山極寿一のレビュー一覧

  • 京大変人講座

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    越前屋俵太がナビゲーターになり、京都大学の「変人」教授達がそれぞれの専門分野で突き詰めたものを語る。タイトルは刺激的だが、内容は分かりやすく、かなりまともなことが書かれている。

    啓蒙的な話も多い。「不便だからこその良さ」「安心安全という情報に頼りすぎる危うさ」など。世の中が便利に、どこかギスギスとした安心にすがりすぎると思考停止に陥ってしまうという警告にも読み取れる。

    逆に「自由に手に入らない」ことが、人々の欲を引き寄せることも考えさせられる。独りよがりはいけないが、程よい不便は人の気持ちを活性化させることを仕事にも活かせないか、そんなことを考えながら読んだ。

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    2021年02月13日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

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    全体的にスマホに対して悲観的でしたが、最後にコロナ禍の状況では、山極さんでさえテクノロジーを利用してほしいといったオチが面白かったです。それでも、多様性に対して強いメッセージが印象的で、人類学の視点からこれからの社会の在り方が伝わる内容で勉強になりました。

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    2021年01月15日
  • 「サル化」する人間社会

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    サル化した現代社会の考察というよりゴリラの社会性を綴った本。著者の長年の研究を読みやすくサラッとまとめてます。
    著者は序列社会のサル社会より平等なゴリラ社会のほうが過ごしやすいというスタンス。

    暇つぶしにおすすめな一冊。

    バローの惣菜パンを食べてる感じ。

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    2021年01月14日
  • 「サル化」する人間社会

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    ゴリラ生態研究記! タイトルの内容は主に最終章

    タイトルから人間社会について論じている本かと思いきや、そうではなく、その前段階として類人猿(ゴリラなどのサル)の社会を学び人間と比較することが人間社会の起源を検討する上で重要だとしています。

    そのため、筆者のゴリラ研究での経験談が存分に語られています。

    ●印象的だったところ
    ・二十数年ぶりに合ったゴリラが筆者を覚えていて童心に返る行動をした

    ・人間社会はサルのような個人主義に向かっている
     サル社会は厳しい上下社会。個人主義の生活が家族やコミュニティからの束縛から離れて良いと思うかもしれないが、平等さは失われる。

    ・人間の技術がどんなに

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    2020年12月22日
  • 虫とゴリラ

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    解剖学者の養老孟司さんと、霊長類学者の山極寿一さんによる対談を収録した一冊。虫とゴリラの目で日本の未来を語った作品で、養老さんは虫、山際さんはサルやゴリラをたとえに使って、最新のビッグデータやAI・SNSなどについても語られる(2人とも研究対象が異なるのに、不思議と会話が噛み合っていたのが凄い…)。社会学・歴史・生物学からITまで幅広く語られる「知」の宝庫の2人の対談は、読むだけで勉強になる。

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    2020年11月19日
  • 虫とゴリラ

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    「虫(養老)とゴリラ(山極)」は分かりますが、このタイトルはチョットねって思いました。

    人間の社会はこれでいいの?虫とゴリラの視点で人間のおごりに物申す。という内容の本です。
    今まで山極寿一先生の著作は未読なので、養老先生との対談形式なら山極先生の知識や思想を知るのに良いかと思い読んでみました。

    芸がないと感じた「虫とゴリラ」というタイトルですが、山極先生が「と」について語る場面がありました。
    西洋の「a」and「b」は、 「a」か「a」ではない「b」であるが、日本の「a」と「b」は、その2つが同じ価値観を持って相互を了解し合える関係になるのだと。
    この発言があったから、『虫「と」ゴリラ』

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    2020年11月03日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    動物との比較で、ごくありふれた「家族で食事をするということ」の特異さや今まで意識してなかった視点が知れて面白い。
    研究者の著書を読むといつも未知の世界に感心させられるし面白い。読後感も良い。そして必ず研究対象である動物に会いたくなってしまう

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    2020年10月10日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    アートの起源は何かに憑依して、その心になって世界を見つめ直すことだと私は思います。つまり「垣根を越えた」感覚は、アートの発想に繋がるのではないでしょうか 泰然自若 人事不省じんじふせい こうしたネゴシエーションの能力は「食卓の戦争」の機会を与えられなければ開花しません ただ遮二無二やるだけではダメで 諦めたくないものは様々ありますが、あるものを諦めたとしても次に向かうところは違う自分の可能性を引き出せる場所かもしれないし、それもいいんじゃない?と思えるかどうか。いつまで経っても人間は、色々な可能性を持っていられる。それが人間です。人間って、そういうものだと私は思っています。 それはそもそも人間

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    2020年10月05日
  • 虫とゴリラ

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    虫好きとゴリラ好きには共通点があるようで意外にないっていう話。

    養老さんと山極さんと好きなお二人の対談というので期待し過ぎていたのか、表面的な話で終わってしまった感じがした。

    水上交通をもっと重視するべきという話が面白かった。

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    2020年09月23日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

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     ゴリラ研究の第一人者にして、京大総長の、毎日新聞に寄せたコラムをまとめた、非常に読みやすい一冊。
     2012年4月から16年3月までの記事をもとにしたものだが、著者の筋の通った考え方に共感する。
     ゴリラ、サルを通じていかに人間が進化してきたかを知れるともに、果たして本当に我々は進化しているのかとも考えさせられる。
     また本書では、大学総長となった著者の大学の運用に関する考え方にも触れることができる。
     ゴリラに心血を注いだ著者だからこそ説得力があるのだろうが、よく日本人は、日本をよく理解してしていないとの指摘もあるが、それは日本という領域のみで考えるからで、一端世界に出てみればその特徴、特

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    2020年07月12日
  • 京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

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    ゴリラから学ぶというより、研究をする環境を整えるために周りの人とどう関わっていくのか、という話。
    受け身では何事も動かず、自分で考え相手のことも考え、密な付き合いかたと線の引き方を経験で学んでいくしかないのだろう。
    いろいろなものに興味を持ち、人の話を聞き、議論もいいけれど対話をする。
    いつでも自分は変われるんだと思うこと、「より高みに」ではなくても、ぴょんと横跳びくらいでも「飛べる」意識を持つことが余裕につながる、などは心に留めておきたいと思う。
    時折出てくるゴリラの研究の様子が面白かったので、今度はそちらの本も読んでみたい。

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    2020年07月06日
  • 虫とゴリラ

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    人間を外から(自然側から)見てきたお二人が、現在の人間社会に対する危機感を話し合う。

    なんでも情報化、均一化、工業化することによって、こぼれ落ちるなにかがあると。うまく言語化はできないが、人間に必要なものがそこにはあると。

    情報に溢れる中、情報化された部分だけを鵜呑みにするのではなく、情報化されきれていない部分まで物事を見てみるよう意識して見たい。

    少し抽象的で理解しにくいところがあった。
    お二人とも知識経験豊富なため、行間で語り合っている部分が多々あったのかもしれない。

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    2020年06月06日
  • 「言葉」が暴走する時代の処世術

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    型にハマる方が綺麗なことも
    ➡︎着物きる、動き制限、綺麗な作法、食も食べすぎない。などなど

    型は何百年と受け継がれている深みと重みがあるもの。逆の『思考』は1人で行うもので、太刀打ちできるわけがない。

    戦うのは人間の性というが、違う。政治家は理屈のために言い続ける

    共感
    認知症もその人独自でコミュニケーションを取ろうとしている

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    2020年05月14日
  • 「サル化」する人間社会

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    題名に反してゴリラの生態の説明がされている。そして猿と比較し、人間は猿の生態系よりゴリラのそれを真似するべきだと言っている。

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    2020年03月20日
  • 京大変人講座

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    結構面白かった。母に勧めたけどもあまりピンと来ない様子。色々な分野の入り口をユーモア交えて紹介してくれるので、読みやすいと思う。ほほう、そうなんだーとゆるく読めるのであまりストレスはない。

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    2020年01月30日
  • 京大変人講座

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    まずまず面白いがタイトルから浮かぶ京大の変人譚がたくさん載ってる本ではなかった

    169ページの不便益原理カードが面白い
    何かを改良?するときアイデア出しに使えそう

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    2020年01月17日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

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    著者の山極さんは、ゴリラ研究の世界的権威であり、京都大学総長でもあります。内容は「毎日新聞」の連載コラムに手を入れたもので、手頃な長さの小文集です。自ら群れの中に入って体験したゴリラの生態を「鏡」に、今の人間の考え方や行動を、それが個人としてのものもあれば、集団としてのものもありますが、省みて、分析・評価し、山極さんなりの示唆を書き連ねています。ゴリラ・チンパンジー・オランウータンといった類人猿は、やはり私たちと同類との感を強くしますね。今の人間は「無くしつつあるもの」が多すぎる気がします。

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    2019年09月26日
  • 人類の起源、宗教の誕生

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    「サル学」からみた文明論の本質のトーク本である。やはりゴリラ先生面白い。
    「宗教」が発生した(発明かも知れないが)理由を実に合理的に語っている。
    また現在の私たちがもっている「経済成長への無条件の信頼」の根源を遡って分析する会話には実に知的刺激をうけた。
    しかし「宗教」をここまで客観的に見ることができ、しかも読者が共感を覚えると言う事は私たちが同じ日本人であるからとしか思えない。「メタ認知」と言う言葉があるがまるで人類文化を上空から見下ろすような2人の対談は、読者を知的高みに押し上げてくれるように感じた。
    本書の前半は興味深く読み進めたが、後段の哲学的論考については、小生に基本的素養がないせい

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    2019年06月26日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

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    君たち(人間)はどう生きるか、のセンスの良さ。
    内容は京大総長による現代社会批評である。気遣い、笑いの共有、広い共同体などはサルにはない人間特異な性質。ネットばかり見て個人の利益だけ考えるのではなく、せっかく人間なのだからもっと他者と関わったら?という話。サルが進化の過程でその能力を身につけなかった理由も、中立的な立場で論じている。どちらがいい、どちらが悪いと断定しないところが優しい。しかしその言い方だと、私はサルでもいいと思ってしまうんだよな。
    ゴリラ愛が随所に溢れていて素敵。

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    2019年02月08日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

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    あまり中身を見ずに手に取ったので、ゴリラが物申す!のような内容なのかと考えていたが、「変なゴリラ」と化したことのある京大総長、山極先生が霊長類視点から現代の人間社会を見つめて、生物としての人間はどういったものなのか、何の影響で現代社会はこうなってしまったのか、今の社会はこうしていかないと…と問題を提示していく。
    元々がコラムだったこともあって、どちらかといえば社会学メインという印象。でも合間で急に入る霊長類やサル、ゴリラの話が飽きさせず、何が問題なのかを理解しやすくしてくれている。

    あとゴリラ愛がすごい。

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    2019年01月22日