小杉健治のレビュー一覧

まよい雪 風烈廻り与力・青柳剣一郎［29］ 風烈廻り与力・青柳剣一郎

小杉健治

生きながらに伝説となってきた青痣与力
文七も30歳で、十手を預けようかと考え始めてる
うん、良いように便利な奴として使い過ぎだもんね

それぞれの断崖

小杉健治

登録数が少ないけど、面白かった。
加害者家族と被害者家族、このテーマ自体興味があるんだけど、小説だからまぁ、展開はドラマティック。でも内容的には充分心理がわかるし、なくもない展開だし、父親の立場からの事件のその後が分かり、面白く読めた。
どんな事件に巻き込まれても、生活していかなきゃならない、離婚を選んだとしても、子どもにとっては親であり続けるし、事件そのものの事実は消えない…。

鎮魂（鶴見京介弁護士シリーズ）

小杉健治

宇田川洋一が隣に住む森塚翔太に殺害されたという事件の弁護をすることになった鶴見京介．正当防衛を主張する森塚の供述がくるくる変わり，検事の皆川も困惑している．森塚の元カノ藤木利香の話を聞くうちに，ヒントを見つけた鶴見の調査で，真相が明らかになる．宇田川は阪神淡路と東日本の２つの震災に遭っており，阪神の時の行動に今回の事件の原因が潜んでいることを突き止めた．結末はやりきれない感じだが，次に続く話も用意されており，次作が楽しみだ．

花さがし 風烈廻り与力・青柳剣一郎［27］ 風烈廻り与力・青柳剣一郎

小杉健治

このシリーズも長いです
周囲の人物にも焦点をあてての物語進行は
読み手をその世界に居続けさせる魅力があるな

旅立ち佐平次 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150717 読み終わってびっくりした。ひとまず終了。そう見れば確かに最終回の内容。個人的にはお鶴の出番が少なかったような。新シリーズも楽しみだ。

兄弟の絆 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150710 予想外の展開だったが最後で計画的だったのがわかる。今回のテーマは愛かな。夫婦愛と兄弟愛。

母子草 どぶ板文吾義侠伝

小杉健治

第一弾
短編四話構成で最初と最後で母子との関係が
そして訳ありの腕の立つ浪人、鬼目明しとの関係も
仏の目明しと鬼の目明しの正体は！恩を受けた女への仇討ちの影に隠された真実

闇の稲妻 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150626 やはりレギュラーは揃っていないと。ラストでの盛り上がりは掟破りかも知れないが読者の全員が喝采をあげたのではないだろうか。又、次が読みたくなってしまった。

父と子の旅路

小杉健治

小さな子供を残して出ていった妻。
残された父子が、その後巻き込まれた事件で様々な人の運命が狂っていく。
悲しくも辛い親子の物語。

2015.6.9

絆

小杉健治

新聞記者の眼を通した法廷劇。
被告人は罪を認めているのに、弁護士は無罪を主張。
なぜ弁護士は無罪を確信しているのだろうか、現実問題として弁護士にそこまでの調査力はあるかと、一部覚めた目で読み進めながらも、法廷でのスリリングな展開を楽しめた。
そして、裁判の形式を踏まえ、精神障碍者問題というたいへんなテーマを作品に昇華した著者の力量に、改めて敬意を表したい。

裏切り者 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150527 今回は転機の回。物語もセカンドストーリーもまとまっていて読みやすかった。次も楽しみ。

美女競べ 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150411 シリーズ物のポイントはサブのメンバーの増やし方だと思う。固定メンバーに変化を入れるちょうど良いタイミングだと思う。この先の展開が楽しみだ。

疑惑 裁判員裁判（鶴見京介弁護士シリーズ）

小杉健治

鶴見京介シリーズの第二作。裁判員裁判による法廷ミステリー。常に一定水準の作品を提供してくれる小杉健治らしい安定の作品。

保険金目当てで妻を殺害したとされる被告の保窪耕平と裁判員に選ばれた鳴沢明良との間には一体何が…

小杉健治作品はミステリーの中にも人間の温もりを感じる作品が多い。この作品もまた同様で、謎が解き明かされるとともに胸に熱いものが込み上げて来る。

怨霊 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150328 だんだんシリーズとして落ち着いてきた。話は荒いが人間ドラマを盛り込んでいるので読んで気持ちが和む。

永代橋哀歌 栄次郎江戸暦１２

小杉健治

第十二弾
江戸の町をある程度義理を果たしながら自由に生き事件を解決する栄次郎。
永代橋崩落に隠れた犯罪、影に泣かされた人
話の展開として仕方が無いが登場人物が何らかの関係性を持っている

神隠し 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20150214 ストーリーがしっかりしているので安心して読める。パターン化するようだと困るが毎回趣向が変わるのでまだ大丈夫だと思う。

冤罪（鶴見京介弁護士シリーズ）

小杉健治

次々に出てくる状況証拠に、被疑者はどこまでも「黒」に思え、題名との関係はどうなのかと、最後まで読者の興味をひきつける。作者のストーリーテリングに○。

修羅の鬼 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20141221 二つの話が絶妙な絡まりで終焉を迎える。予想される展開を少しずつはぐらかすうまさ。どんどん話に引き込まれてしまった。

地獄小僧 三人佐平次捕物帳

小杉健治

20141120 三人で一人という設定が面白い。これからの展開が楽しみ。続けてどんどん読みたくなった。

つぐない どぶ板文吾義侠伝

小杉健治

20141017 短編集だが全体が繋がっていて長編のような読み応えがある。計算し尽くされているのが凄い。