小松和彦のレビュー一覧
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特集タイトルに惹かれた過去号の怪と幽、勢いで2冊お迎えしたものの、前号の「あやしい家」ほどはまらなかった。。
今号の特集は「呪術入門」だから、うわぁ呪術だね〜(ぼんやりし過ぎた表現しかできない 泣)ていう術とか、呪物とか、不穏な感じの内容ばかりかと想像してたんだけど、節目に玄関先に飾るやつ(お節分の柊とイワシの頭とか。うちにはそういう習慣はないから飾ったことはないけど)とか、ちょっとしたおまじない的な内容も紹介されていて、それが興味深かったです。あの飾りたちも呪物と呼ばれていることに驚いたのと、どれも初めて見るお品ばかりで、日本って狭いようで広いな〜って改めて感じました(私の実家の玄関先に掛け -
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鬼とはなにか
鬼の時代―衰退から復権へ
「百鬼夜行」の図像化をめぐって
「虎の巻」のアルケオロジーー鬼の兵法書を求めて
打出の小槌と異界―お金と欲のフォークロア
茨木童子と渡辺綱
酒呑童子の首―日本中世王権説話にみる「外部」の象徴化
鬼を打つ―節分の鬼をめぐって
雨風ふきしほり、雷鳴りはためき・・・妖怪出現の音
鬼の太鼓―雷神・龍神・翁のイメージから探る
蓑着て笠着て来る者は・・・もうひとつの「まれびと」論に向けて
鬼と人間の間に生まれた子どもたち―「片側人間」としての「鬼の子」
神から授かった子どもたち―「片側人間」としての「宝子・福子」
あとがき -
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古代の御霊信仰から、現代にもつづいている「丑の刻参り」など、日本文化における「呪い」の諸相を解説している本です。
著者はこれまでも一般の読者向けの本を多く刊行していますが、本書も光文社「カッパ・ブックス」の一冊として出版されたもので、民俗学や歴史学のなかから呪いにまつわる興味深いエピソードなどをわかりやすく紹介しており、おもしろく読むことができました。
「呪い」と「祓い」のシステムが、さまざまなかたちをとりながら古代から現代にいたるまで日本文化の構造の一部を担ってきたという本書の中心的な枠組みには、『憑霊信仰論』(講談社学術文庫)以来、構造人類学的な見方を民俗学の世界に持ち込んできた著者な -
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異界論のすすめ
序章 異界をめぐる想像力
第1章 反魂の秘術ー『長谷雄草紙絵巻』
第2章 源頼光と酒呑童子ー『大江山絵詞』
第3章 妖狐の陰謀ー『玉藻前草紙絵巻』
第4章 龍宮からの贈り物ー『俵藤太絵巻』
第5章 龍宮の逆説ー『浦嶋明神縁起絵巻』
第6章 天界への通路ー『天稚彦草子絵巻』
第7章 義経の「虎の巻」-『御曹子島渡』
第8章 天狗と護法童子ー『是害房絵詞』
第9章 狐の「浄土」と異類婚姻ー『狐草子絵巻』
第10章 百鬼夜行のパレードー『付喪神絵巻』
第11章 幽霊の近世ー『死霊解脱物語聞書』
終章 異界観の変容と妖怪文化の娯楽化
あとがき
文庫版あとがき -
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ネタバレ・鬼は私の関心事である。だから、小松和彦「鬼と日本人」(角川文庫)を読んだ。例の如く鬼の定義を示す。「怪力・無慈悲・残虐という属性はほとんど変化していない。鬼は、なによりもまず怖ろしいものの象徴なのである。」(6頁)かう書いたうへで、怖くない鬼がゐることを述べて、「だが、そうした鬼は、怖ろしい鬼がいるからこそ生み出された変則的な鬼であり、そこに鬼の本質を見いだすことはできない。」(同前)と言ふ。あくまでも鬼は怖いものだといふのである。本書の諸論文はこの線でまとまつてゐる。鬼は怖いものだと言ひ続ける。「留意したいのは、異形の者、無慈悲な者、人間より大きく強靱な者等々の属性が鬼に与へられるというこ
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小学生の頃、学校から帰宅するとランドセルを放り出してすぐに
外へ遊びに行っていた。え?宿題?そんなものは知りません。
やってなくてもどうにかるという、いい加減な子供だった。
「行って来ま~す」と玄関を出る私の背に、亡き祖母は決まってこう
言った。「日の沈む前に帰っておいで。暗くなったら神隠しにあうよ」。
真剣には聞いていなかった。でも、ある日、小さな神社で友達数人
と遊んでいるうちに時間を忘れた。あたりが暗くなって来るのと同時に、
何故か怖くなって来た。
遊び場所が神社だったからかもしれない。祖母の言う「神隠し」にあって、
家に帰れなくなったどうしよう。こうなるともう遊