小杉健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1945年3月10日、米軍による約2時間半の空襲で、東京下町一帯は壊滅状態、犠牲者は10万人以上となりました。
この小説は2人の男の人生を中心に、戦前から平成まで、何人かの人物を織り込み、それらを点と線でつないで描いていきます。
歴史にifを言ってもどうしようもありませんが、せめてサイパン陥落時に降伏していれば、東京大空襲も原爆投下(2度も!)もなかったろうと思うと、暗澹たる気持ちになります。
東京大空襲については、原爆ほどは注目されず、また近年は3.11東北大震災の陰に隠れてしまった感は否めません。
空襲の犠牲になった方の無念さ、生き残った人の苦しさに少しでも思いを馳せられるように生きていき