一田憲子のレビュー一覧
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バリバリ仕事をされていた一田憲子さんが、60歳を過ぎて自分の生活について考えてみたことがエッセイに綴られている。「そうなの?」と驚くこともあったが、「なるほど」や「そうそう、おんなじ」と思えることがたくさんあった。自分にとって大事にしたいことを知って、シンプルに心地よく暮らせるヒントをもらったような気がする。
ただ、この本の製本に不満が。ページが厚くて本が開きにくい。ページを強く押さえながら読むのは、結構大変だった。
一田さんは、今年になって山梨に転居され、生活の仕方を大きく変えていらっしゃるようだ。山梨編もぜひ読んでみたい。その時は開きやすい製本でお願いしたい。 -
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毎日ご飯を作っても「美味しい」とも「ありがとう」とも言われないことに不満を感じ、仕事では人と比べて「私なんて…」と勝手に疲弊してしまう。そんな日々が続いていてこのタイトルに惹かれ読んでみた。
「褒められる」は他人軸、人にジャッジを委ねるよりも自分で自分を認める「自己承認欲求」へ考え方をシフトチェンジ!自分軸をしっかり持って、「頑張ろう」でなく「楽しもう」と思う。小さな習慣をひとつかえてみる。やったことがない事をやってみる。「自分を喜ばす方法」をいくつか持っていることが大事。読み終えて「楽しいこと探し」やってみよう〜!と思った昨日のこと、仕事に行く前に頑張って下ごしらえしたコロッケ、帰ってから揚げて出しても無反応の家族にやっぱりイラッとしてしまう…(^_^*) -
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今の私にドンピシャのエッセイだと感じ、手に取りました。
筆者の一田憲子さんは、80代の母の入院に伴い、90代の父の世話をするために実家に通うようになります。まさしく同じようなことが私にも起こりました。
何一つ家事をしてこなかった父のために料理や洗濯などをするべく実家に通う。私は片道車で1時間の距離ですが、一田さんは東京から兵庫までを行ったり来たりしているのだから、それはそれは大変だと思います。
それも、一田さんは思春期の頃以来ずーっと父のことが嫌いだったという‥‥実はそこも私と同じ‥‥
でも、この生活で父との関係が変わってくるのです。そこも私と同じ。
幸い私の母は退院して今は元気に暮らしていますが、入院した初日、私も病院に駆けつけてみると、母の検査結果を待つ、しょぼんとしている父の姿が。
一田さんのご両親と同様、私の両親も典型的な亭主関白な夫と従順な妻。なのに、父は「お母さんがいなくなったら俺は未練は一つもない、俺もすぐにいく」とか言い出して、もうホントにしょぼんとしてしまっているのです。そして、これまでどんなに妻に苦労をかけたかということや、若い頃の思い出話を延々と私に語ってくれました。
こんな父の姿を見るのは生まれて初めてで、そこから私と父の関係は変わったと思っています。
歳をとって夫婦の力関係が変わったというのも一田さんのご両親と同じ。なんだかんだうまくやっているのだから、夫婦って面白いものだな、と思います。
今は父が入院しているのですが、今度は母が「お父さんがいないと夜が怖くて大好きな2時間サスペンスが観れなくなってしまった」と。(なので、家中にシャッターをつけて、今はサスペンスは見れるようになったらしい)
私が家にいた頃は決して仲の良い夫婦には見えていなかったのですが、こんなふうに着地したんだな、と不思議な感覚です。
一田さんのおっしゃる通り、今、私は両親と出会い直しています。そして、少し先の自分の姿を教わっています。 -
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ちょうど他人の評価に一喜一憂せず、他人の評価をモチベーションにせず生きたいと思った時に出会った本。
すごく学びになったが、なかでも、他人の評価を求めるのは自分に自信がないから。と言う部分はその通りだなと思った。あと、わたしは完璧主義なところがあって自分が納得できないものを他人に見せたくないと思うけど、vaundyの取材で未熟でも新しいことに挑戦する、そこから見えてくるものがある、と言っていてなるほどと目から鱗だった。とてもベテラン女優の木村多江さんも人は恥をかいた時に成長する、とインタビューでおっしゃったらしく、わたしも人から認められなくてもそれは自分の成長機会なんだと考え方を変えようと思った。
一田さんはしきりに、仕事で認められることに全力になることはいいことだが、結局は何も残らないので、日々の性格をコツコツと積み上げることの大切さを説いている。確かに仕事が生活の大部分を占める今、仕事のことで頭がいっぱいになってしまいがちだか、一雇われである以上、会社が倒産したらわたしはなんのために頑張ってきたのかとなるし、目の前の上司に褒められるためにがんばってもその上司も数年経てば変わるのだ。それよりもこれからの人生で切っても切り離せない自分の日常、暮らし、食事などをもっと丁寧に積み上げていきたいなと思った。 -
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エッセイ本。
でも等身大の言葉で書かれているので、共感できるところも多い(私は優等生で負けられない性質とか←はるさんもVoicyで取り上げていた)
あと一田さんはサポメ生。
参考文献をたくさんあげていて、本をよく読まれる方なのだと思った。
・知らないことは知っている人に教えてもらえばいい
・できることを自分でやってみる謙虚さは大切
でも、「わからない」と自分の力を認め、他人に頼ることはもっと大事
・人はひとりでは生きられないけれど、ひとりでしか生きられない
・優等生の私は常に成功することしかやりたくなかった。
しかし、失敗しないと、次の一歩のための方法は見えてこない。
「えいっ」と目をつぶってやってみれば、思いもかけない風景を眺めることができる。
その快感を知ったら、「怖がりの虫」を少しずつ撃退できるように。
・「小さなプライド」や「優等生体質」が潜んでいる。これがあったからこそ、
「絶対負けられないぞ」
と自分のエンジンに点火して頑張ることができたのも事実。
人生後半に差し掛かった今、
この「負ける練習」を繰り返し、
「負けてみたら、ニコニコ笑える」
という体験を体に染み込ませたい。
・苦手とか嫌いという気持ちが起きるのは、たぶん『わからない』から。
(ウー・ウェン「10品を繰り返し作りましょう』)
・喜びは、自分の奥底から自然に湧き出してくるもの。
つまり「条件」ではない
・上の空や当たり前を取り去って、内側にある本当の自分の芯にたどり着けば、なんだか面白いことが始まりそうな予感
・無理やりでも日常の一歩外に出るのはなかなか有効。
つまり惰性を一旦切る。
「立ち止まる」時間を意識的に作ることがより大事
・どんなに忙しくても静かな家時間を失わない -
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丁寧に暮らしていそうなイメージのある一田さん。でも実は、面倒くさがりで、大ざっぱだそう。
毎日時間に追いかけられながら、「それでも」と暮らしを楽しむためにやっていることが、まとめられている。
〔メモ〕
世の中には、政治、経済、アート、自然など様々な世界が広がっている。そこで知ったことを家に持ち帰り、ビジネスの話を掃除の能率へ、アートを Tティータイムのひと時へと毎日の中に落とし込む。そうやって、世界を自分のものにしていく場が「暮らし」。
使える時間が限られているから、その中でできないことはあきらめるし、少しの時間で、心地よく過ごせるシステムを構築していくプロセスが楽しい。
おしゃれは「洋服の力」ではなく、「自分の力」でするもの。
今手にしているものが「どうしていいのか」と考える分析し、自分の中に比較検討できるデータを蓄積する。“物を選ぶ目を磨く”。
「意志」や「やる気」で続けず、暮らしの中で無意識に続けられる「流れ」に組み込む。
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ネタバレ一冊エッセイを読んで好きになった一田憲子さんをさらに一冊読んでみた。
ライターとして大勢の人たちをインタビューしてきた一田さん。相手の話に耳を傾け「それはどういうことですか」と深く興味を進めていく。またわからないことは知ったかぶりせず「教えてください」と聞く。つまり本気でその人を知ろうとすること。
数名で話しているときに一人ばかり話している状況では「その話で言えば○○さんは前に○○と言ってたけど、最近どう?」など偏らないように会話を回す術についても書かれていた。これもその場にいる人みんなを知りたいという気持ちに正直になるということ。
せっかく出会った人たち、その人を知り、自分を知ってもらう、自分の興味を広げていく・・・良く話す、良く聴くということは自分の生きている時間を有意義にすることなんだなあと思った。