小松和彦のレビュー一覧

  • 神隠しと日本人

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    神隠しを凄く丁寧に読み解いているので、面白かった!!たくさんの資料を提示したり、神隠しの正体、条件なんかも事細かに分析。でもって、結局神隠しは妖怪の仕業とするのではなく、合理的・・・とゆぅか、現代の目から神隠しをきちんと分析していて、「事象」としてのそれがよくわかりました。文章自体も凄く読みやすいので、「神隠し」とゆぅ言葉に惹かれたら一読の価値ありです!

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    2009年10月04日
  • ゆるゆる図鑑ミステリー ゆるゆる妖怪図鑑

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    ネタバレ

    どこぞのパズルゲームに出てきそうな見た目。
    コロナ禍の時に流行ったアマビエも登場して懐かしい。ともかづきは最近やったゲームにも登場した。
    山彦や小豆洗いなどの可愛い奴や、ひしゃくを貸せ!と言われて貸すとそれで船に水を入れられて沈むから穴の空いたひしゃくを予め用意すべしといういかにも創作な奴、怖い時に背筋が寒くなるのはぶるぶるの仕業というなんじゃそりゃなものまで。

    伝説的物語や、個性的な対策があるのもゲームのようで面白い。創作ネタとして使えそう。
    名前は知っていても話は知らないものが結構あった。


    九尾の狐
    玉藻前という美女は鳥羽上皇に特に愛されていたが、具合が悪くなったことで陰陽師に正体を

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    2026年09月19日
  • 神隠しと日本人

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    タイトル通り、民俗社会に通底する「神隠し」の逸話について、その特徴を分析分類した上で、そのパターンについて、「神隠し」という「ヴェール」を取り除いた時に見えてくるものを描いている。高橋克彦の解説に言う通り「神隠し」のバリエーションは多くないが、しかしそれ故に見えてくるものもあるとしている。
    読みやすく面白かった。

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    2026年03月15日
  • 聖地と日本人

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    著者は文化人類学者。
    深い造詣、知識があることが良く分かる。
    妖怪研究の第一人者でもあるようだ。
    他の著書も読んでみたい。

    司馬遼太郎の街道をゆく、もそうだが、ここで語り継がれるストーリーを追ってその土地を訪れることが贅沢な楽しみなのだろう。

    ***
    先ず考えなければならないのは、伊勢神宮のある伊勢地方や支配者たちの住む大和・山城地方から見ると、熊野地方全体が「死の国」というイメージをもって理解されていたらしいことである。

    讃岐の白峯にある白峯寺(香川県坂出市青海町)は、能の愛好家ばかりでなく、怨霊信仰に関心ある者にとっても見過ごしにはできない聖地である。というのは、保元の乱に敗れて讃岐

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    2026年02月26日
  • 呪いと日本人

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    死ねばいいのにー!と思った人が本当に死んだり、チッと思った人が病気になったり大怪我したりってけっこうあるけど、生霊のせいだったのか…!
    “自分の生霊を自分がコントロールできない”ってめっちゃ納得、じゃあしょうがない(´・ω・`)
    チッれべる30ぐらいでも死んじゃうことあるからなぁ

    呪いっちゅーのは浄化のシステムで、その効果の有無はさておき“呪ってやった”っちゅー事実だけである程度発散されてるところもあったのに、科学の進歩とかでなんでも明らかになっちゃうと、つまらない世界になっちゃって残念

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    2026年01月25日
  • 怪と幽 vol.009 2022年1月

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    テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
    タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
    タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
    あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
    そして、2025年現在、ピンピンしておられます

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    2025年09月14日
  • 謎解き妖怪学 角川選書ビギナーズ

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    「妖怪学」の創始者である小松先生による、妖怪学の入門書。恥ずかしながら著者のことはこの本に出会うまで知らなかった。可愛らしい表紙につられて何の気無しに購入した本だったが、非常に面白く、著者の別の本も読んでみたくなった。

    何を隠そう、小学生の頃の夢は民俗学者だった。妖怪が大好きで、自由研究では河童について何冊も本を読んで調べて発表した。あの夢を追わなくなったのはどうしてだったっけ…

    さて、今でこそ妖怪人気は不動のもので、研究分野としても確立されつつあるが、小松先生が研究を始めた頃はそうではなかったらしい。妖怪について研究してる人なんていなかったとか。民俗学の大家である柳田国男はいたけれど、そ

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    2025年05月30日
  • 謎解き妖怪学 角川選書ビギナーズ

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    人類学者民俗学者妖怪学者小松和彦先生による「妖怪学」入門書(思えば小松先生の著作は1980年代から読んでいるな)。「妖怪」そのものではなく「妖怪学」がどんなものかを教えてくれている。日本の妖怪の多彩さ、先生の学問遍歴が語られ、妖怪学の方法を、妖怪関連絵巻物の謎解き、絵巻物の謎を解くところから見えてくる日本の歴史、妖怪としての狐と狸の分析を通して具体的に示してくれる。講演を元(そういえば一度先生の講演にも行ったな)にしているのでとても分かりやすく、すらすら読める。読めば「妖怪学」が好きになるぞ。

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    2025年04月28日
  • 謎解き妖怪学 角川選書ビギナーズ

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    とにかく読みやすい。
    角川選書ビギナーズということで、初心者向けであるのはたしかだけれど、『初心忘れるべからず』の気持ちで読むのに最適でもあると思った。また発行が令和6年12月ということもあり、紙媒体としては最新の情報が組み込まれているのも魅力。
    そして、著者がどういう立ち位置で『妖怪』というものにアプローチしているのかが明確なのも良い。それが曖昧だと、どこか据わりが悪く、また書かれている文章にも懐疑的にならざるを得ない。そういう意味でも素晴らしく誠実な本だと思う反面、文章が上手いので丸め込まれている感覚もしていたりする。一読者が丸め込まれたとて、たいしたことはないのだが、化かされている気持ち

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    2025年03月01日
  • 日本動物民俗誌

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    日本人と動物との関わり、特に最終章の欧米との比較において、古来からの物語が形作られている記述には、はっとさせられた。

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    2024年12月27日
  • 神になった日本人 私たちの心の奥に潜むもの

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    人はどのようにして神になるのか。私の住んでいる東京にも多くの神社が存在する。その一つ一つに何らか神様が祀られていて、そして人々が願いを上述させる為にそこを訪れて祈る。都内だけでなく勿論日本全国に神社仏閣はあるので、幼い頃から何のけなしに足を運んでいた人も多いだろう。また、私が幼い頃住んでいた場所も住所が近所のお寺その名のまんまの住所だった(○○寺)。今はもう土地区画整理事業が終わって、幼い頃慣れ親しんだ住所は無くなってしまったが、自分の住んでいる住所が、その様な神社やお寺と紐づいてる方も多いと思う。日本人なら産まれた時から身近に神社仏閣があり、とりわけ意識せずとも生活の中に溶け込んでると言える

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    2023年07月22日
  • 呪いと日本人

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    呪いや祓いについて凄く勉強になる本でした。。後半は小難しくなり読み続けるのが辛かった。
    一章と二章についてはホラー小説で表現される蠱、蛇、猿、狗などが、どのように利用されてきたか興味深く読めましたし、呪詛や祓いなど好きなホラー小説との繋がりもあり、楽しめて読めました。
    勉強の元の本として手元に置いておきたい本です。

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    2023年05月03日
  • 村を守る不思議な神様 永久保存版

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    日本の「村」に伝わってきたモノ、
    それもいつごろからのものかもわからず、
    とにかくずっと昔から、それも大昔から、
    とにかく大事で大切なものだから、
    といわれるモノ、コトに物凄く興味が惹かれる
    前近代的という言葉では一蹴できない
    大切な「心」がそこにはある

    ここに紹介されるのは
    「目に見える」藁で作られた「神様」
    秋田地方で伝えられている
    藁で編まれた巨大な人形道祖神さまたち

    仇や思い付きだけで
    「見物」に行ってみたものではなく
    きちんと丁寧な「取材」を重ねて
    その土地で その風俗文化を継承しておられる
    方々にリスペクトの心を持って
    歩いて、見て、聞いて、
    一緒に 寄り添って
    その「お祭り」

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    2022年05月19日
  • 妖怪学の基礎知識

    購入済み

    小松さんの他の著作も何冊か読んでいますが、それらへの理解が深まるようなまさに基礎知識と呼べる本だと思います。それだけでなく本書の中でも取り上げられている水木しげるや京極夏彦の作品を楽しむ一助にもなるのではないでしょうか。

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    2020年11月25日
  • 呪いと日本人

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    呪いを、日本の歴史や文化の観点に立って書き綴っている面白い本です。
    陰陽道や密教などから呪いを紐解いたり、長岡京、平安京への遷都にまつわる共同体への呪いの影響、ひいては村単位でのミクロな共同体での呪いの有り様を描いたり…さまざまな呪いについての記述が面白い。
    「呪い」について紙幅を取っているため、歴史に関しては簡単な知識がある方が理解が進むかと思います。

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    2020年07月12日
  • 呪いと日本人

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    ネタバレ

    日本の宗教はシャーマニズムに分類される、という言説をみて、なんだろう?と思い購入。どうも日本の呪い信仰はあまり知られていないようだ。日本の三大宗教は、儒教・仏教・神道。しかし本書を読んでみると、呪い信仰が古代日本から近代まで信じられていたことが分かる。古代に伝来した仏教は、ほとんど呪術の文脈で受け止められていた。邪悪なものが存在する「外部」(=ケガレ)を、より強い呪力で攻撃する「調伏法」や逆にたたえることで鎮める「祀り上げ」によって祓っていた。これらは国家レベルだけでなく民衆にも浸透しており、これらは現代にまで影響していると著者は語る。「ケガレ」を祓う儀礼の特徴は、いかにして目に見えない「ケガ

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    2020年07月08日
  • 日本妖怪異聞録

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    基本妖怪を網羅していて、入門書としてちょうどいい。時代が下るにつれて、妖怪がスケールダウンしていくのが興味深い。

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    2020年05月22日
  • 異界と日本人

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    日本人の異界への考えが、社会の動きや人々の思考にどれだけ影響されたか。
    古代の異界征伐が京都政権の維持のため、中世になり、中央政権の弱体化による妖怪のスケールダウン化、また近世になり、消費社会が生まれ、人間の意識が自然から人工物になり、また、自分自身の生き方が問われる時代になり、幽霊のような個人と向き合うものが主流に。

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    2020年04月29日
  • 妖怪文化入門

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    極めて真面目な入門書。そして従来の民俗学の強烈な批判書。千達の業績を認めつつも自らが切り拓き、その展望を述べる。

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    2020年03月11日
  • 鬼がつくった国・日本~歴史を動かしてきた「闇」の力とは~

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    小松和彦(文化人類学・民俗学)と内藤正敏(写真家)との対談集。

    口絵 鬼とは何か
    プロローグ 
    Ⅰ 魔境―京都 
    Ⅱ もう一つの「日本」・奥州
    Ⅲ 鬼を操り、鬼となった人びと
    Ⅳ 鬼の王国の放浪者
    Ⅴ 鬼の王国の破壊者は誰か
    あとがき
    解説 夢獏獏
    著作目録

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    2019年11月03日