一田憲子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに引き付けられて読んでみました。
少しずぼらな人なのかなと思って読み始めたところ、いきなしゴミ箱の外も中も拭く話。
めんどくさいから、こうすりゃいいじゃん!ということが書かれていると思いきや、そうではなかった。
丁寧すぎるでしょ。
朝は5時半に起きて半身浴をし、30分の速足での散歩、そしてヨガ。
その時間は、少しでも長く寝るために使っている人が多いのではないでしょうか?
立派過ぎます。
「丁寧に暮らしている暇はない」とは、「やりたいことがいっぱいある」ということ。
それでも使える時間は限られているから、100点は諦め80点くらいで良しとすること。
そうするための方法や気の持ち方がい -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者を含め8人の生き方、人生の選択、それが今の仕事にどうつながっているかのそれぞれの取材をまとめたもの。
取材している相手の言葉の合間に、著者の主観の文章がいっぱい入っているのだけど、それが、なんというか、いい。誰かの人生や生き方を聞いてるときって、自分はこうだったな、私だったらこうしてしまうな、ってつい自分のことを振り返りたくなるもので、それが自然だと思う。それは、読み手が個々に感じて突っ込めば?いいのだろうけど、著者の一田(いちだ)さんの人生や時代背景的なものが入ってくるのが、私は読んでて心地が良かった。
著者以外の7人はすべて女性。あ、著者も女性だけど。
私より年上の人もいれば、同世代 -
Posted by ブクログ
石鹸、パン、ジャム、服などを売る社長さんにお話を聞いたビジネスの話。といっても技術的なことではなく、どういった流れで立ち上がったのか、とか、今までなにをしていたのか、とか、どういったコンセプトでとか、もちろん、どのように売り上げが伸びたのかが書かれています。
これは今からビジネスを立ち上げても、なくても、働く人にとっては興味深いものだと思います。
それと同時に社長のお話を聞いて、本書をまとめた編集の方がどのように生活に落とし込むかも書かれてます。
たとえば、友達に心をこめてプレゼントを選ぶとか、お礼状を書くようにする、とか、トイレに入ったら便器を拭いて出るようにしてみる、とか。
ビジネス書 -
Posted by ブクログ
掃除、収納、ファッション、料理。
巷に「暮らし」に関するHOW TO本は溢れているけれど、私は読んでもすぐ忘れてしまう…。
本書は小技やレシピを含むHOW TO本でもありながらも、著者・一田さんの、暮らしに関する試行錯誤(失敗経験)を元にした考え方がベースになっているのが印象的だった。
「理想はこうだけど、私には無理」だから、「こうしたらうまくいった」とか、「これを諦めたらラクになった」というスタンス。
こういう行動の根底にある心構えみたいなものを教えてくれるものが、本当に身になる本だなあと最近感じる。
お料理本でいうなら有元葉子さんの『レシピを見ないで作れるようになりましょう』みたいな。