小杉健治のレビュー一覧

  • 最愛(鶴見京介弁護士シリーズ)

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    この物語は、二つの事件が絡みながら進む。
    ⚫︎その一つの事件が⋯
    資産家の老齢女性をハンマーで殺害し、800万円を盗んで逃走した事件で、栗林24歳の男が逮捕された。
    警察は栗林の単独犯行としているが、栗林は闇バイトに応募し、初対面のもう一人の男と指示役に命じられるままに押し入り、もう一人の男が老婆を殺害したと主張している。

    ⚫︎もう一つの事件が⋯
    清楚な美人である中越ちづえが一人でバーで飲んでいると、明らかに堅気ではない男から声を掛けられる。
    彼は今川修三と名乗り、付き合っていた彼と別れて良かったと一方的にちづえに語る。
    今川は、元彼が別の女とこのバーで飲んでいる姿を見ていたと話す。
    今川は、ちづえの相手となる風体の男ではなかったのだが、何故かちづえは強く惹かれるものを今川に感じ、その後に相思相愛の関係に進展する。
    二人が幸せの絶頂期の時期に、今川はちづるに会いに向かう途中、轢き逃げにあって死亡してしまう。
    轢き逃げ犯の手がかりは全くなかった。

    鶴見は二つの事件が微妙に絡んでいることを調べ上げる。
    この二つの事件の解決を果たすものは、ちづえと今川の強い絆がもたらすものだった。
    男女関係に疎い鶴見京介弁護士が、ちづえと今川の恋心を読み切ったところがこの物語の肝となっていた。

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    2025年04月09日
  • 偽証法廷

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    なんとなく先が読めてしまう展開もあったが、やってはいけないことをやると結局上手くいかない、全てを失うんだなと。ヒーローの全くいない物語。

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    2025年04月06日
  • 父からの手紙

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    久しぶりのこんなに小説で泣いた気がする。ラストパート、電車で読まずにお家で読んでよかった。
    察しが悪いので中盤を超えてからも二つの事件がどう結びついているのか予想が全くつかなかったし、それぞれの人間関係もごっちゃになっちゃって読むのに時間かかったけど、途中で諦めて次の本にいかずに読み進めて本当に良かった。

    P106「ひとはなぜ生きていくのだろうか。何のために生きていくのか」
    生きる目的とは、幸せとは何か
    家族・親子の絆、愛を通して伝えたかったことはこれだったのかなと思った。
    いかなる困難や試練にも負けずに、歯を食いしばって生きていくことは難しいことだよなあ。
    最後に麻美子が、今まで見ていた時期はずれの赤とんぼは自分で作り出した幻想かもと言っていたけど、絶対そんなことない!お父さんはずっと、そしてこれからも麻美子たちのことを見守っていると思う。

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    2025年03月02日
  • 父からの手紙

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    ネタバレ

    初版が2006年ということもあってか時代の違いは感じたが、麻美子と圭一の話がテンポ良く交代して複数の事件が徐々に交わっていく展開は面白かった。
    あとやたら天気のことを教えてくれる。なぜ。

    婚約者の事件に対する麻美子の推理がそのまま正解なことには驚いたし、父親の死の真相も「胃癌は助かる確率が高いのだ」を読んで無常だと思った。(しかも胃癌疑いの病名がついたのみで精査していない)(が、この時代の中年男性は病院受診を避けることが多いとも聞いたことがある)

    幸福であることと裕福であることは違うと語る手紙を父親はどんな気持ちで書いたんだろう。父親がとった行動はその発言に則ってはいないんじゃないか。だからこそなのか。

    思うところはあっても、父親が子どもの50歳の誕生日分まで手紙を書き終えていたことと、その内容は胸にくるものがあった。

    正解の道を選んでいないことは振り返ったときにしか気付けないものなのかもしれない。極端な道を選ぶ前に大事なひとには相談するべきなのだろう。

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    2025年01月28日
  • 父からの手紙

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    帯に惹かれて読みました
    予想外の結末で楽しめましたが
    子供がいないからか、父の愛はよくわかりませんでした。
    愛だとは思うのですが、正しくは無いのかなぁと
    人は追い詰められたら、平常時では考えられない選択をするものなのかもしれないな、と思いました。

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    2024年11月30日
  • 父からの手紙

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    結構淡々と進んでいって、大きな山場も無くいまいちかなぁという感じだった。
    ただ、最後の手紙の部分は泣けた。

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    2024年11月07日
  • もうひとつの評決

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    裁判員制度をテーマに、被告人を多数決で有罪とした。 被告人は留置所で無罪である事を主張して自殺未遂をした、無罪であることを主張していた裁判員の1人であった主人公が中心となり、冤罪である可能性を感じ展開していく。ここまで真剣に裁判員やるかね?という違和感を覚えた。
    また、最後の終わり方が物足りない。

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    2024年10月16日
  • 父からの手紙

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    代理の死を持って…の部分は現実的に理解が苦しむものの、子どもたちを想い50歳までの手紙を書き溜めた父の優しさや想い情熱は感動

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    2024年09月28日
  • 女形殺し 風烈廻り与力・青柳剣一郎[7] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    まだ17年前の7作目。今回の話は、仕組まれた話に奉行所が完全に乗って、無罪の男を斬首にしてしまう話で、どうしても後味が悪い。なんだかなあ・・・

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    2024年09月19日
  • 深川仲町よろず事件帖 密命浪人

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    途中まで読み、再読に気づいた。
    小よしは母のこと。
    結末は忘れたけど、途中でやめた。
    設定が印象深いから覚えていたんだ。きっと。

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    2024年08月14日
  • 火盗殺し 風烈廻り与力・青柳剣一郎[2] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

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    2作目で登場人物に慣れてきた。ちょっと文章が読み辛く感じてしまう。なんでだろう。いい構成で話で来てると思うし、登場人物に魅力もあるんだけどね

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    2024年08月08日
  • 大工と掏摸 質屋藤十郎隠御用 七

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    これはシリーズなのかな? 初めて読んだけど内容が分かりやすくて読みやすかった。また違うのも読もうかと思うような作品だった。

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    2024年07月22日
  • 間合い 栄次郎江戸暦2

    ネタバレ 購入済み

    う〜ん

    物凄い、出生の秘密が有った!現将軍の異母弟で、尾張藩の、次期当主になるという話を、蹴って、今のままの未分をも捨ててただの三味線弾きに、なりたいとは!?これから、どういういきかたを、するのやら?ある意味、清々しいというか、無謀というか……

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    2024年04月30日
  • 栄次郎江戸暦 浮世唄三味線侍

    ネタバレ 購入済み

    あの✕✕?

    あの御方って?謎が有りそうだな~栄次郎は、困っている人や泣いている人を、放っておけない。皆に笑っていてもらいたいって、お節介焼きは、亡き父親に似ているらしい。華やかさは、無いけれど、人情味が有るな~

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    2024年04月29日
  • 父からの手紙

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    結構分厚さがあって大変。
    個人的にはちょっと物足りなさを感じたけど、先の展開が気になって結局最後まで読んでしまった。

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    2024年03月27日
  • もうひとつの評決

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    女性二人が殺され、30間近の気の弱い男が逮捕された。この殺人事件は裁判員裁判に委ねられた。容疑者は無罪を主張。無罪か死刑かの判断を迫られる裁判員たち。裁判の進行中に新たな疑問が浮上するが、追加の捜査は無い。欠陥だらけの証拠で出した評決は、、、そして真相は、、、裁判員制度の問題点がよくわかった。

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    2024年03月14日
  • 千住宿 情け深川 恋女房

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    訳ありの夫婦が流れ着いた深川。
    そこで小間物屋を営む名前は「足柄屋」

    地域の人々との付き合いが増し、頼られる存在になりつつある。
    ところが、火事が起こる、現場から死体が出て、殺人事件となる。

    人情と夫婦愛、親子愛がフォーカスされたシリーズ第三弾。

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    2024年03月09日
  • 赤姫心中 質屋藤十郎隠御用 三

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    2024年2月25日
    暗躍する鴻池。
    蔓延る根をあちこちにめぐらせている。
    根だから目には見えてこない不気味さ。
    根こそぎ乗っ取られてしまう恐怖。
    なんとしても食い止めねば、と立ち向かう大和屋と藤十郎。
    手下をどんどん増やして力をつけている。
    負けないで。

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    2024年02月25日
  • もうひとつの評決

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    そもそも有罪イコール死刑の流れがおかしいので、イマイチ説得力がないような。主人公の離婚話も全くの蛇足

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    2024年02月07日
  • もうひとつの評決

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    裁判員裁判の問題点を浮き彫りにする法廷ミステリー
    こんなことが本当にあったら、辛い。
    正直、裁判員にはなりたくないです....

    出会い系サイトで知り合った女性とその母親を殺害したとされる裁判。被告の木原は裁判では一転無罪を主張。
    その裁判の裁判員に選ばれたのは主人公堀川を含めた6人。
    裁判官3人を含めて、9人は評決を迫られます。
    死刑か冤罪か?
    議論は紛糾、新たな仮説。
    堀川は悩みながらも無罪を主張しますが..

    9人の下した判決は多数決で有罪。

    ほかのメンバで議論したら、ちがう評決になっていたかもしれない。
    そんなことってあっていいの?
    ここで交わされる議論は裁判員裁判の限界なのかもしれません。

    しかし、木原は拘置所内で「むじつ」のメッセージを残して自殺。

    評決に納得がいかなかった堀川は自ら事件の真相を調査し始めます。
    守秘義務との葛藤。
    自ら仮説に基づいたその行動は?

    ある意味結果オーライなんだけど、いろいろ考えさせられる結末でした。

    お勧めです。

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    2024年02月04日