松永美穂のレビュー一覧
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いい本だった。
読むと分かるけど、この本には確実に伝えたい事がある。でもそれをオブラートに包むどころか、殆ど匂わないように封じ込めて、年の差カップルの恋愛としてお話が始まる。
第一部は、恋愛の行く末。私は女性だけど、主人公と一緒にハンナに恋をする。
第二部は、法学部教授である作者の本領発揮どころ。法学を学ぶ人が読むと、感じることが違うのではないだろうかとい思わせる内容。黒と白の狭間で揺れる主人公。
第三部は、ハンナとの穏やかな関係と意外な終焉。
ドイツというと、、、という話を想像したが、逆の立場からの話で私にはその方が共感できる。人は弱い生き物で、よく考えもせずマスコミに煽られ、現在の -
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昔、学校の推薦図書で度々見かけた気がするが、学校がこの本を生徒に読ませようとしたあたりに、少し滑稽さを感じる。
最後の顛末は、ちょっと不自然に片づけたな、という感じもする。
ありえるけれど、強引だ、と感じた。
私にとっては、別に面白い作品ではない。
才能に恵まれてはいたけれど、弱い子ども。
才能を上手に開花させ、育む能力が周りの大人たちになかった。
周りの大人につぶされた。
そういう話なのだけれど、まあ、そういうことっていっぱいあるよな。と思ってしまう。
個々の才能を開花させることのできる教育って、それはとても贅沢で難しいものだろう、と少し考えただけで思い至る。
今でこそ選択肢は多くなってき -
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この本が評判になった時、なぜか手に取ることをしなかった。「時間泥棒」ってなに? って感じ。それが絵本になり、知人が大ファンで子どもに「もも」と名前をつけていると知ったとき、読んでみようと思った。何十年ごしである。
まず絵がすてき。話を聞くことの大切さを再認識。前世で友だちだったことまで出てきて、時間泥棒の話は? というところでおしまい。出てこない。結局、映像化作品を観たり、漫画化されたものを読んだりしても本作には届かないということで、絵本ではかなわなかった。そして残ったのは、やっぱり本作を読まなくちゃね。ということで、読みたい本リストに入れた。 -
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ネタバレ禁断の恋愛関係がメインストーリーかと思いきや、中盤はナチス時代の話など非常に重たい部分が多かった。
翻訳だからか哲学的な文章が多い作者の傾向なのか分からないが少し読みにくさを感じた。
文盲であるというコンプレックスから冤罪を認めてしまのは拍子抜けしてしまうけれど、文章が書かれた当時の社会においてはわかる人にはわかる感覚なのかなー。
コンプレックスを少年に対してはさらけ出せて素直に交流が出来て良かったな、と心があたたまった。
物語の本筋とはずれちゃうけど、物理的にある程度距離感があった方が尊い関係が築けるっていうの、分かるなー。
「話の真実の中身は、ぼくの行動の中に含まれているのだから、話 -
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親子ほどの歳が離れた二人の情愛と突然の別れ、そして戦争の影を伴う再会のお話
以下、公式のあらすじ
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過去に犯した罪をどのように裁き、どのように受け入れるか――。
数々の賛辞に迎えられて、ドイツでの刊行後5年間に25カ国で翻訳され、
アメリカでは200万部を超えるベストセラーに。
15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」──ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わ -
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ネタバレ高校の時に、「俺本読むわ、でも何から始めていいかわからんし」って言った時に母が買ってきてくれた本がこれ。積み本にしてそのまま捨てて、買ってくれた母は今は亡き。
思い出して大いに猛省し、再度読む機会を得た。
これはヘルマンヘッセの自伝でもあるという事だったけど、ええ!?主人公最後....オイ
これは今でいう鬱になっちゃった時期があったんだろうか、神学校から戻ってきてからの話がぶっとぎ過ぎて学生時代こんなむつかしい本理解できんやろうって思いながらも、でもやっぱりこれは学生時代に読んでおきたかったなぁとつくづく思った。
タイトルの車輪の下って意味が文中に登場し、ああ、そういうことなんだぁって納得した