松永美穂のレビュー一覧

  • アルプスの少女ハイジ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終盤の、ハイジの後見人が2人もできたとか、わたしにもハイジへの権利を与えていただければ、わたしの晩年にはあの子が面倒を見てくれて、そばにいれくれるかもしれませんとかですごく冷めた

    0
    2024年05月22日
  • 別れの色彩

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    淡い印象の短編集。一人称でこそないが、各話とも多少読み進めないと主人公の年齢層がわからないのが気になった。映像でいえば、冒頭からしばらく主役の顔だけが映らない感じ。狙ってのことかもしれないが効果は薄い気もする。
    作品としては、兄夫婦に死なれた弟の話が一番じわりと浸みた。自分も一人の兄として、弟にどう思われているのか気になってくる。

    (追記)二年(一年十か月)経って久しぶりに読んでみたが、やはりもう少し歳を取ってみないと染みてこない気もする大人の文学。

    0
    2023年08月24日
  • 別れの色彩

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公はほぼ全員男性だったが、読み進めるにつれて、それを意識させられる本だなと思った。もし女性目線の「別れの色彩」だったら、これほど昔の恋人や妻を振り返り、そこに湿っぽさを感じることはないように思ったけれど、どうなのだろう。

    短編にも関わらず、どれも人生がきゅっと凝縮されているところはすごいと思った。

    お気に入りは、自分のせいで障害者となった弟を持つ姉とその姉に恋をしていた主人公が再会する「姉弟の音楽」、夫婦で自殺した兄と兄ともてなかった繋がりに折り合いをつけようとする弟の心境を描いた「ダニエル・マイブラザー」。
    (幼少期、病弱だったゆえに親戚の家に預けられていた兄。「クリスは別れを告げな

    0
    2023年07月24日
  • 文庫で読む100年の文学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    帯「ポケットに世界文学全集を!」の通り、手に入る文庫本をセレクト。
    このコンセプトはいいのに、セレクションが微妙で、そして文章も短く不足。
    なんともいたしかゆしなブック・ガイド・ブック。

    0
    2023年07月10日
  • 文庫で読む100年の文学

    Posted by ブクログ

    まだまだ読めてない本があるなぁとペラペラと眺める。
    巻末の文庫化して欲しい本、が興味深く、こちらを見ていても、読みたい本がまた積み上がっていく…。

    0
    2023年06月18日
  • 別れの色彩

    Posted by ブクログ

    年を重ねたことでわかってきた若い頃の気持ち、過ちだったり思い上がりだったり…。様々なシチュエーションの短編だが、それぞれが思い返して初めて気づいた事を語っている。
    シュリンクは、良い文章を書く人だなぁ。

    0
    2023年04月12日
  • 車輪の下で

    Posted by ブクログ

    おとなは、子どもに過度の期待をすることでつぶしてしまうこともある。
    教育とはかならずしも人間を幸せにはしない、という感じの小説。
    名作と呼ばれるだけあって、説得力がある。

    0
    2022年08月30日
  • 車輪の下で

    Posted by ブクログ

    有名な本なので読んでみた

    事前に他の方のレビューを見ないで良かった
    (読んでいたら、多分最後までたどり着けなかった)

    秀才タイプならではの悩み?
    教える側(教育体制)への問題提起でしょうか

    文章としては主人公の悩みをひたすら追いかけていくので
    読んでる方がノイローゼになりそう
    ただドイツ?の地方風景の描写が素晴らしいので、
    なにげない釣りや収穫したリンゴをジュースにするシーンは目に浮かぶよう

    0
    2022年07月13日
  • 車輪の下で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハンスがもう少し生きて大人になっていたら気持ちの整理ができたり、現実と折り合いをつけて生きられたのかなとも思ったりする。
    少年愛とも思われるシーンもあり、少女漫画界に影響を与えたらしい。

    学生時代に別の訳で既読だが、この訳はとても読みやすかったです。

    0
    2022年03月27日
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    【読み終わって感じたこと】
    悲しく切ない物語だと思った。私にはハンナのプライドも、ミヒャエルの行動も全て理解できるわけではない。それでも、ハンナの生涯を思うと辛い気持ちになった。歴史について、教育について、愛について考えさせられる本だった。

    【印象に残ったシーン】
    ホテルでハンナが激怒したシーン。全てが明らかになってから考えると、本当に悲しいなと思った。どうして自分の秘密を打ち明けられなかったのだろう? それさえできていれば、結末は変わっていたかもしれないのに。

    【好きなセリフ】
    「苦しい結末を迎えてしまうと、思い出もその幸福を忠実には伝えないのか? 幸せというのは、それが永久に続く場合に

    0
    2022年03月07日
  • 車輪の下で

    Posted by ブクログ

    どこまでも美しい言葉のリズム
    美しい中に痛みを感じる表現
    1905年に書かれた作品を今わたしは読んでいる…
    100年以上前の言葉に 今の私の心が震えている…

    “車輪”という言葉に 絶望と希望が込められているのだろうか…

    少年の心の成長の繊細な描写が描き出されている
    時に車輪を追い抜き 追い越され 下敷きになりながらも
    ヘッセ自身の人生を体現させてくれる


    ラストはまるで映画を観終わったかのように
    すーっと私の前から物語が消えていく…
    心に残る映画を観たあとの
    少しずつこちら側の世界に戻ってくるような感じがした…

    もしも この作品を読みなおす機会があるならば…
    間接照明がほんのり灯る

    0
    2021年12月23日
  • マルテの手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イメージ的に兼好法師の徒然草って感じの作品。
    随所に「お、いいな」と思う文章があったりするんだけど、とりとめなさすぎなので私の記憶には残りずらい作品だった。

    0
    2021年08月18日
  • みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ

    Posted by ブクログ

    「三色すみれ」後妻、継子、アホ旦那。継子は多分5歳位。母親がいなくなって、寄りかかっていたものがなくなり、後妻は懸命に支えようとする。しかし喪失感はそのまま、新しい人間が増えただけであり、アホ旦那は二人の焦燥感を理解できないという。水、油、金粉をビーカーで懸命に回しても、全然混ざりません。奇跡の乳化剤的な物カモーン。
    しかし、現実をきっちり見据える二人と理想だけを押し付けて終わりな男。女がロマンチックって、誰よりも現実的だから、逃げどころが欲しいんじゃ!世の中の男性、わかっておろうな?

    0
    2021年08月07日
  • 才女の運命

    Posted by ブクログ

    才能のある女性ほど生きにくかった時代の話。


    女性を差別する社会制度の上で成り立つ道徳や倫理があり、色んな夫婦がいるとはいえ、夫婦間の関係もそれに大なり小なり影響される。


    日本語版前書きにあるウィレム・デ・クーニングの妻、エレイン・デ・クーニングの「私は彼の影にいるのではなく、彼の光の中に立っているのです。」という言葉が印象的。

    0
    2021年05月31日
  • 才女の運命

    Posted by ブクログ

    偉人や天才と呼ばれた男性たちの傍らで様々な形でstruggleした女性の生涯が各20頁程で綴られ、読みやすい。
    タイトルから想像される通り、「女性として」の困難だけでなく、ユダヤ系の生まれであったことによる難しさを背負わされた人物も多く、重たい。
    丁度正月に放送された某人気ドラマのSPでざっくり夫婦間の子育てにおける分担や福利厚生に関するネタを取り上げているところ反発意見も少なくないことなど受け、現代においても本著で多くの女性たちが虐げられる「固定観念」は根深く残っているなと。シャルロッテ・ベーレント=コリントの章ラストで付される苦言にはスカッとするが、成長を求められているのはあるいちカテゴリ

    1
    2021年01月03日
  • オルガ

    Posted by ブクログ

    オルガというポーランド系ドイツ人女性の人生を、第一部では主人公にして物語られ、次に彼女と親しくなった「ぼく」がその後のオルガとのかかわりを描き、第三部で、オルガ自身の書簡によって彼女の心の声を聴くことができます。戻ってはこない恋人にあてた手紙を、オルガの本当の人生を垣間見るよう気持ちで、主人公と共に次々と封を切って読みました。貧しい農村の生まれでありながら、誰にも頼らず一人で生き、第二次世界大戦を得ても自分の信念を曲げずに強く生きた女性。なんて強い人なんでしょう。最後の書簡ですべての謎が解ける仕組みに引き込まれて、飽きることなく読めました。心に残る作品です。

    0
    2020年09月08日
  • マルテの手記

    Posted by ブクログ

    ↓皆さんの感想がざわついているのでちょっと気になり調べてみる。

    いわゆる詩人の書いたまとまりない文章。物語を繋げるのではなく、その時に感じたことを写真のように描写している。

    これだけならよくある古典の1つだが、傑作とか書かれてるのがね、どうなのよ?ってことなんだと思う。

    でもやっぱり描写は素晴らしい。病気なのかと案ずるほどに、繊細神経質。

    あとがきにデヴィッド・リンチのインタビューで表現してたものが、この作品の世界で表現された物と一致するとか書いてあって、そっち系なんだよ。読む価値はあるはず。

    0
    2019年03月14日
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    親子ほど年の離れた相手との恋愛。
    強制収容所で働くということの罪。
    文盲を隠したいプライド。

    過去を秘密にしていたことが裏切りなのか、その秘密を知った時に救いの手を差し伸べなかったことがことが裏切りなのか。

    ただの恋愛小説ではない、重~いお話。

    0
    2022年12月07日
  • マルテの手記

    Posted by ブクログ

    ドイツ文学の傑作?だそう。手記と訳されているように短い断片を積み重ねて描き出される詩人の苦悩と再生の物語。読後になぜか、感想が思ひ浮かばない。パラパラめくってその日の気分で流し読みくらいがちょうどいいかと。マルテはパリで物を見る訓練を自分に課している。路地の匂い、区別できるかぎりでは、ヨードホルム、フライドポテト、不安の匂い。感覚が鋭いんだろうと思う。なかなかまた1から読む気になれない。けど嫌いではない。

    0
    2019年01月11日
  • 車輪の下で

    Posted by ブクログ

    中学生の頃に母親がこの本を買い与えてくれ(訳者が異なりヘッセ翻訳者として高名な高橋氏であったが)、読んだのが初めての記憶。しかし読んでいる途中は主人公のハンスがかわいそうでならなかった。その感想は今も変わっていない。
    好き嫌い関係なく、そしてなんの疑問も持たない(持てない)子供に勉強をさせるのが本当に正しい教育の姿なのだろうか…
    私自身も親からの期待を裏切れずに過ごした塾漬けの毎日に嫌気がさし、勉強嫌いになってしまった人間だからそう思うのかもしれない。
    やはり今でも読んでいて辛い物語で、結果的にヘルマン・ヘッセという素晴らしい作家を10年以上も遠ざけてしまうことになったのは残念でならない。少な

    0
    2018年04月24日