感じました。
頑張ることに疲れた時や、自分を見失いそうな時、
またきっと読み返したいそんな本です。
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著者は「超」がつくほどの、怖がりだったそうです。悪いことを先に想定しておいて、心の準備をしておく。ただ、わかってきたこととして人に悪口を言われても、ご飯はおいしい。失敗しても、青空はきれい。
怖がり虫を抱えながら、少しずつ明るい方へと舵を切る練習をしている、日々の小さな生活の喜びを垣間見れます。
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ポジティブな人が苦手だ。ネガティブな人って、ポジティブな人の気持ちも分かった上でネガティブな気がするんだけど、ポジティブな人ってネガティブな人の気持ちが分からないような押しつけがましさがあるような気がする。あくまでもネガティブな私の個人的かつすさまじく偏った偏見ではあるけれど(笑)
一田さんもあまりポジティブな人ではないような気がする。だからこそ、言葉が自分の気持ちにすっと入ってくる。ネガティブだからこそ、それが誰かの助けになるってこともあるってものだ。
ネガティブって、たぶん、「心配性」ってことなんだな、って最近思う。あまりポジティブな印象のない友達と話していてのこと。心配性で、体よりも頭で考えることを優先してしまうタイプ。それがネガティブなんだろうなって。
だから、こう思うようにするのです。「心配性で何が悪い!」と。そういえば、自分の強みを生かすための診断ツールであるストレングスファインダーにある「慎重さ」資質は「行動」は「戦略的思考」資質ではなく「実行力」資質に分類される。つまり、心配性でもそれが行動として活かされていれば、それは強みだってこと。ネガティブは強みなのです。
そうやって、一つの側面の「明るい方」を見ていく。それが感じられる本なんじゃないかなと思いました。
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普段はエッセイ本を購入しないのですが
不安になったり 気分が落ち込むことが増えてきて
タイトルがまさに 今の私に必要なこと!と思い
手に取りました。
悪いことばかり 「足し算すればどんどん暗くなる
でも いいことを足し算すれぼ空はどんどん明るくなる」 このエッセイには考え方の方向性をちょっとずつ変えるヒントと気づきがたくさん書かれていました。
この本は私の近くに置いて 不安になった時に
また 本を開こうと思っています。
明るい方へ舵を切る練習 とっても大切ですね
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いつもやっていることを丁寧にやってみる。
いつものやり方をちょっと変えてみる。
日々の暮らしをまとめた1冊。
心に残った言葉の紹介もどれも素敵でした。
幸せな方の椅子を選んで暮らしたいなと思います。
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「悲しいことが起こっても、縁側の光は美しいし、困ったことがあっても、コーヒーは美味しい。だから、悲しさや悩みに引きずられすぎないように、暮らしの中の小さな『いいこと』の方に顔を向けられたらいいなあと思います。」
「悪いことばかりを足し算すれば、毎日はどんどん暗くなります。でも、あっけらかんとした父のように、『いいこと』だけを足し算すれば、空はどんどん明るくなる。」
「そっか、私は夫に何にも伝えてなかったなぁって...。私は怒ると黙る癖があります。丁寧に、『こうしてくれたらよかったのに』とか『こうしてくれたら嬉しい』と言えない。『察してよ』ということは無理だと重々わかっているのに、いつも言葉が足りない。」
「学びとは、単に情報の伝達と吸収ではない。それは、未知なる他者に触れ、不可解なものと付き合う時間のなかで、自己を書き換えていく活動である。」
「考えても仕方がないものは、考えない。自分ではどうしようもないモノゴトは、そのままキッパリ放っておくの。あなたのかけがえのない時間を失ってしまわないように。『ない』を優先すれば、今できることに集中できる。」
「『これが最高!』って自分で決めちゃえば、『これが最高』になるってことです。あれより劣るし、それよりカッコ悪いしと、自分で80点、60点と点数を下げるのではなく、『これが100点じゃ〜っ!』って言っちゃえば、100点の味がします。」
「もし目の前に、『なんとなくわかること』と『わからないこと』という道があれば、『わからない』方へ進む方が断然楽しい。」
「惜しげもなく、自分の手にあるものを渡してくれる。すると、私はその人への感謝をずっと心に持ち続け、いつかお返しをしたいと思うようになります。」
「『私が人にNOと言えなかったのは、自分にYESと言えなかったから』誰かに『それは違います』ということが苦手です。あれこれ考えて、言葉を飲み込んでしまう。でも、それは自分を大切にしていないってこと。自分にYESって言えなかったってこと。まずは自分を大事にしてあげなくちゃなぁと思います。」
「自分らしくしてりゃいいです。自分らしくして、嫌われたらどうしよう?って思うかもしれません。でも、偽りの自分を好かれても意味ないです。」
「ものや思考を片付ける、ということは、結局は『大切なもの』を見つけるためなんだなぁ。」
「怖がりの私は、『もし〜になったらどうしよう』と心配ばかりしてしまうけれど、ひとつひとつ目の前にあるものを、『ああ、幸せ』って、ちゃんと味わう日々を送ろう!と思ったのでした。」
「〇〇を手にするためには、絶対にこの道を通らなくてはいけない、という思い込みを手放してみたら、びっくりするほどの、価値観の転換が訪れるかもしれません。」
一田さん自身の言葉も、一田さんの心に残る様々な人からの言葉も、いろんな素敵な考え方や言葉が詰まっていた。自分と向き合い、丁寧に暮らす。日記のように書かれた一田さんの日常に、たくさんの気づきと考えるきっかけをもらえた。
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日頃わたしが感じるなんともモヤモヤした気持ちを、一田憲子さんは上手く言葉に表現してくれていて、読んでいると「そうそう、それそれ」と私の頭の中が整理されていく感覚が気持ちいい。同じように思ってるんだ、この感情は持ってもいいんだ、と救われたりもする。
人のことをあれこれ考える暇はない。自分が「いい」と思えればいいじゃないか、自分の「いい」を育てていこう、ささやかな冒険をしながら未来を作っていこうと思えた。
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一田さんの感性が好きです。感じたことを素直に言葉にしているところもいい。暮らしの姿勢を決める。
この本は一田さんの日記のようで、人からもらった言葉の覚書きのようで、それでいて読む人も感じるものがある。紹介されている映画も見てみたいし、料理もしてみたい、と思います。
無理をしないで、それでも自分に正直に丁寧に生きていくってこういうことかなぁ
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これまでの著書は自らこうでなきゃ、という枠にはめた感じで、読んでてこちらがきつくなることがあり、手に取るのをやめていた。今回はその枠をゆるめた感じで、共感できる箇所が多かった。特に、お母さまの話はなるほど、と真似したくなった。
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高齢のご両親のお話が多いです。
お母様のティッシュを使った掃除法が意外と良さそうで真似したくなりました。実際の写真もピカピカだし。
一田さんの文章は読みやすいので大好きです。