山極寿一のレビュー一覧

  • 「言葉」が暴走する時代の処世術

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    ・対面のコミュニケーションには言葉だけでなくノンバーバルな部分で補っているものがたくさんある。今はSNSに代表されるようなテキストメッセージの誕生によってノンバーバルを削ぎ落とした単なる言葉がコミュニケーションに使われている。
    ・単なる言葉は文脈や意図すらも割愛してしまうことがあるから言葉が暴走してしまう。
    ・生の会話をもっと大切にしようというのがこの本の趣旨であった。

    以下覚書
    ・目の前で起こっている状況よりもスマホの画面越しに見た世界にリアリティを感じてしまう。要するに当事者性が失われている。
    ・言葉は使われた前後関係やどの作品に使われたのかで意味が変わってくるが、最近は意味を画一的に捉

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    2024年06月03日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    ふむふむと読んでいたのに、途中からお酒が飲めないと駄目なんだなあ…な感想になりそうだった。

    「相手への過剰な信頼は相手を悪者にする危険性をつくり出してしまう」
    身近な人に対して無意識に行いそう。気に止めたい。

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    2024年02月07日
  • ゴリラの森、言葉の海(新潮文庫)

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    ゴリラの専門家(霊長類学者)の山極寿一さんと、小説家の小川洋子が、ひたすら対談する。対談集なので、徹底的に突き詰めるというより、ふわっと終わった感がある。学者は、霊長類のゴリラの特性から、人間との共通点、違う点、なぜ違いが出たかについて語る。小説家は、なぜ人間界にだけが戦争や暴力や強姦が起きるのかを考えている。山極さんは『言語』、それによるメタファー、そして死の記憶等の、他の動物にはない人間特有の特性だとする。それは人間が文明を築き上げた源でもあり、それがまた、戦争、暴力をも引き起こす源でもあるのか。個人的には、ゴリラの子殺しの話が興味深い。自分の子どもを殺した男ともつながれる。それは死の記憶

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    2023年08月19日
  • 虫とゴリラ

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    『動物たちは何をしゃべっているのか?』というシジュウカラの言語を研究している鈴木俊貴さんとゴリラ研究家の山極さんの共著がこの度出版されると聞き、山極さん関連でこちらの対談本を思い出し読んでみた次第。

    まず、タイトルと装丁が良い。とてもシンプルでド直球。
    そして出だしのプロローグから対談がいきなり始まっている。助走無しのスタートダッシュ。
    それでいてストイックに生物学的な話だけが語られるかと思えば、社会論、教育論、日本人論などに話が及ぶ。タイトルに反して、人間について語ってることの方が多い。最早何でもあり。

    虫やゴリラに関する知識を通して、我々人間を見つめ直す対談。ご年配のお二人だからか、「

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    2023年08月01日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

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    霊長類学者である著者からの提言ともいえる1冊。書いた当時は京都大学の総長でもあったようだ。
    人間とゴリラを対比させ、人間のよいところは継承し、ゴリラのよいところは取り入れ、これからの社会をよりよくしたいという思いがよくわかる。
    特に、争いを避けるゴリラを例に出し、平和への思いを強く伝えている。

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    2023年07月24日
  • 京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと

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    本人としては期せずして、国内トップ大学の総長となってからの教育への取組を攫った内容の本著。

    大学総長の業務の内実に触れることもそうそうないだろうから興味の導線としてはありがたいものだったが、
    霊長類学者の側面との折り合いがどっちつかずというか、
    率直にそちらのあれこれを知りたい衝動のほうが勝る読者の方が多かろうとも思い、ひとまず他の著作を漁ってみようとは考える。

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    2023年07月23日
  • 虫とゴリラ

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     虫の養老先生、ゴリラの山極先生の対談。
     お二人の頭の中から溢れてくる知識、言葉が興味深かった。
     違う土地から移植した木の周りには、その移植したところにいた虫がついてくる、とは考えてみたら当たり前なのだが、そこに思いがいかない。それだから無知な自然破壊をしてしまうのだな、と納得した。

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    2023年01月17日
  • 虫とゴリラ

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    養老先生は虫を観察して人間を考える。
    山極先生はゴリラとともに体感し人間を考える。
    地球上にいる生命の祖先はどのように生きたか、何億年単位で生命の先輩たちを調べたお二人が情報共有しながら、人間の立ち位置を整理した内容でした。
    江戸時代にマタギによって根絶やしにされたサルの話しや、洗剤による鎌倉の川の汚染では下水道を整備して水がキレイになったら、元々居なかったフナを放流した話しなど、今の時代では信じ難い問題がなかったかのような日本なんですね。
    日本文化は述語的な文化、西洋文化は主語的な文化。日本特有の生き方も考えさせられます。
    ひとつ気になるのが、車社会は環境に良くないまではいいのですが、その代

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    2022年11月22日
  • 虫とゴリラ

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    東大の解剖学者と京大の霊長類学者の対談
    非常に興味深い提言の数々
    永年のフィールドワークに支えられた確かな信条
    フムフムと読みました

    でも脳が緩んだ婆さんにはちょい難しいところも……
    このままではあかんよね、人間、世界、地球
    とはぼーっと考えていますが、
    そうですね、
    自然に入って行かなければ!
    自然に体を預け、五感で感じようと!

    ≪ とぎすませ 野生の感覚 ヒトの危機 ≫

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    2022年11月13日
  • 京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと

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    著名なゴリラ学者が、本質的な思考でもって、教育や大学の在り方について語る。ベーシックではあるが、しっかりと響いてくる。

    人間の進化の戦略の中で、離乳期と思春期が生まれた。この時期を一人で乗り切ることはできない。だから、人間にとって、教育は本質的に必要なものだ。そして、未知への挑戦をする大学という場は、公共財なのだという認識が必要だ。大いに納得。

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    2022年04月21日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    ・学びの今回は対話にある
     - 相手の立場で考える
     - 状況に応じて結論を出す
     - 自分で決定する

    ・解決には時間が必要
    ・There is no problem. There is a solution.

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    2022年02月26日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

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    面白かった。
    人間だけが文化を持つ存在じゃない。ゴリラを中心に、チンパンジーやサルなど類人猿の社会性から、人間が生活する現代社会を見直す本。
    京大で勉強したくなった…

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    2022年02月13日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    命の危機を感じるような出来事がさらっと書かれている。朗らかな語り口から、ゴリラ研究に対する一種の狂気を感じられる。

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    2021年12月22日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

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    スマホ脳、と関連させてつづけてよんでみた。
    重複する部分も多かったが
    特に筆者のゴリラとのフィールドワーク

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    2021年11月18日
  • ゴリラの森、言葉の海(新潮文庫)

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    山極さんと小川洋子の対談、まるでNHKのスイッチインタビューのようだが、ゴリラに生きることの根本を見つつ我々の存在そのものを問い直す、洞察に満ちた対談。

    タイトルが素晴らしい

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    2021年11月16日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    友人に誘ってもらい始めた読書会の第一回選書。
    話す中で見えてくることがあって、この感じは中学生ぶりくらいで新鮮だったなあ。アウトプットとして、2本のコラムを書きました。(以下概要)

    「関西人の対話術」
    ボケはツッコミを要求し良いツッコミはボケを生かす。ということで関西人(デカめの主語)は会話を対話に昇華する、対話のうまみを誰よりも知っているのではないか。

    「ごはんに夢中な君に夢中な僕に夢中な君」
    類人猿と人を分けたのは対面行為と食事。どちらもシェアだけれど、誰とでも至近距離で対面するゴリラと異なり、人間は家族か恋人など限られた間柄でのみ。そこで、食事(や広い意味ではその他会話のネタも)を介

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    2021年08月10日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

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    自分はバリバリの文系なので、理系的な考えが足りないと日々感じています。
    この本では、霊長類の中でも最も人に近い生物、ゴリラと人類を比較して、テクノロジーによって失いつつある「野生」について語られています。
    ゴリラとの生活はカルチャーショックを受けるほど刺激的で、ゴリラの子どもと、シルバーバックの話は、目に浮かぶようで面白い。

    頭ばかりを働かせているようでいて、現代人はものを考えなくなったし、常に情報に翻弄されて、自分の意思を持つことが難しくなっている。
    人間が一度につながれる限度は150人という具体的な数値がまず衝撃的でした。
    SNSで、何万人というアカウントを持っていても、脳の観点から言う

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    2021年07月23日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

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    信頼関係は身体が触れ合うことでしか生まれないっていう考え方はなるほどと思った。五感を共有することで、信頼関係が生まれる。食事を共にすることが大事なのはそういうことなんやなと思った。だから歓迎会とかもあるし、気になる人を食事に誘うのもそういうことなんやなと。

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    2021年04月25日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    誰かに動いてもらったり、周囲に理解者を増やしていくことがいかに大事か

    相手の立場やメンツを大事にしながらも、迎合するわけではなく適切な距離感も保つ

    味方を作ることは、敵を作ることにもなる

    ある程度は騙されても仕方ない…度胸も大事

    未開の地で成果を出そうとする人には参考になる


    ゴリラの情報多め

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    2021年03月12日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

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    Twitterフォロワーさんが「目次からタイトルを推測できない本」と書いていて気になっていた本。ゴリラフィールドワークを通じてコミュニケーションのあり方を見つめ直す。現役中高生が読んでの感想に興味がある。最近読む文章を通じて改めて分かるのは、少なくとも今の人類には思考には身体接触(空間共有)が必要ということ。

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    2021年03月04日