山極寿一のレビュー一覧

  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    ゴリラから見た人間とは!?
    とても考えさせられる一冊でした。
    視点が独特で面白い!
    人間が人間たる所以を少しでも知ることができたように思います。
    人間らしい、とは何のだろうか!?

    0
    2020年02月26日
  • 京大変人講座

    Posted by ブクログ

    どの講義もさすが京大 と思える自由さがあり
    研究者として 自ら変人であろうとする
    そんな気風に魅力を感じます
    常識的な考え方に一石投じる面白さでした

    0
    2020年02月14日
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    哲学者で元大阪大学総長の鷲田清一氏と、ゴリラ研究で著名な山極寿一京都大学総長の対談。
    ただ第1章からリーダー論がぶっ放されていて、改めて知を探究すると射程は広く、そして「僕たちはどう生きるか」という問題に集約されていくのだなあということを実感。

    文科省が学習指導要領で「生きる力」を提言してからでも随分経つが、文科省が(あるいは日本の政府が)進めようとしている教育改革が、たとえば本書で述べられているような「生きる力」を涵養するものであるかと自問すれば、甚だ疑問であるというよりは、正反対の方向に進んでいるような気がしてならない。

    複雑化する国際社会と日本の現状を踏まえた上で、大人としてどのように振る舞えばよいか。
    最近自問していることは、結局そういうことに尽きるような気がしてきた。

    0
    2019年12月07日
  • 人類の起源、宗教の誕生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     対談の中で、山極先生が、グローバルな人材としての重要な指標として、自己判断ができること、アイデンティティを持つこと、危機判断ができること、他者を感動させること、を挙げている。それに続いて、「これらはまさに、生の身体行動をしないと、できないことだと思います。」と発言している。読んでいて、なるほどそうだと感じた。
     本屋で「山極寿一」と書いてあったら、手に取ってしまう。今回も、大当たりの本でした。

    0
    2019年09月14日
  • 京大変人講座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    変人が多いと言われている京都大学で教鞭を執る先生方の本による授業。

    難しい所もあったが、具体例などを示して分かり易く伝えようとしてくれていた。卒業論文執筆前に読めば、論文構成のヒントが得られたのではないかと思った。

    個人的には2、3、4章が興味深かった。常識を疑う事が人生を豊かにする方法なのではないかと思った。

    全体を通して、(6章にも書かれていたが)一つの分野を極める事こそ学問であり、それにより力がつくのだと思った。続編も読みたい!

    0
    2019年07月03日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    少し前の話ですが
    京大の学生寮「吉田寮」のことが
    いっとき話題になっていましたね
    その時に
    「学生諸君も もう少しゴリラらしく対応できれば
     いいのだけれど…」
    というニュアンスのコメントが
    山際寿一総長のお言葉として
    報じられていた記事を読みました
    それも
    どちらかといえば
    ーなんということを
     人間ならぬ
     ゴリラ並みに例えるとは
    という非難めいた調子で
    紹介されていたように覚えています

    むろん
    山際寿一さんの真意は
    気高く賢明で協調を重んじる
    尊敬すべきゴリラ諸君
    としておっしゃっているのですが…

    改めて、思うのは
    地球上で傲慢になってしまった
    我々ニンゲン、
    そしてニホンジン、
    に対しての
    傾聴すべき警告の書になっています

    0
    2019年10月04日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

    Posted by ブクログ

    多数のジャンルの話をまとめてくださっているので、自分の好奇心の幅が広げる、とても良い機会となりました。
    特に資本主義のお話や、アートのお話。デザインではなくアートというジャンルが私にとってはとても新鮮でした。改めて、勉強したくなりました。

    0
    2019年03月22日
  • ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々に、目から鱗!
    そして、衝撃的な解釈で、涙が出てしまった。

    外国で暮らし、異文化を知る。
    それだけなら、自分自身にもある話だけど、
    筆者は、ゴリラの住む森で、ゴリラに受け入れてもらい、ゴリラと遊び、ゴリラに「友達」として認められるまでになった。
    そんなガチのフィールドワークの体験に基づき繰り広げられる洞察。
    比較対象が、人間の文明同士、人類の文明数千年をはるかに凌駕し、類人猿ができた数十万年前に及ぶから、圧倒的。

    まず、「父親」とは、社会に認められて初めてできるもの。動物界でオスが育児に参加する種は、ゴリラくらい。「父親」役のゴリラは、雌や子供の期待に応えるようにふるまう。
    ヒトは二足歩行の上頭が重くなってしまったために未熟な状態で生まれるから、育児にオスが関わることになった。
    親の役割を虚構化し、子育てを共同体ですることにした。

    西洋文明は、シートンのような、動物が環境の影響によって共同体を形成したり、人間と共通の特徴を持つ、といった研究を嫌ったらしい。あくまで、人間は自然から切り離されたものであり、独立したものである。ヨーロッパには、森でさえ隅々まで人の手が入っている。
    一方の日本やアフリカは、手付かずの森がたくさんある。
    日本には、動物がヒトとなり、家族の一員となる昔話がたくさんある。
    霊長類の行動を観察し、ヒトのコミュニティの考察に応用する霊長類学は、今西錦司が提唱し、日本でスタートした。しかし、当初は、「擬人化」といって欧米からは見向きもされなかったらしい。

    人間は、言葉を手にすることにより、感情をも代々伝えることができるようになった。その結果、怨念的な感情も伝えることができるようになってしまった。
    ゴリラも、昔は狂暴な動物とみなされ殺された。
    芥川龍之介の「桃太郎」。鬼にしてみたら、悪いことしてないのに成敗されてしまう。
    個人はみんな優しく、思いやりに満ちているのに、民族や国の間で理解不能な敵対関係が生じるのはなぜか。
    つくり手側から物語を読むのではなく、多様な側面や視点に立って解釈してほしい。

    大学はジャングル!いろんな生物がそれぞれの個体の繁栄のための最適化をし、出たり入ったりする。

    0
    2019年02月17日
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    この本は読んでいて気持ちが良い。先に読んだ本が「大学が新しい時代に応えられる人材を…」というような内容だったので余計にそう感じた。

    0
    2018年06月04日
  • 日本の人類学

    Posted by ブクログ

     人類学は京大と東大が両輪のごとく、それぞれの特徴を生かしつつ発展してきたとのことで、京大の山極(現総長)、東大の尾本両氏の対談が実に楽しい。尾本氏からすると人類学の学者が総長になるのは、いかにも京大らしく羨ましいとのこと。東大は分子人類学、遺伝子研究に、そして一方では京大は霊長類学に特色。霊長類学は本来は人類学と動物学の狭間の領域。今西錦司氏以来の伝統で、それが日本の人類学の権威になっていることに誇りを覚える。ルワンダの山奥で26年ぶりに出会った34歳のゴリラのタイタスが、山極氏を憶えていた!近づいてきてまじまじと見つめ、子供っぽい表情になったという!34歳は老年の域になるらしい。この実話は本当に感動的だった。ゴリラとチンパンジーの性格の違いで、チンパンジーは相手を理解しても助けてやらない。ゴリラは相手を助けようとするいかに平和な動物かということが印象的。いずれもヒト科の動物で、サルよりも人間に近いらしい。確かに「彼ら」を研究することが人類の理解に役立つことは間違いない!

    0
    2017年12月18日
  • 動物はふしぎ ゴリラと暮らした霊長類学者と、アザラシと泳いだ獣医が語り合う

    Posted by ブクログ

    アザラシと泳いだ獣医は、旭山動物園の元園長。専門家のお二人が語る動物の話が面白い。
    会話形式だからサクッと読みやすい。

    ゴリラ、オラウータン、ニホンザル、人間。
    同じように見えても、行動にはそれぞれ違いがある。小さな虫をどう扱うかということだけでも、こんなに違うのかと面白い。

    動物の好奇心について多く語られている。
    その好奇心が生きていく力にもなるという。
    それは人間も同じなのかもしれない。
    このお二人も好奇心がすごい。
    動物のことをもっと知りたい、わかりたいと、動物の立場になって考えているのが伝わってくる。

    「動物の生き方を参考にして、人間が他の生物たちと共存できる道を探らなければいけない」という考えにも共感した。

    うちの猫たちを見ていても、前に飼っていた犬との違いや、人間との違いが面白い。
    猫同士でも違うし、毎日一緒にいても不思議で飽きない。
    身近な猫を見ているだけでも面白いのだから、もっといろんな動物を見に動物園に行きたくなった。

    0
    2026年09月28日
  • ゴリラ・イルカの仲間を信じる力

    Posted by ブクログ

    同じ哺乳類、猿人から、人間とは何かを探ろうとされてきたお二方の対談。野生のイルカ・ゴリラはそれぞれコミュニティの中で血の通ったつながりを築き今この瞬間を生きている。それこそが生命として必要不可欠な力だと言わんばかりに。翻って人間は、スマホ、AIの台頭によりどんどん血の通わない、相手のも知らない、呼吸を感じない世界に足を踏み入れつつある。
    そういう私自身、うつ病を患い人との関わりがうまくできなくなった側。野生では致命的なんだろうな。どんどんそういう人が増えている。一度踏み外すとなかなか戻れない。
    どうか、ゴリラやイルカのように、身近な存在との関係性を大切にし、不毛な争いを生まない人間に進化していけるように、あらためて大切なことは何か、身近な人との関わりで自分にできることは何かを考えながら生きたい。
    願わくば、うつ病でもゴリラのように優しく勇敢な存在として人生を真っ当できますように。

    0
    2026年09月21日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    動物たちも音声やジェスチャーでコミュニケーションしていることがわかる。
    人間が自分たちに都合いいとこだけで動物を見ていただけと気づかされた。
    非言語コミュニケーションの重要性を説いていて、話し下手な自分の励みになった。

    0
    2026年09月02日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    『僕には鳥の声がわかる』が面白かったので、この本も読んでみた。

    シジュウカラの言葉については前の本で知っていたが、ゴリラなど、さまざまな動物のコミュニケーションについて知ることができて面白かった。

    言語の進化についての話までは興味深く読めたが、後半は抽象的・哲学的な話や、近頃の社会の風潮への批判が多くなり、そこはあまり共感できなかった。

    とはいえ、いろいろな気づきを与えてくれたし、全体としてはとても面白かった。読む価値のある本だったと思う。

    0
    2026年08月30日
  • スマホを捨てたい子どもたち 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ山極先生の本と言うとちょっと専門的で論文のような内容ばっかりだったけどこの本は対象をより低年齢に引き下げたのか分かりやすく示唆に富むものだった。
    読んでて自分はこの本が警鐘を鳴らすように人間としての本来の生き方から外れてきているのかな、と感じる事が度々。
    考えされられる一冊だった。

    0
    2026年08月30日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    とても興味深い内容だった。
    言葉がなくてもそれぞれの方法でコミュニケーションをとっているということが知れた。
    自然の中で、危険と隣り合わせで生きる動物たちの凄さを改めて感じた。

    研究者の人たちは本当にすごい。

    0
    2026年07月03日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しいけど、生物ってスゲー!
    あと、松尾芭蕉凄い!!!

    インターネット、SNSの発達に心身は対応出来ていない様子。
    本を読むという事を通して、自分で考え前に進んでいく力を身に付けていきたい。

    0
    2026年06月28日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    ヒトは踊るために直立二足歩行を始めた!?

    ゴリラになりたかった
    霊長類学者・山極寿一さんと
    シジュウカラになりたかった
    動物言語学者・鈴木俊貴さんによる
    動物の認知やコミュニケーションに関する
    新しい知見が満載の対談。

    ところが、読み進めるうちに
    ヒトがなぜ直立二足歩行を始めたのか?
    ヒトが言葉を獲得したことで
    何を失いつつあるのか?
    といったヒトの本性に関する
    深い沼へと入っていきます。

    鈴木俊貴さんのベストセラー
    『僕には鳥の言葉がわかる』から本作へ来ても
    本作からこの本へ行っても、
    どちらも楽しめると思います。

    0
    2026年06月26日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    人間は自分たちの基準で動物たちにできること、そうでないことを判断してしまいがちだけど、動物たちにもそれぞれの世界があって人間の知らないコミュニケーションをとっているのかもしれないと思うと不思議な気持ち。

    0
    2026年06月02日
  • 動物たちは何をしゃべっているのか?

    Posted by ブクログ

    自分的に新鮮な分野の本だったので面白かった。動物にも単語があるのか?考えたこともなかった。シジュウカラが単語を使い分けていることにびっくり。
    言語の超越性、という発見にもなるほどと思った。
    犬を飼っていると、コミュニケーションが取れている感覚はあるけれど、たしかに明日は何するとか昨日はどうだったというのを彼らが伝えてきている気はしない。もし過去や未来について犬と話し合えたら楽しいだろうな。あとくーちゃんが美人だった。

    0
    2026年05月23日