小島慶子のレビュー一覧
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解剖学者の養老孟司先生と、フリーアナウンサーで二児の母親の小島慶子さんが語り合う次の時代の親と子の幸せについての対談をまとめたものです。養老先生の言葉と小島アナの「母親の本音」が交錯しております。
この本を作るきっかけとなったのは8年前に解剖学者の養老孟司先生の
「子どもは自然。大人の思いどおりになんかならない。子育ては田んぼの手入れのようなもの」
という子育て論に小島慶子さんが感激し、なんと、養老先生の自宅まで
「養老先生と子育ての本を出したいんです」
と押しかけていったいうことです。彼女の行動力にも非常に驚きましたが、対談の内容がこれまた深いことをさらりと書いていて、かつて子供であった自 -
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まさか、オール対談とは思わず…
対談だとどうしても掘り下げるのは難しいからね(^^;
でも、雑誌気分でサラリと読め、
宝物のような言葉があちこちに*:・゚★
「子供は『自然』そのもの。『こう育てればこうなる』なんて思うのは大間違い。」
「日本は、気候に恵まれ、植物に恵まれ…(中略)独自の文明が作られるだけの財産があったわけです。そこで上手に暮らしていくのが日本の暮し方であって、どうして国際競争をしなければいけないのか。」
他にもキラキラしたメモりたい文章が沢山。
小島慶子さんの「あとがき」もそれだけで素敵なエッセイの様。
いい本。あっこに感謝♪ -
Posted by ブクログ
とても興味深い内容でした。
おっさん社会というワードは強烈だけど、日本に根付いている保守的な病理(家父長制、男尊女卑等)のことなんだね。日本社会がこのおっさんOSの上でオペレートされていて、男性はもちろん女性の中にもこの感覚はあって。無意識の刷り込みってあるよなぁ。
女性にとってこの社会はどうしてこうも生きづらいのか。読んでいくと腑に落ちることがたくさんありました。男尊女卑的なことは許せないけど、その根源に男性のしんどさがあるのでは?というのはなるほどです。どんなに理不尽な仕事でも働き続け、生活費を稼ぎ続けなければならないというプレッシャー、足枷を生涯背負うしんどさ。弱音を吐けないと思っている -
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Posted by ブクログ
著者の勢いがそのまま文章になっている一冊
刺激的なタイトルですよね笑 ADHDで空気が読めず思ったことはすべて言ってしまう性質の著者とファミレスでばーっとママ友トークしているかのような感覚を持ちました。 ※もちろん面識なしですが笑
全体的に共感できる部分が多いのですがところどころで一家の大黒柱として海外を往復する生活の話が出てきて共感の糸がぷっつり切れてしまう部分があります。そのため「もっとうまい編集あったのでは?」と思う方がいるかもしれません。
●ひとさまに納得してもらうワーク・ライフ・バランスはない
これ、、もっとパパママに理解してもらう概念だと思います。そもそもこの言葉が「ワークとライ -
Posted by ブクログ
私は普段テレビをほとんど見ないので、本を開くまで著者がアナウンサーという事を知らなかったが、タイトルに惹かれて手に取った。
読み始めて美人なアナウンサーだし、日豪を毎月往復して仕事したり、パースの現地校で国際的な子育てしたり、私とは大分かけ離れたキラキラしたお母さんかと思いきや、、、
夫婦のセックスレスにズバッと切り込んだり、母親神話の価値観や男性社会を否定したり、結構面白い!更にはルッキズムやエイジズムを真っ向から否定するところはスカッとしました。
小学生のお子さんに可愛い彼女が出来て、パパが一番可愛い子をゲットしたなと褒めたら咎めたり。可愛いことや外見に価値があるという考えを事をスッパリ -
Posted by ブクログ
ヤマザキマリさんは、やっぱり面白い。子供が受験生なんだけど、楽な気持ちになれる。
「おもてなし」は単なる有償サービスであって、「いたわりあい」が望ましい、という考えは(ヤマザキマリさんではなく、小島慶子さんの発言)、なるほどなと思った。
「英語はできたほうが良い」、というのは、お二人とも共通のようだけど、日本の輸出額の対GDP比は15%前後で、せいぜいドイツの1/3位だし、多くの人は英語無しでも多分問題なく生きていけるだろうとは思う。
それでも外国語を勉強するといいことは、思考回路から語彙まで含めて、世界は多様性に満ちていることを嫌と言うほど実感出来るからではないかと思う。
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