あらすじ
京都大学発! 行列のできる授業が書籍化!「京大変人講座」とは――京大に連綿と受けつがれている「自由の学風」「変人のDNA」を世に広く知ってもらうため発足した公開講座。普通の人が思いつかないこと、ありえないほどワクワクすることを実現する場所だ。★変化の最先端が「変人」なのだ霊長類学・京大総長 山極寿一×ナビゲーター 越前屋俵太★学校では教えてくれない「恐怖の地球史」岩石学・小木曽哲★なぜ鮨屋のおやじは怒っているのかサービス経営学・山内裕★「安心・安全」が人類を滅亡に導く法哲学・那須耕介★「不便なモノ」が社会を豊かにする!?システム工学・川上浩司★「ヘンな生き物たち」のサバイバル術生物学・神川龍馬★「無計画」という最適解地球物理学・酒井敏
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Posted by ブクログ
良書。
常識を疑え。安心、安全と言われたらそれは嘘。
官僚育成機関の東大、変わり者の京大。
地球43億年に対し、現在は数千年の稀な安定した気候の時期。そこに生きる我々。未来永劫などない。安定などそもそも存在しないのだと思わされた。
そこそこに生きよう。
Posted by ブクログ
"変人だよね"と言われることがむしろホメ言葉だという京大の先生たちが、常識を飛び越えたことで見えてくるものを熱く語った本。
面白い!
そして、変わり者、主流に馴染めないことを気にやんでいる人はこれを読めば元気をもらえる。
大学に対して、競争的研究費をどれだけ取ったか、インパクトのある成果が出たか、といったことに目が行きがちな世知辛い世の中だけど、京大の伝統といおうか校風といおうか、変わった研究、変人養成を奨励する雰囲気を大事にしてほしい。
Posted by ブクログ
変人が多いと言われている京都大学で教鞭を執る先生方の本による授業。
難しい所もあったが、具体例などを示して分かり易く伝えようとしてくれていた。卒業論文執筆前に読めば、論文構成のヒントが得られたのではないかと思った。
個人的には2、3、4章が興味深かった。常識を疑う事が人生を豊かにする方法なのではないかと思った。
全体を通して、(6章にも書かれていたが)一つの分野を極める事こそ学問であり、それにより力がつくのだと思った。続編も読みたい!