あらすじ
コロナパンデミックが落ち着き、以前のように人と会う機会が増えてきました。
でもしばらく話していなかったことで、上手に自分の気持ちが言葉にできないことも。
話すことは、一人ではできません。
誰かと話すことで、人は癒されたり、自分の心の奥の本音が整理されたりします。
その一方、話し方次第で、相手にいい印象を与えることも、逆に悪い印象になることもあります。
つまり、私たちは話すことで相手を特徴づけているのです。
本書は相手に好印象を与える話し方はもちろん、
こういう場面ではこう話す、という例文も多数掲載。
また話すことで、暮らしの質を向上させるヒントも多数掲載しています。
<本書はこんな方に向いています>
・話すのが苦手な方
・最近あまり人と会っていない方
・もっと自分の気持ちを上手に言葉にできたらいいのにと思っている方
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一冊エッセイを読んで好きになった一田憲子さんをさらに一冊読んでみた。
ライターとして大勢の人たちをインタビューしてきた一田さん。相手の話に耳を傾け「それはどういうことですか」と深く興味を進めていく。またわからないことは知ったかぶりせず「教えてください」と聞く。つまり本気でその人を知ろうとすること。
数名で話しているときに一人ばかり話している状況では「その話で言えば○○さんは前に○○と言ってたけど、最近どう?」など偏らないように会話を回す術についても書かれていた。これもその場にいる人みんなを知りたいという気持ちに正直になるということ。
せっかく出会った人たち、その人を知り、自分を知ってもらう、自分の興味を広げていく・・・良く話す、良く聴くということは自分の生きている時間を有意義にすることなんだなあと思った。
Posted by ブクログ
PTAをやっていて、折りが合わないひともいれば、同調傾向を破りたいけど、悪者になりたくない自分がいる。そんなモヤモヤをどう言葉にして伝えればいいのかのヒントがあちこちにあった。
Posted by ブクログ
話すことが苦手で、つい会話から距離を置いてしまいがちな私。そんな私でも、「人との会話を楽しみたい」「もっと会話というコミュニケーションを大切にしたい」と前向きに思えるようになった本。
ライターとして様々な人と関わる一田(いちだ)さん。彼女の貴重な経験から得た、ビジネスやプライベートの様々なシチュエーションでの「話し方」のコツや意識すべきポイントが、例文付きで書かれています。
Posted by ブクログ
本当は話すことが好きなはずなのに、特に最近話すことに対して苦手意識がある。
自分の話は面白くないという自覚があるのと、どう思われるかに敏感になっているのが原因だと思う。
そこで手に取った本書。
少しのコツを掴めば、話すことはそんなに恐れることじゃないのだと思えた。
特に自分の話をすることに不安を感じていたけれど、もう少しオープンになってみよう!
Posted by ブクログ
以前読んだ一田憲子さんのエッセイがおもしろかったのと、何かでおすすめされていて手に取った。
まだ途中だけど、ずっとぼんやり感じてたことが言語化されていて感動したので、薄れないうちにメモ。
"もうひとつが「リンクカ」です。これは、ひとつの体験談を、かつて自分が考えたこと、ずっと抱えてきた問題点とリンクさせて話すということ。話のうまい人に出会うと、必ず「ああ、この人は、ふだんの生活の中で、常に"考えて"暮らしているんだろうな」と感じさせられます。"
Posted by ブクログ
ライターとして一田憲子さんの培った話す・聞くについての考えを知ることができる。当たり前になっていて敢えてあまり考えることのない、話す・聞くということ、だがその面白さや奥深さを改めて教えてもらえた。話すことと聞くことが表裏一体でありどちらも疎かにできない。経験することや考える時間を大事にすることも、話す技を磨くうえで必要だろう。
Posted by ブクログ
大テーマを最初に言う。苦手な人もコンタクトだけ取る、扉一枚分。会話の接点を見つければよい。オンラインミーティングでは事前にメモ出し。連れ合いに自分のことを丁寧に説明するための外食。こうすると思う、を聞くが自分で決めると自覚しておく。自分の持っているものと違うものを聞く。自分の物差しを一旦捨てて聞く。特に年下。丸ごと受け入れる。小さな合いの手をちょこちょこ入れる。接点を探す。受け入れるしかないとき、聞いてもらうと楽になる。
Posted by ブクログ
テーマは「話し方」であるが、やはり、話し方と聞き方は深く深くつながっていると感じた。話上手は聞き上手。
気をつけようと思った事は2つ。①時間泥棒、②会話泥棒、この2つの泥棒にならないこと。
○自慢話ばかりする人がいたら、話を回し役を引き受ける。話を少しでも遠くへ遠くへと振っていくうちに、自慢話から話題がどんどんそれていく。自慢話をした人は、口をつぐむしかなくなり、みんなが嫌々自慢話を聞き続けるという状況から脱出できる。
○悪口はその人の「部分」だけに留めて、「その人そのもの」に攻撃の矢を向けない。まじで悪口にせず、冗談を交えて軽やかに切り上げる。