あらすじ
●威圧的、話を聞かない、権力に従順――自覚症状ナシ! ●男女問わず日本全国に蔓延する「おっさん思考」の正体とは? ●5人の識者と語り合う「男社会の価値観」の行方 「おっさんは、私だった」。かつてアナウンサーとして活躍し、現在はエッセイストとして活動する著者は、ある経験を契機に、これまで忌み嫌っていた「おっさん的な感性」――独善的で想像力に欠け、ハラスメントや差別に無自覚である性質――が自分の中にも深く刻まれていることに気づく。この“おっさん性”は、男女問わず多くの人々に深く染みついているのではないか――。本書はそんな日本社会に染みついた“おっさん性”について考察した、著者と5人の識者との対話集である。ハラスメント、同調圧力――男も女も生きづらさを抱え、心を殺さねば生き延びられない“おっさん社会”から脱却するためのヒントがここにある。
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Posted by ブクログ
"おっさん社会が生きづらい"と言う立場で読んでみたけど、実は自分が"おっさん的"であることがわかった。だから今まで解決策が見つけられずにいたんだと。
Posted by ブクログ
面白かったです。
特に最初の清田隆之さんとの対談が。
目の前の事実から目を背ける"おっさん性"についての考察が興味深かった。
上野千鶴子先生と平野啓一郎さんとの対談もとても良かったです。
小島慶子さんの夫についてのエピソードはかなり赤裸々で「大丈夫?」と思ってしまいました。
Posted by ブクログ
とても興味深い内容でした。
おっさん社会というワードは強烈だけど、日本に根付いている保守的な病理(家父長制、男尊女卑等)のことなんだね。日本社会がこのおっさんOSの上でオペレートされていて、男性はもちろん女性の中にもこの感覚はあって。無意識の刷り込みってあるよなぁ。
女性にとってこの社会はどうしてこうも生きづらいのか。読んでいくと腑に落ちることがたくさんありました。男尊女卑的なことは許せないけど、その根源に男性のしんどさがあるのでは?というのはなるほどです。どんなに理不尽な仕事でも働き続け、生活費を稼ぎ続けなければならないというプレッシャー、足枷を生涯背負うしんどさ。弱音を吐けないと思っているのでストレスが溜まって、それが女性に向いてしまう人もいる…。
気づきは色々あって興味深かったけど、ではどうすればいいんだろう…という解決策には至らず。ひとりひとりが気づいて考えてみるところからかな。道はまだ遠い。それでも昔よりはだいぶ感覚も変わってきてるし、少しずつ日本社会も良くなってきていると信じたいよ。
小島慶子さんの問題意識と書くことの覚悟を感じさせた一冊。
Posted by ブクログ
タイトルも内容も衝撃的。
だけど、性別に拘らず誰もが抱える生きづらさをリアルに描いている。
と同時に、著者の問題提起と強い課題感が伝わってくる。
弱さを需要し、弱者が弱者のまま尊重されること、日本社会とは程遠い価値観。
そうしたステレオタイプに、様々な角度から切り込む一冊。
自分の中にも様々な偏見が潜んでいて、子供の時から刷り込まれた価値観を見つめるきっかけになった。