小島慶子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
薄っぺらい批評家による感情論的対談本と思ってサラサラページを捲っていると、後半でグッと面白くなる。それは著者の小島慶子が自身の体験を語り、なぜ「おっさん論」にこだわるのかが明かされるから。人は、二次的な話より、一次的な原典を聞く方が感情が動く生き者だろう。生々しさにこそ教訓がある。
平野啓一郎との対談後、小島慶子が語った事。それは、個人的な話ではあるがと、自身が第一子を産んだ後、夫から性感染症をうつされた傷を負っているのだという話。不安障害となり、被害感情と同時に「私には復讐する権利があるのだ」と言う強い暴力衝動が沸き上がったのだと。それをエスカレートしないように制御する必要があった。許し、 -
Posted by ブクログ
ヤマザキマリさんも小島慶子さんも好きなお二人なので対談読めて嬉しい。
東大に行く事がすごい事じゃないよ、学びたいことを学ぶのが大学でありそもそも大学に行く事が全てではない。
確かにそう。
でも実際日本ではまだまだ学歴主義な面があるし子供には出来れば大学(できれば名の通った)に行って欲しいと思うのも親心。
ただ偏差値主義的な教育はやめて学ぶことの楽しさを幼いうちから伝えていくのは大切なんだろうな。その上で子供が選んだ事を尊重出来る親になりたい。
お二人は対談で子供の人生は子供のモノだと何度も発信されてるけどその通り。自分の理想や後悔を子供に押し付けるのは絶対にやめよう。
あとグローバル体験とい -
Posted by ブクログ
ネタバレメインとなる登場人物たち
考え方の背景にあるもの、今抱えてるもの、相手に対して思うこと、
全てが全く違う人たちで構成された狭いコミュニティ。
微妙にすれ違ったり共感しあったりしながら
紡がれていく人間関係。
「善い人じゃないんだけど、話せば悪い人じゃない」
「似てる部分もあるけれど、大部分は全然違う生き方」
大人ってそうだよね、でもそういう面倒くささも捨てたもんじゃないかもね…と思わせてくれました。
脇役の沖田さん、郁子さん、ダンさんが魅力的で、
今作の読後感はかなり爽快でした。
(小島さんの前作も今作も、荒波の中見えない沖へ向けてそれぞれ人生の船を漕ぎ出す女達、という部分は共通し -
Posted by ブクログ
2018.4.22
雨宮まみの「だって女子だもん」を読んでめちゃくちゃ学ぶことが多かった
全部メモしてしまった↓
能町みね子
・付き合ったとき彼女キャラになる(自分が思う女の子らしい言動をやってみること)のが気持ち悪すぎるから結局あんまり楽しくなくてその人と一緒にいるのがつらくなってきてっていう悪循環ある
・女の子ってこうなんだよな~みたいなこと言われて全然違うんだけど普通の女の子扱いされてる女扱いプレイ
・結局グッと来る人とどうにかなりたいのがモテである
・自分の中途半端さが嫌だし我が道を言ってる人への憧れという気持ちと一般的に受け入れられるモテる感じになりたい気持ちが同時にある
・本当は
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