【感想・ネタバレ】鎮魂(鶴見京介弁護士シリーズ)のレビュー

あらすじ

森塚翔太は、包丁で隣人を刺殺し、現行犯逮捕された。だが、凶器は被害者が持ってきたと主張し、殺意を否認。担当弁護士の鶴見は、接見のたびに供述を二転三転する森塚に不審を抱く。さらに森塚のDVから逃げている女性の存在が明らかになり……。阪神淡路大震災から20年の時を経て明らかになる驚愕の真実! 償いとは何かを、犠牲者たちへの祈りを込めて描く、号泣ミステリー。

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Posted by ブクログ

著者の本を毎回読み、思うのですが、弁護士が被疑者の本心を明かすまで、を溶かしていく様子が心打たれます

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2017年11月27日

Posted by ブクログ

宇田川洋一が隣に住む森塚翔太に殺害されたという事件の弁護をすることになった鶴見京介.正当防衛を主張する森塚の供述がくるくる変わり,検事の皆川も困惑している.森塚の元カノ藤木利香の話を聞くうちに,ヒントを見つけた鶴見の調査で,真相が明らかになる.宇田川は阪神淡路と東日本の2つの震災に遭っており,阪神の時の行動に今回の事件の原因が潜んでいることを突き止めた.結末はやりきれない感じだが,次に続く話も用意されており,次作が楽しみだ.

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2015年11月11日

Posted by ブクログ

鶴見弁護士シリーズ6作目
阪神淡路大震災が絡みます
また、旅としては赤穂浪士の赤穂が出てきます。
旅と事件とプラスアルファはいつものパターンですね。

隣人の男を包丁で殺害したとして逮捕された森塚。
その森塚を弁護することになった鶴見。
凶器は隣人が持ってきて、もみ合っているうちに刺したとして殺意を否認する森塚。
さらに、二転三転する森塚の供述に、鶴見と検察は振り回されます。
森塚のDVから逃れている女性の存在。
その女性が隣人の男に森塚の殺人を依頼したのか?

森塚の自己中心的な供述にうんざりしますが、鶴見はその本心、そして過去を解き明かし、真相を明らかにしていきます。

そして明らかになった真相は...
ちょっと無理があるのでは?(笑)
いや、笑うところではなく、感動するところなんだけど、裏表紙には
「償いとは何かを、犠牲者たちへの祈りを込めて描く、号泣ミステリー」
と煽っていますが、号泣ミステリーではなかったです。
なんとも、哀しい真相でした。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

鶴見弁護士シリーズの書き下ろしミステリー。隣人を殺害した森塚翔太を鶴見が弁護し、事件の真相を暴くというストーリーなのだが、明かされる真相がこじ付けのようで、余りにも苦しい。

裏表紙の紹介文には『阪神淡路大震災から20年!償いとは何かを、犠牲者たちへの祈りを込めて描く、号泣のミステリー。』とあるが、ひと粒の涙もこぼれなかった。これまで読んだ小杉健治作品の中では最低の作品。

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2015年04月27日

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