山極寿一のレビュー一覧

  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

    Posted by ブクログ

    人間にしか出来ないこと。頭の中では想像出来ていても、いざ説明するとなれば難しい。そんな曖昧な考えを明確にしてくれた一冊。

    0
    2020年10月08日
  • ゴリラが胸をたたくわけ

    Posted by ブクログ

    ゴリラとニホンザルの親子のかんけいがぜんぜんちがってびっくりした。ゴリラは、子どもがえさがほしいと表げんするとわけてあげるけど、ニホンザルは子どもがほしがるとおこる。ゴリラは人間に近いのかな。
    でも、ゴリラはあらそわない。人間はあらそう。(小3)

    0
    2020年08月02日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

    Posted by ブクログ

    現代社会のコミュニケーションの問題点を、類人猿とヒトとの性質の差から紐解く視点が非常に面白かった。
    ヒトは共感力で家族と地域社会という性質の異なるコミュニティを両立できているという記述があった。私たちが様々なコミュニティに属していることは当たり前に思えるが、実際はヒトとの距離の取り方が難しいと思う場面も少なくない。
    ヒトが言語によって獲得した「距離を置く」という技も、そればかりだと距離が遠くなってしまう。やはり直接会って、目を見て話し、同じ空気を吸って、コミュニケーションの楽しさと難しさの両方を味わうことが、人として生きる喜びにつながるように思う。
    コロナ渦でなかなか人と会えない今だからこそ、

    0
    2020年07月24日
  • 京大変人講座

    Posted by ブクログ

    様々な分野の京大教授から学問のエッセンスを分かりやすく得られる。単なる雑学の寄せ集めではなくそこから一歩踏み込んで、世の中の見方、社会と自然との繋がりや矛盾に対する価値観も変わる。今よりも少し気楽に生きやすくする為の視野を優しく広げてもらった心地。

    0
    2020年07月14日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    ◯大変面白かった。最近ゴリラがマイブームだったので、何かゴリラの本を読もうと思って手に取ったのだが、ゴリラの本というよりは、著者の魅力が溢れる本という方が正しいような気がする。
    ◯新聞で掲載されていたコラムがまとめられた本であり、ゴリラに関する知識が別段増えるわけではない。著者の世界を見るときの考え方、京都大学総長として、学生を教える側としての考え方が心を打つコラムが多い。その語りに思わずグッときて、自分の生活を改めてみようと思うこともある。なんというか徳が高い。
    ◯タイトルはこれ以外は考えられないが、ゴリラに興味がない、タイトルで買ってみた、それ以外の人にも幅広く読んでほしいと思う。

    0
    2020年06月21日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

    Posted by ブクログ

    面白い。

    ぼんやり考えていたことがすべて言語化されていた感じ。ポストコロナの人と人の関わりを考える上で最良の一冊。

    0
    2020年06月20日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

    Posted by ブクログ

     この本を読んで知ったことは、例えば、よその赤ちゃんをあやすとか抱っこするとか、うつむき加減の少年に語りかけるとか、そういう大人や青年のふるまいに温もりやありがたさを感じるのには、森林からサバンナに出てきてからの人類の暮らしのなかで、そういう行動に大きな意味があったからだ、ということだ。
     言葉を使えるようになって人間の脳がどう変化したか、AI・ICTが普及すると人間の脳はどうなるのだろうか、といった話も興味深かった。

    0
    2020年06月17日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

    Posted by ブクログ

    日本中の若者に読んで貰いたい!
    食事を共にするということ、和解をしたいがために争うということ、幻想を描くということ。当たり前のことが尊い。

    0
    2020年06月14日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

    Posted by ブクログ

    人間として大切にしていくことは、やはり、そういうことだよなぁ。日常に潜む違和感にもやもやするのは、私の野生の心の叫びだったのか。

    コロナウイルスとの付き合い方と、心の叫びと、果たして、人間はどうして行くべきか。不正解でなければいい。そう、不正解だなければいいのかもしれません。

    0
    2020年06月13日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

    Posted by ブクログ

    ゴリラの生態系を調べる自身のフィールドワークに基づく、人間関係論、異文化交流論でとても参考になった。食べ物を分けあってるのは、類人猿しかなく、人間は争いのもとになる料理をテーブルの真ん中に置いて、一人で食べれば数分で済む食事を、何人もで食べるということをして、他者と時間と食べ物を共有している。相手におもろいと思ってもらうこと、問題があっても、必ず解決策はあることなども訴えている。

    0
    2020年06月02日
  • 「サル化」する人間社会

    Posted by ブクログ

    実は似たタイトルの他の本と間違えて注文してしまったもの。想定外で読み始めたが、とても面白かった。意図して読み始めたものでなくても、引き込まれた。
    ゴリラ(家族中心)、チンパンジー(複数雄、複数雌の集団)、サル(序列集団) 人間はゴリラとチンパンジーの間でどちらから進化したのか?という問いかけが印象深かった。 他には家族と共同体の話、人間は子供期が長いということ、帰属意識の重要性などが教務深かった。
    直前に別の本で「家族は選べる」みたいな趣旨の本を読んで考えさせられていたので、それとの対比という意味でも面白かった。
    人間社会はサル化している?というのもその通りかも。

    0
    2020年05月08日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    ゴリラの国へ留学してきたという著者。ヒト、サル、ゴリラ、霊長類は他にもあるが、一体何が違うのか。ヒトは本当に進化してきたのか。ゴリラにあって、サルやヒトには無いもの。それは進化と共に置き忘れてしまった共生の心なのかしら。コミュニケーション能力や他者を慮る能力に長けているゴリラの国から戻ってきた著者が、これからの人間社会のあるべき姿について、非常にわかりやすい語り口で述べている。ひとつの文章量も読みやすい。

    0
    2020年03月28日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかった。
    ゴリラの眼から世界を見つめたとき、人間たちはなぜ満たされないのか?どうすればしなかやかな人間になれるのか?どうして平和への近道を見落としてしまっているのか?
    人間をいち動物として考え直すことができた。

    私もゴリラのように泰然自若に生きたいものだ。

    0
    2020年03月21日
  • ゴリラが胸をたたくわけ

    Posted by ブクログ

    ゴリラが胸を叩くのは威嚇じゃないんだ!大人はみんな映画「キングコング」の間違ったイメージをすり込まれている。ゴリラは戦わない、とても平和的な生き物で、サルやチンパンジーと比較して思慮深いのだ。そんなゴリラを間近で観察し研究し続けてきた山極先生の語りと、ゴリラが好きでたまらなくて描き続けいる阿部知暁さん。動物園はいけても野生のゴリラに会いになかなかアフリカまで行けない私たちにもメッセージがしっかりと伝わってくる。

    0
    2020年03月15日
  • 京大変人講座

    Posted by ブクログ

    【ギフテッドではない楽天家】
    考え方が実におもしろいです。

    おもしろい考え方を許容できる風土がすばらしい!
    人と違うことを考え、意見を述べると除け者にされる環境ではこのような発想は育ちません。

    人と違うと安心できない人もいるでしょうが、わたしは基本的に人と違うことを好みます。
    「常に少数派」これがわたしの座右の銘です。(←知らんがな)

    常日頃から過半数を超える人と違う動きを心がけています。

    結構、楽しいですよ。是非やってみてください。

    0
    2020年03月13日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    ゴリラから見た人間とは!?
    とても考えさせられる一冊でした。
    視点が独特で面白い!
    人間が人間たる所以を少しでも知ることができたように思います。
    人間らしい、とは何のだろうか!?

    0
    2020年02月26日
  • 京大変人講座

    Posted by ブクログ

    どの講義もさすが京大 と思える自由さがあり
    研究者として 自ら変人であろうとする
    そんな気風に魅力を感じます
    常識的な考え方に一石投じる面白さでした

    0
    2020年02月14日
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    哲学者で元大阪大学総長の鷲田清一氏と、ゴリラ研究で著名な山極寿一京都大学総長の対談。
    ただ第1章からリーダー論がぶっ放されていて、改めて知を探究すると射程は広く、そして「僕たちはどう生きるか」という問題に集約されていくのだなあということを実感。

    文科省が学習指導要領で「生きる力」を提言してからでも随分経つが、文科省が(あるいは日本の政府が)進めようとしている教育改革が、たとえば本書で述べられているような「生きる力」を涵養するものであるかと自問すれば、甚だ疑問であるというよりは、正反対の方向に進んでいるような気がしてならない。

    複雑化する国際社会と日本の現状を踏まえた上で、大人としてどのよう

    0
    2019年12月07日
  • 人類の起源、宗教の誕生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     対談の中で、山極先生が、グローバルな人材としての重要な指標として、自己判断ができること、アイデンティティを持つこと、危機判断ができること、他者を感動させること、を挙げている。それに続いて、「これらはまさに、生の身体行動をしないと、できないことだと思います。」と発言している。読んでいて、なるほどそうだと感じた。
     本屋で「山極寿一」と書いてあったら、手に取ってしまう。今回も、大当たりの本でした。

    0
    2019年09月14日
  • 京大変人講座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    変人が多いと言われている京都大学で教鞭を執る先生方の本による授業。

    難しい所もあったが、具体例などを示して分かり易く伝えようとしてくれていた。卒業論文執筆前に読めば、論文構成のヒントが得られたのではないかと思った。

    個人的には2、3、4章が興味深かった。常識を疑う事が人生を豊かにする方法なのではないかと思った。

    全体を通して、(6章にも書かれていたが)一つの分野を極める事こそ学問であり、それにより力がつくのだと思った。続編も読みたい!

    0
    2019年07月03日