あらすじ
木戸番の留蔵は夜回り中に、紙問屋「多和田屋」の二階の部屋に奇怪なものを見た。巫女のように白い着物に赤い袴、長い髪で顔は般若だった。そして庭には「夜叉姫、参上」と書かれた置き文が。数日後、「多和田屋」の主人・仁右衛門は、心の臓を突かれて殺された。同心・井原伊十郎によってつくられた、三人で一人前の岡っ引き・佐平次は、早速「多和田屋」へと駆けつけたが……。夜叉姫とは果たして何者なのか、主人はなぜ殺されたのか? 書き下ろしで贈る、大好評シリーズ第三弾!
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Posted by ブクログ
三人佐平次シリーズ初期の勢いある作品
謎の夜叉姫の行動の理由にこだわる平助
最初から不利なヤバイ状況がつづくが
身を捨てる決意さえあれば三人兄弟の
絆の前にどんな困難も乗り越える力が
満ちるのであった