松永美穂のレビュー一覧

  • 朗読者(新潮文庫)

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    いい本だった。
    読むと分かるけど、この本には確実に伝えたい事がある。でもそれをオブラートに包むどころか、殆ど匂わないように封じ込めて、年の差カップルの恋愛としてお話が始まる。

    第一部は、恋愛の行く末。私は女性だけど、主人公と一緒にハンナに恋をする。

    第二部は、法学部教授である作者の本領発揮どころ。法学を学ぶ人が読むと、感じることが違うのではないだろうかとい思わせる内容。黒と白の狭間で揺れる主人公。

    第三部は、ハンナとの穏やかな関係と意外な終焉。

    ドイツというと、、、という話を想像したが、逆の立場からの話で私にはその方が共感できる。人は弱い生き物で、よく考えもせずマスコミに煽られ、現在の

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    2023年03月02日
  • マルテの手記

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    パリの情景と人々の暮らしに関する、青年・マルテのモノローグである。彼は見ることから学び、そして考える。断片的な思索の過程そのものと、世界と絡まる自身の内面を描いている。「病み」の中に隠れている健全さも印象的。

    表紙の絵はまさしく「クラインの壺」。

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    2014年09月03日
  • モモ(絵本版)

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    ネタバレ

    子供の頃から読んでみたかった「モモ」の絵本があると聞いて。

    「人の話を聞く」って、その人を導いてあげることにつながったりする。
    人の話を聞ける人って、人気者だったりするよなあ、と需要を再確認。

    時間泥棒は出て来ず…。
    イラストはきれいでした。

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    2026年04月01日
  • 車輪の下で

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    昔、学校の推薦図書で度々見かけた気がするが、学校がこの本を生徒に読ませようとしたあたりに、少し滑稽さを感じる。
    最後の顛末は、ちょっと不自然に片づけたな、という感じもする。
    ありえるけれど、強引だ、と感じた。

    私にとっては、別に面白い作品ではない。
    才能に恵まれてはいたけれど、弱い子ども。
    才能を上手に開花させ、育む能力が周りの大人たちになかった。
    周りの大人につぶされた。
    そういう話なのだけれど、まあ、そういうことっていっぱいあるよな。と思ってしまう。
    個々の才能を開花させることのできる教育って、それはとても贅沢で難しいものだろう、と少し考えただけで思い至る。
    今でこそ選択肢は多くなってき

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    2026年03月08日
  • その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか

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    タイトルが気になって思わず手に取った1冊。
    淡々と進んでいく話は、明るい未来が見えない。
    小さい世界しか知らない中で、どーすればよかったのか。
    この静かな痛みみたいなものを抱きしめたくなる。

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    2026年03月06日
  • その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか

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    祖国ルーマニアから逃れサーカス団で生活していた少女目線で書かれた自伝的物語。独特の文体。不安定な環境の中での不安や周囲の大人からの辛い出来事が切ない。読み易いようで後からじわりときた作品。

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    2026年02月06日
  • モモ(絵本版)

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    10歳8ヶ月の娘
    7歳8ヶ月の息子に読み聞かせ

    モモ読んだの
    いつだったんだろう…

    中学生?
    高校生のときかな??

    ぜひ読んでおきたい名作ということで
    読んだけど
    当時の私には難しく。
    みなが言うほど心に残らず。

    大人になってから
    改めて読んでみたいなと。

    絵本版がでたとのことで
    読んでみたけれど
    あれ?モモってこんな話だったっけ?

    私の中で
    時間どろぼうと亀のイメージしか残ってなく…

    やっぱり改めて
    原作を読んでみないとだな。

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    2026年01月29日
  • モモ(絵本版)

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    この本が評判になった時、なぜか手に取ることをしなかった。「時間泥棒」ってなに? って感じ。それが絵本になり、知人が大ファンで子どもに「もも」と名前をつけていると知ったとき、読んでみようと思った。何十年ごしである。
    まず絵がすてき。話を聞くことの大切さを再認識。前世で友だちだったことまで出てきて、時間泥棒の話は? というところでおしまい。出てこない。結局、映像化作品を観たり、漫画化されたものを読んだりしても本作には届かないということで、絵本ではかなわなかった。そして残ったのは、やっぱり本作を読まなくちゃね。ということで、読みたい本リストに入れた。

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    2026年01月12日
  • 朗読者(新潮文庫)

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    愛した人が戦争犯罪者だったら
    あとがきに書いてあった
    答えがなくいろいろな考えがあっていい
    AIに感想を聞いたらどうだろ

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    2026年01月04日
  • 朗読者(新潮文庫)

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    ネタバレ

    禁断の恋愛関係がメインストーリーかと思いきや、中盤はナチス時代の話など非常に重たい部分が多かった。
    翻訳だからか哲学的な文章が多い作者の傾向なのか分からないが少し読みにくさを感じた。

    文盲であるというコンプレックスから冤罪を認めてしまのは拍子抜けしてしまうけれど、文章が書かれた当時の社会においてはわかる人にはわかる感覚なのかなー。
    コンプレックスを少年に対してはさらけ出せて素直に交流が出来て良かったな、と心があたたまった。

    物語の本筋とはずれちゃうけど、物理的にある程度距離感があった方が尊い関係が築けるっていうの、分かるなー。

    「話の真実の中身は、ぼくの行動の中に含まれているのだから、話

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    2025年12月29日
  • モモ(絵本版)

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    内容 ミヒャエル・エンデの名作「モモ」の第一部を絵本化。聞き上手なモモと友人たち、特にベッポとのエピソードを取り上げる。
    感想 「時間どろぼう」との闘いが始まる前の「第一部」にフューチャーしているところが良い。本編の前段階とも言えるこの部分はつい読み飛ばしてしまいがちだが、ここだけでもひとつの物語にできるほどの魅力がある。原作への導入としても良いと思う。ただ、声に出して読んだ時の読みやすさや理解しやすさは、個人的には、原作の訳文の方がしっくりきた。

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    2025年12月14日
  • モモ(絵本版)

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    「モモ」という名作があることを知り、この絵本を手に取った。原作のすべてを表現しているわけではないらしいが、今を見つめることの大切さを感じることができた。原作も読んでみたい。

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    2025年09月27日
  • 朗読者(新潮文庫)

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    親子ほど年の離れたハンナとの恋、ナチの強制収容所をめぐる裁判、服役中のハンナとの交流。
    恋愛小説かと思いきや、メインはナチズムの戦争犯罪だった。
    まだ自分が産まれてもいない時代の罪を、我が事のように捉える。
    この“集団罪責”に共鳴できず戸惑った。
    これは…人種の違いなんだろうか。
    でも世界的ベストセラーになるってことは、メジャーな考え方といえるよね。
    服役してまである事実を隠したいハンナの心情も分からなくて、モヤモヤしてしまった。

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    2025年09月14日
  • モモ(絵本版)

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    詩のような絵本。
    押し付けがましくもなく、教訓じみた話でもなく。
    この本の中に登場するモモの話の聞き方と同じように近くに寄り添って座ってくれているような、自分の思索に耽ることができるような本。

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    2025年09月03日
  • 朗読者(新潮文庫)

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    親子ほどの歳が離れた二人の情愛と突然の別れ、そして戦争の影を伴う再会のお話
    
    以下、公式のあらすじ
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    過去に犯した罪をどのように裁き、どのように受け入れるか――。
    数々の賛辞に迎えられて、ドイツでの刊行後5年間に25カ国で翻訳され、
    アメリカでは200万部を超えるベストセラーに。
    
    15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」──ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わ

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    2025年08月25日
  • モモ(絵本版)

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    町外れの劇場にやってきたモモ

    モモは静かに話を聞くことが得意
    話を途中で遮ることも自分の意見を言うこともなくただ黙ってその人の声に耳を澄ませる

    それができるのはわずかな人だけ

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    2025年07月30日
  • その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか

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    もっと小説ではなく散文詩として捉えて、そういう製本をするべきだったのでは?ソローキンじゃないんだから。

    内容自体は評価できる。太字はチープだ。

    最後を描きたかったんだな。良い本は光り輝く(本当に目が潰れるくらいの光が)瞬間が一つある。もっと薄い本になれば、その時また読み返したい。

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    2025年07月19日
  • 朗読者(新潮文庫)

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    これはね舞台がそもそも難しい。
    日本人には特に。
    あとね普通に倫理的に無理って人がいると思う。
    人を選ぶ小説だなと。
    全体的な雰囲気は嫌いじゃない。
    景色が浮かぶ。
    映画を観てみようかなって思った。

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    2025年06月14日
  • その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか

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    39歳で非業の死を遂げた作家の自伝的小説。

    ルーマニアのサーカス一家に生まれた彼女が、子どもの視点から「母さん」「父さん」「姉さん」「おばさん」について語る。

    短文なので感情がそのままに伝わってくる。
    怖さや驚きや悲しみや表せない感情をこれでもか、と浴びせてくる。
    常に危険を感じて生きているようで苦しさばかりを感じてしまう。

    悲しいと、年をとる。 これは辛いな…

    そして、子どもはほしくない。の言葉が延々と3ページに渡り続く。

    タイトルにも何かを感じてほしいと投げかけているようで…何を思っても正解などないような気がした。






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    2025年06月13日
  • 車輪の下で

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    ネタバレ

    高校の時に、「俺本読むわ、でも何から始めていいかわからんし」って言った時に母が買ってきてくれた本がこれ。積み本にしてそのまま捨てて、買ってくれた母は今は亡き。
    思い出して大いに猛省し、再度読む機会を得た。
    これはヘルマンヘッセの自伝でもあるという事だったけど、ええ!?主人公最後....オイ
    これは今でいう鬱になっちゃった時期があったんだろうか、神学校から戻ってきてからの話がぶっとぎ過ぎて学生時代こんなむつかしい本理解できんやろうって思いながらも、でもやっぱりこれは学生時代に読んでおきたかったなぁとつくづく思った。
    タイトルの車輪の下って意味が文中に登場し、ああ、そういうことなんだぁって納得した

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    2025年05月15日