【感想・ネタバレ】京大変人講座のレビュー

あらすじ

京都大学発! 行列のできる授業が書籍化!「京大変人講座」とは――京大に連綿と受けつがれている「自由の学風」「変人のDNA」を世に広く知ってもらうため発足した公開講座。普通の人が思いつかないこと、ありえないほどワクワクすることを実現する場所だ。★変化の最先端が「変人」なのだ霊長類学・京大総長 山極寿一×ナビゲーター 越前屋俵太★学校では教えてくれない「恐怖の地球史」岩石学・小木曽哲★なぜ鮨屋のおやじは怒っているのかサービス経営学・山内裕★「安心・安全」が人類を滅亡に導く法哲学・那須耕介★「不便なモノ」が社会を豊かにする!?システム工学・川上浩司★「ヘンな生き物たち」のサバイバル術生物学・神川龍馬★「無計画」という最適解地球物理学・酒井敏

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良書。
常識を疑え。安心、安全と言われたらそれは嘘。
官僚育成機関の東大、変わり者の京大。
地球43億年に対し、現在は数千年の稀な安定した気候の時期。そこに生きる我々。未来永劫などない。安定などそもそも存在しないのだと思わされた。
そこそこに生きよう。

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2025年01月25日

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東大にはない気風がちょっと羨ましくなる。学問って、こういうものだよね、みたいな感じ。別に変人とは思わない

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2023年05月07日

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ネタバレ

"変人だよね"と言われることがむしろホメ言葉だという京大の先生たちが、常識を飛び越えたことで見えてくるものを熱く語った本。
面白い!
そして、変わり者、主流に馴染めないことを気にやんでいる人はこれを読めば元気をもらえる。

大学に対して、競争的研究費をどれだけ取ったか、インパクトのある成果が出たか、といったことに目が行きがちな世知辛い世の中だけど、京大の伝統といおうか校風といおうか、変わった研究、変人養成を奨励する雰囲気を大事にしてほしい。

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2022年12月03日

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変人と言われて悩んだことがある人はこれを読むとポジティブになれます。変人こそが世界を変えると考え方も変わるかもです。本の内容も難しい内容はなく、日常生活の中にある疑問から発展するお話が多いので、非常に気軽に読むことができます。

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2022年06月02日

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変わったこと(誰も手を出さないようなこと)を究める人がいるから、新たな発見・見方が生まれ、私たちの生活が色鮮やかになっているということを実感できる本でした。
本書では6人の京大の先生が、私たちにも身近なテーマをすごく分かりやすく説明してくださっており、目から鱗の話も多かったです。
個人的には、高級鮨店の板前の無愛想さが生むサービスとしての価値の話が面白かったです。
お金になる研究に国は重点的に投資したいんでしょうが、京大には「何か変な研究やってるな」って言われるような面白い研究を続けてほしいなと思います。

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2021年10月17日

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すべての章が勉強になったが、特に今の自分が気に入ったのは4章不便益関連図でした。ものづくりの参考になるかも。そういえば、最近上場したBALMUDAもこんな似たような発想なのかも。

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2021年01月02日

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目の付け所は変わっているけれど、内容はいたって真面目。第1章「地球の教室」でがっちり心を掴まれる。どの先生の研究も面白い。続刊も読みたい。なんでも持ち込み可のドイツ語のテストで知り合いのドイツ人を持ち込んだエピソードや「カスれるナビ」、電卓で「1.33」(「×」「=」「-」「2」「=」)*30回繰り返しによって機種間で発生する差は面白かった。

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2020年10月12日

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様々な分野の京大教授から学問のエッセンスを分かりやすく得られる。単なる雑学の寄せ集めではなくそこから一歩踏み込んで、世の中の見方、社会と自然との繋がりや矛盾に対する価値観も変わる。今よりも少し気楽に生きやすくする為の視野を優しく広げてもらった心地。

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2020年07月14日

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【ギフテッドではない楽天家】
考え方が実におもしろいです。

おもしろい考え方を許容できる風土がすばらしい!
人と違うことを考え、意見を述べると除け者にされる環境ではこのような発想は育ちません。

人と違うと安心できない人もいるでしょうが、わたしは基本的に人と違うことを好みます。
「常に少数派」これがわたしの座右の銘です。(←知らんがな)

常日頃から過半数を超える人と違う動きを心がけています。

結構、楽しいですよ。是非やってみてください。

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2020年03月13日

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どの講義もさすが京大 と思える自由さがあり
研究者として 自ら変人であろうとする
そんな気風に魅力を感じます
常識的な考え方に一石投じる面白さでした

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2020年02月14日

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ネタバレ

変人が多いと言われている京都大学で教鞭を執る先生方の本による授業。

難しい所もあったが、具体例などを示して分かり易く伝えようとしてくれていた。卒業論文執筆前に読めば、論文構成のヒントが得られたのではないかと思った。

個人的には2、3、4章が興味深かった。常識を疑う事が人生を豊かにする方法なのではないかと思った。

全体を通して、(6章にも書かれていたが)一つの分野を極める事こそ学問であり、それにより力がつくのだと思った。続編も読みたい!

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2019年07月03日

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ネタバレ

地球の教室は私の興味ある分野。基礎的部分を分かりやすく解説。経営の教室は衝撃的。鮨屋のおやじとの闘い。高級であればあるほどサービスは減る、なるほど。上下関係、したからのサービスは価値が低く感じられる、これもなるほど。お作法は不合理なもの。鮨屋のおやじの仏頂面には理由がある。このシリーズ面白い。

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2025年06月02日

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京大の変人教授たちがそれぞれに「変なテーマ」を取り扱い、独自の研究データから得た知見をもって、常識を疑う視点を持つことが重要だと示してくれる。

『“変人”がいるから人類は繁栄してきた』という一節はとても興味深い。

視野を広げ、視点を変えて、一般論やもっともらしい説に固執せずに柔軟な思考を保ち、ユーモアを忘れずに過ごしたいと思う。

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2025年03月11日

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京大と銘打つ通り、京大の先生方の特別講義の集めたもの。変人なのかもしれないが、文章や中身は至ってまとも、むしろ読みやすい。
世知辛い世の中になったのは、同調圧力のせいであり、それに負けるなと頑張っている人たちに向けたエールでもありました。
やはり京大の方々は面白い人多いですよね。自分の周りでもそう思う。

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2020年03月05日

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小曾根哲教授の地球学、神川龍馬助教の進化生物学が面白かった。▼地球岩石学者の小木曽教授の『常識を越えるノート』:1)地球はいま46億歳。気が遠くなるほどの悠久の時間を生きている。2)火星と金星には生物はいないのに、地球だけ「”たまたま”いい条件が重なって生命が生まれた。3)原始の生物にとって酸素は猛毒。酸素に適応できた”変な生き物”だけが残った。4)恐竜を絶滅させた隕石は、またやってきてもおかしくない。5)地球はだんだん冷えているが、太陽はさらに明るく熱くなっている。地球は今、そのはざまで微妙なバランスを保っている。▼進化生物学者の神川助教の『常識を越えるノート』:1)細胞同士で合体すると、意外なパワーアップをはかることがある。2)生物学的にいうと、人間はわりにカビに近い。3)マラリア原虫は光合成をやめて、人間を殺すことを選んだ。4)地球上には、まだ発見されていない生き物がゴマンと存在する。5)”変人”のはみ出し者が進化のチャンスを得る。▼地球物理学者の酒井敏教授の『常識を越えるノート』:1)天気予報は1週間が限界。2)世間の物事には「カオス」と「フラクタル図形」が満ちている。3)小さなことが積み重なって、予想もできなかったことが起こる。4)無計画につくられたネットワークは意外と強い。5)「ぼちぼちいこう」をモットーに。あまりに計画的に生きようとするのは徒労。

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2020年02月14日

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変人という天才達の集まり、各分野の着眼点も面白く、深い読み物、さすが!

「遠足のおやつ300円まで」秀逸!

不便益とは!

東大は官僚養成学校、京大は西園寺公望が、自由な学風の学校作ろうとしたのが始まり
東京は討論、ディベート
京大は対話、ダイアローグ、発見方式
Together and Alone ともに、一人で

全地球凍結、Snowball Earth
ヘーゲルの弁証法、ある一つの物事にはそれを否定する物事が含まれ、矛盾するものだという事
寿司屋のオヤジは職人肌で客なんか関係ねぇ、自分の仕事をしているんだ!とみせる

京大変人伝説/
鯨が魚類である理由を述べよ!最終レポートの提出日は教授の退職後⁉️
試験問題で、どんなことをしてもいいから、解けるものなら解いてみろ!という問題!
ドイツ語の試験で、何を持ち込んでも良い、と言われ知り合いのドイツ人を持ち込んだ生徒(笑

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2019年11月12日

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<目次>
はじめに ”変人”がいるから人類は繁栄してきた
第1章  「地球の教室」 毒ガスに満ちた「奇妙な惑星」へようこそ~学校では教えてくれない!恐怖の「地球46億年史」
第2章  「経営の教室」 なぜ鮨屋のおやじは怒っているのか~「お客さまは神さま」ではない!
第3章  「法哲学の教室」 人間は”おおざっぱ”がちょうどいい~安心、安全が人類を滅ぼす
第4章  「社会デザインの教室」 なぜ、遠足のおやつは”300円以内”なのか~人は「不便」じゃないと萌えない
第5章  「生物の教室」 ズルい生き物、ヘンな生き物~”単細胞生物”から、進化の極みが見えてくる
第6章  「予測の教室」 「ぼちぼと」という最強の生存戦略~未来はわからないけど、なるようになっている
おわりに これからも京大は「変人製造所」として(ときどき)世界を変えていく

<内容>
二宮敦人の『東京藝大』の亜流を想像したら、だいぶ違った。簡単に言えば、京大教授陣による公開講座だ。そして、面白い!これを生で見たらもっと面白いだろう(たぶん、生でやったものを紙に起こしたものだ)。「変人」と呼ぶが、研究としてはどれも超真っ当な物。ぜひ、読むべし!

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2019年05月11日

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越前屋俵太がナビゲーターになり、京都大学の「変人」教授達がそれぞれの専門分野で突き詰めたものを語る。タイトルは刺激的だが、内容は分かりやすく、かなりまともなことが書かれている。

啓蒙的な話も多い。「不便だからこその良さ」「安心安全という情報に頼りすぎる危うさ」など。世の中が便利に、どこかギスギスとした安心にすがりすぎると思考停止に陥ってしまうという警告にも読み取れる。

逆に「自由に手に入らない」ことが、人々の欲を引き寄せることも考えさせられる。独りよがりはいけないが、程よい不便は人の気持ちを活性化させることを仕事にも活かせないか、そんなことを考えながら読んだ。

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2021年02月13日

Posted by ブクログ

結構面白かった。母に勧めたけどもあまりピンと来ない様子。色々な分野の入り口をユーモア交えて紹介してくれるので、読みやすいと思う。ほほう、そうなんだーとゆるく読めるのであまりストレスはない。

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2020年01月30日

Posted by ブクログ

まずまず面白いがタイトルから浮かぶ京大の変人譚がたくさん載ってる本ではなかった

169ページの不便益原理カードが面白い
何かを改良?するときアイデア出しに使えそう

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2020年01月17日

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