一田憲子のレビュー一覧
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ネタバレ*『暮らしのおへそ』編集ディレクターイチダさんの知恵袋、初公開!大ざっぱで面倒くさがりの私が快適に暮らすための住・食・衣のアイデア41編*
ここには、理想の暮らしが載っています。
いえ、この方のお家が理想なのではなくて、「取材先で教わったアイデアや、人とのやり取りで知ったモノ・コトを、家に持ち帰り、実際に試し、毎日の中に落とし込む。その連続の中で生まれたのが今の暮らし」と言う在り方が。
私も大好きで、それぞれの著書を熟読している生活上手さん達のアイデアを惜しみなく披露されているので、あ、その記事読んだ!とか、それ読んで私もやってる!などと、親近感もたっぷり。したいこと、出来ること、出来ないけ -
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ネタバレ一冊エッセイを読んで好きになった一田憲子さんをさらに一冊読んでみた。
ライターとして大勢の人たちをインタビューしてきた一田さん。相手の話に耳を傾け「それはどういうことですか」と深く興味を進めていく。またわからないことは知ったかぶりせず「教えてください」と聞く。つまり本気でその人を知ろうとすること。
数名で話しているときに一人ばかり話している状況では「その話で言えば○○さんは前に○○と言ってたけど、最近どう?」など偏らないように会話を回す術についても書かれていた。これもその場にいる人みんなを知りたいという気持ちに正直になるということ。
せっかく出会った人たち、その人を知り、自分を知っても -
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ネタバレ新聞の書評欄で見て、あっという間に読み終えた。
90代のお父様と80代のお母様。どちらもまだ頭はしっかりしておられて、一人だといろいろできないことも多いけれど、二人でなんとかバランスをとって暮らしておられる。たまに著者が訪ねてあげて、補ったり。
ずっと前に父を亡くした私だったり、片方認知症、片方歩けない状態でぎりぎりいっぱいの私の友人などからすると、羨ましいなあ・・・という家庭。大変なのだろうけれど羨ましい。
これから老いていく自分を思うと、このご両親のように二人でバランスをとりながら長生きできたらいいなあと思った。ひとつの憧れの形です。 -
Posted by ブクログ
だんだん年を取っていく両親と向き合う中で綴られたエッセー。とっても良かった。この頃、老いることや死について考えることがあって、そんな自分にドンピシャなテーマでした。
筆者がもともと感じていたのと同じように、自分の親の老いは受け入れ難く、いつまでも親であってほしくて、衰えを認めたくない思いはあった。
でも、このエッセーを読んでいると、できないことが増えていってもそれなりに工夫して、ちゃんと生きていく毎日があるんだなぁと。その歳にはその歳なりの生活がある。
「人生は「はじめて」の連続」という言葉もいいなと思った。歳を取っても「はじめての70歳や80歳」を生きるわけね。なるほど、そうだよね。
親には -
Posted by ブクログ
雑誌「暮らしのおへそ」の企画、編集、執筆までを手がけるフリーライター一田憲子さんが運営するWEBサイト「外の音、内の香」を拝読しています。
「日常は5ミリづつの成長でできている」「明るい方へ舵を切る練習」に続き、発売された本作は、著者が還暦を迎えた2024年のブログが元になっています。
WEBで読んだ日のブログもあるので、その頃の自分の日々も思い出したり、書かれているレシピをメモしたりしつつ、楽しく読ませてもらいました。
WEBでは続いている「日々のこと」は私にとっても大切な1ページになっています。書籍になるまで楽しみに読み、待っていたいと思います。