あらすじ
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『暮らしのおへそ』ライターが贈る、「自分らしく働く」ためのエッセイ集
「生き生きと働くためにはどうすればよいのだろう?」
『暮らしのおへそ』『大人になったら着たい服』(主婦と生活社)のライター・一田憲子さんによる、「自分らしく働く」をテーマにしたエッセイ集。仕事に漠然とした不安を抱える人、これからの働き方を模索したい人など、生き生きと働くためのヒントが詰まった一冊です。7人の女性の仕事の話を収録。
●主婦からのスタート。自分の仕事を見つけるための最初の一歩は? CHECK&STRIPEオーナー/在田佳代子さん
●人生の後半で仕事の第2ステージの見つけ方は? 蔦屋書店勤務/勝屋なつみさん
●仕事と家事と子育てを機嫌よく両立させるには? BEAMS勤務/中田順子さん
●「好き」を仕事にするためにはいくらかかる? 出張料理人/後藤しおりさん
●会社に勤めながら自分だけの仕事を始めるには? 広告代理店勤務&tonton&tokotoko主宰/葉山万里子さん
●「誰でもできる」から「私にしかできない」仕事へシフトするには? 文筆家/小川奈緒さん
●ずっと飽きずにひとつの仕事を進化させ続けるには? リベスト勤務/山田妙子さん
●私の働き方 編集者・ライター/一田憲子
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
取材されている人は全員女性。
そして年齢、家族構成、職種もバラバラだけど、みなさん自分の仕事に誇りをもっていることは同じだった。
紆余曲折も書かれており、うじうじ悩んでいる自分の背中を押してくれる本でもあった。
仕事や生活の向かい合い方を教えてくれる本。
タイトルや見出しの言葉のチョイスが良く、ひきつけられる。
Posted by ブクログ
著者を含め8人の生き方、人生の選択、それが今の仕事にどうつながっているかのそれぞれの取材をまとめたもの。
取材している相手の言葉の合間に、著者の主観の文章がいっぱい入っているのだけど、それが、なんというか、いい。誰かの人生や生き方を聞いてるときって、自分はこうだったな、私だったらこうしてしまうな、ってつい自分のことを振り返りたくなるもので、それが自然だと思う。それは、読み手が個々に感じて突っ込めば?いいのだろうけど、著者の一田(いちだ)さんの人生や時代背景的なものが入ってくるのが、私は読んでて心地が良かった。
著者以外の7人はすべて女性。あ、著者も女性だけど。
私より年上の人もいれば、同世代、年下の人もいて、結婚、独身、離婚経験者など、1つの生き方にとらわれていない。みんな違って、人生って色々あって当たり前で、仕事がうまくいかなくなった時もあって、でもそれもまるごと包んでしまって「人生」だよね。それも味わい深く感じてしまう。
私は、ナチュラル系の雑誌とか好きで、10年くらい前に「ナチュリラ」とか「ハナカゴ」とかのムック本をよく購入して読んでいて、最近は付録付きの「リンネル」ばかりが目立つけど、広告の少ない自然派雑誌(どうカテゴライズしたらいいのか…)、生活に密着した写真付きエッセイとか好きでよく読んでた。小川奈緒さんの本もよく読んでたけど、バックグラウンドを全然知らなかったから、この本のなかで、小川さんの経歴を知れて、親近感がわいた。
「クロワッサン」の編集長を務めていたという現在60代の勝屋なつみさんの働き方は、私には刺激的で、自信を持たせてくれる言葉のオンパレードだった。いきなりかっこよく仕事してる人なんていないんだよね。みんなその場その時で必死に目の前のことを積み重ねてきたから、次のステージへのチャンスをつかめている。そのチャンスに気づくか、気付いたとき、考えすぎると動けなくなってしまうらしいので、すぐ動いちゃう!(私は石橋叩いて進むタイプの人間であるため、これはあこがれる。)
ちょうど仕事で悩んでたときにたまたま読んだ箇所から得たアドバイスもあり、私にとってベストタイミングで読めた本でした。
本ってほんと出会いだよなぁって思う。
どんな本に出合うか、それも、ピピピとアンテナが働くかどうかなのかなぁ。
私も大いなる期待を持って、仕事に挑んでいこうと思います!
そうそう、著者の一田憲子さんって、あの「暮らしのおへそ」や「大人になったら着たい服」を編集してる方。本のレイアウトも、余白の使い方といい、写真の入れ方といい、すごく好き☆背表紙の背景が黒に白文字なのが、ちょっとハードっぽくて、でもページを開くと優しさとエネルギッシュがにじみ出てて、20~70代まで幅広く読んでほしい。
今度「暮らしのおへそ」を買ってみよう。
Posted by ブクログ
女性たちが自分に合った生き方・働き方を模索して進んでいる姿に、学ぶことがたくさんあった。
・家事や育児は「"今、やっていることだけ"を考えるとストレスがなくなる」
・「できない」ことを考えるより「できる」ことを考えた方がずっとラク
・「何かが違う」という小さな違和感を見逃さない
・何かをやってみるということは、それを続けるための「環境」をつくることだ。
などなど、生きるヒントになる言葉がたくさん散りばめられていた。
悩んでもがいて生きているのはみんな一緒なんだ、と思えて、勇気ももらえた気がする。
36歳の今。
私も毎日を「機嫌よく」過ごせるように、
自分の「ちょうどいい」を探していきたいと思う。
Posted by ブクログ
『ふつう』って言葉は、安心させることもあれば窮屈にもなる。
『私』って人それぞれに違うから、働き方も違うんだよね。
これが幸せって自分にしかわからないから悩むんだなーって思う。
いろんな女性の生き方や考え方は、自分と違ったり同じだったり、羨ましいと思ったり。こんな風に生きたいって目標ができると、働く事も生きる事も少しだけ楽しくなる。そんな小さな光みたいなものを見つけられます。
Posted by ブクログ
アラフォーからアラフィフの女性たちが、仕事について語っています。
語っているのは、
下記の方々です。(かっこいいねぇ…)
・CHECK & STRIPE(布屋さん)のオーナー
・蔦屋書店のコンシェルジュ
・広告代理店に勤務している人
・文筆家
・BEAMSに勤務している人
・出張料理人
・不動産屋に勤務している人
・ライター
印象に残ったのは、
「自分の頭で考え、心で感じたことを仕事の中に含めなければ決して楽しくはならない」
「自分の仕事にひとさじ加える」
「大きな仕事をしている人は、自分の力を小さくして周りの力を活かしている」
Posted by ブクログ
暮らしの情報誌などで活躍するライター・一田憲子さんがさまざまな分野で、「自分らしく」働く女性を取材したエッセイ集。
「“好き”を仕事にする」という命題は、胸の奥に情熱をしまいこんだ会社員の永遠のテーマだと思います。出版社で編集長を務めあげ、現在は蔦谷書店で働く女性や、話題の生地専門店を立ち上げた女性などが登場します。面白いのは、決して全員がガツガツしたビジネス思考を持っているわけではないところです。彼女らのバックグラウンドを楽しく読むには申し分ないですが、「好きを仕事にするためには」「会社員という“安定”から外れる勇気を持つには」という最も気になる部分は解決せずでした。