山極寿一のレビュー一覧

  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ
    日本中の若者に読んで貰いたい!
    食事を共にするということ、和解をしたいがために争うということ、幻想を描くということ。当たり前のことが尊い。
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方
    人間として大切にしていくことは、やはり、そういうことだよなぁ。日常に潜む違和感にもやもやするのは、私の野生の心の叫びだったのか。

    コロナウイルスとの付き合い方と、心の叫びと、果たして、人間はどうして行くべきか。不正解でなければいい。そう、不正解だなければいいのかもしれません。
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ
    ゴリラの生態系を調べる自身のフィールドワークに基づく、人間関係論、異文化交流論でとても参考になった。食べ物を分けあってるのは、類人猿しかなく、人間は争いのもとになる料理をテーブルの真ん中に置いて、一人で食べれば数分で済む食事を、何人もで食べるということをして、他者と時間と食べ物を共有している。相手に...続きを読む
  • 「サル化」する人間社会
    実は似たタイトルの他の本と間違えて注文してしまったもの。想定外で読み始めたが、とても面白かった。意図して読み始めたものでなくても、引き込まれた。
    ゴリラ(家族中心)、チンパンジー(複数雄、複数雌の集団)、サル(序列集団) 人間はゴリラとチンパンジーの間でどちらから進化したのか?という問いかけが印象深...続きを読む
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」
    とても読みやすかった。
    ゴリラの眼から世界を見つめたとき、人間たちはなぜ満たされないのか?どうすればしなかやかな人間になれるのか?どうして平和への近道を見落としてしまっているのか?
    人間をいち動物として考え直すことができた。

    私もゴリラのように泰然自若に生きたいものだ。
  • 京大変人講座
    【ギフテッドではない楽天家】
    考え方が実におもしろいです。

    おもしろい考え方を許容できる風土がすばらしい!
    人と違うことを考え、意見を述べると除け者にされる環境ではこのような発想は育ちません。

    人と違うと安心できない人もいるでしょうが、わたしは基本的に人と違うことを好みます。
    「常に少数派」これ...続きを読む
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」
    ゴリラから見た人間とは!?
    とても考えさせられる一冊でした。
    視点が独特で面白い!
    人間が人間たる所以を少しでも知ることができたように思います。
    人間らしい、とは何のだろうか!?
  • 京大変人講座
    どの講義もさすが京大 と思える自由さがあり
    研究者として 自ら変人であろうとする
    そんな気風に魅力を感じます
    常識的な考え方に一石投じる面白さでした
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)
    哲学者で元大阪大学総長の鷲田清一氏と、ゴリラ研究で著名な山極寿一京都大学総長の対談。
    ただ第1章からリーダー論がぶっ放されていて、改めて知を探究すると射程は広く、そして「僕たちはどう生きるか」という問題に集約されていくのだなあということを実感。

    文科省が学習指導要領で「生きる力」を提言してからでも...続きを読む
  • 人類の起源、宗教の誕生
     対談の中で、山極先生が、グローバルな人材としての重要な指標として、自己判断ができること、アイデンティティを持つこと、危機判断ができること、他者を感動させること、を挙げている。それに続いて、「これらはまさに、生の身体行動をしないと、できないことだと思います。」と発言している。読んでいて、なるほどそう...続きを読む
  • 京大変人講座
    変人が多いと言われている京都大学で教鞭を執る先生方の本による授業。

    難しい所もあったが、具体例などを示して分かり易く伝えようとしてくれていた。卒業論文執筆前に読めば、論文構成のヒントが得られたのではないかと思った。

    個人的には2、3、4章が興味深かった。常識を疑う事が人生を豊かにする方法なのでは...続きを読む
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」
    少し前の話ですが
    京大の学生寮「吉田寮」のことが
    いっとき話題になっていましたね
    その時に
    「学生諸君も もう少しゴリラらしく対応できれば
     いいのだけれど…」
    というニュアンスのコメントが
    山際寿一総長のお言葉として
    報じられていた記事を読みました
    それも
    どちらかといえば
    ーなんということを
     ...続きを読む
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講
    多数のジャンルの話をまとめてくださっているので、自分の好奇心の幅が広げる、とても良い機会となりました。
    特に資本主義のお話や、アートのお話。デザインではなくアートというジャンルが私にとってはとても新鮮でした。改めて、勉強したくなりました。
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」
    久々に、目から鱗!
    そして、衝撃的な解釈で、涙が出てしまった。

    外国で暮らし、異文化を知る。
    それだけなら、自分自身にもある話だけど、
    筆者は、ゴリラの住む森で、ゴリラに受け入れてもらい、ゴリラと遊び、ゴリラに「友達」として認められるまでになった。
    そんなガチのフィールドワークの体験に基づき繰り広...続きを読む
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)
    この本は読んでいて気持ちが良い。先に読んだ本が「大学が新しい時代に応えられる人材を…」というような内容だったので余計にそう感じた。
  • 日本の人類学
     人類学は京大と東大が両輪のごとく、それぞれの特徴を生かしつつ発展してきたとのことで、京大の山極(現総長)、東大の尾本両氏の対談が実に楽しい。尾本氏からすると人類学の学者が総長になるのは、いかにも京大らしく羨ましいとのこと。東大は分子人類学、遺伝子研究に、そして一方では京大は霊長類学に特色。霊長類学...続きを読む
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」
    ゴリラやチンパンジー、オラウータン、猿など様々な霊長類の生態を例にあげながら人間社会を見ていく構成で興味深く面白かった

    垣間見える思想がちょっと…という部分があった
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?
    鳥になった研究者とゴリラになった研究者の、動物の世界から見た人間の言語と文化、未来の対談。
    所々難しいと感じるところはあったものの、対談であるので大きく引っかかることなく最後まで楽しく読めました。
    人間と比べて動物はどう見えているのか、感じているのか、ではなく、動物の世界の見え方を優劣つけることなく...続きを読む
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?
    ゴリラの研究で有名な山極寿一さんと、シジュウカラの研究で有名な鈴木俊貴さんの対談。動物のコミュニケーション研究から、人の言語と動物のコミュニケーションの共通点や相違点を語り合っている。お話として面白いポイントがたくさんあるが、言語についての前提知識があるとより楽しめる。
    また、言語を持ったがゆえに、...続きを読む
  • 「サル化」する人間社会
    読んで良かった面白い。タイトルみを感じるのは最後のちょっとだけでほとんどはゴリラの社会。

    猿は勝ち負けがあり上下関係があるけどゴリラにはなく、同性愛行動もする。

    動物にそれぞれ名前をつけて観察するのが日本発でしかも下位の動物に名前をつけるとは!と西洋から反感を買うのは時代を感じてここまでしょうも...続きを読む