あらすじ
紙問屋の若旦那・与之助は吉原の花魁・綾菊と情を通じあい、違う場所で同じ日の同じ時刻に心中することを決意した。実行前に父親に止められた与之助に対し、綾菊は約束を守り自害して果てた。やがて与之助の前に綾菊の亡霊が現れ、その悩みを佐平次たちに打ちあけるのだが……。数日後、与之助は綾菊の短刀で自分の喉をついて死んでいる姿で発見される。佐平次たちは悩みながらも真相をつきとめるべく探索をするのだったが……。書き下ろしで贈る、大好評のシリーズ第八弾!
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Posted by ブクログ
第八巻目の作品。
読み残していた巻である。
長兄平助の目的がこの巻で明らかにされている。もっとも後の巻でも十分分かるが!
文庫本のほぼ一話完結タイプとしてはやはり読みやすくできている。
どの巻を読んでも同様であるが、同心・伊原伊十郎はどうにかならないか?
まあ、この同心のおかげで佐平次が成り立つのだから。