小松和彦のレビュー一覧
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1992年に小学館から出版された同名ハードカバー本の文庫版。「酒呑童子」・「玉藻前」・「是害坊天狗」など、日本の妖怪伝説における著名な妖怪をを紹介し、その背景にあるものを考察する。文庫化に当たっては、ハードカバー版にあった語句の解説がカットされているほか、掲載されている図版が一部差し替えられている。
元々中・高校生向け雑誌の連載であった為、文章は平易で読みやすい。内容も比較的深い点を掘り下げていて(酒呑童子の誕生譚や、是害坊天狗・鬼女紅葉伝説の元ネタなど)、初学者が妖怪伝説を知るにはうってつけである。後半の「鈴鹿山の大嶽丸」・「宇治の橋姫」が(雑誌掲載時の都合もあってか)ほぼ伝説の紹介で終始し -
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歴史とは権力者=勝利者から見たものである。なぜなら権力に屈した者や排除されてきた者=敗者は歴史を残すことができないからだ。そのような敗者は歴史の中で「鬼」と呼ばれてきた。本書では,民俗学者と写真家のふたりが対談を通じて,そのような「鬼」たちこそが実は日本の文化を生み出し歴史を築き上げてきたのだと論じている。
本書では幾つかの側面から鬼について語られている。鬼とは何なのか,そして鬼は社会の中でどのような役割を果たしてきたのか。権力者に敵対し敗れた者たちは社会の周辺に排除され,やがて鬼と呼ばれるようになる。主流をはずれた彼らは独自のネットワークを築き,商工業などで力を蓄えていく。一方で権力者たち -
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初心者の為の妖怪手引書。
絵巻図も掲載され読みやすく面白かった。
また妖怪を詳しく知らない私でも、内容や逸話が細かく記されている印象を受けた。
鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)
妖狐・玉藻前(たまものまえ)
天狗・是害坊(ぜがいぼう)
天狗大魔王・崇徳上皇(すとくじょうこう)
鬼女・紅葉(もみじ)
器物の妖怪・つくも神
鬼・大嶽丸(おおたけまる)
鬼女・橋姫
8つの妖怪を詳しく紹介している。
つくも神がイタズラっ子のように可愛い印象を受けたのは私だけだろうか…。
あとの妖怪の悪行は、欲深い人間にも非はあると思う。
妖怪は逸話や空想上の出来事で終わるもの。
しかし妖怪の習性や感情は人間に