あらすじ
昭和20年3月10日、10万人の命を奪った東京大空襲の裏に驚くべき謀略があった! なぜ下町が狙われたのか? なぜ空襲警報は遅れたのか? ともに大事な者を失った咄家の信吉と大学生の伊吹。2人が平成の世に再び邂逅した時、史実の闇に隠された衝撃の真相が明かされる。著者渾身の歴史ミステリー問題作。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
1945年3月10日、米軍による約2時間半の空襲で、東京下町一帯は壊滅状態、犠牲者は10万人以上となりました。
この小説は2人の男の人生を中心に、戦前から平成まで、何人かの人物を織り込み、それらを点と線でつないで描いていきます。
歴史にifを言ってもどうしようもありませんが、せめてサイパン陥落時に降伏していれば、東京大空襲も原爆投下(2度も!)もなかったろうと思うと、暗澹たる気持ちになります。
東京大空襲については、原爆ほどは注目されず、また近年は3.11東北大震災の陰に隠れてしまった感は否めません。
空襲の犠牲になった方の無念さ、生き残った人の苦しさに少しでも思いを馳せられるように生きていきたいと思います。
Posted by ブクログ
登場人物人物が多すぎ、そしてお話のスパンが長すぎ、と感じてしまった。
内容としては面白いと思ったけど、途中でこれ誰だっけ?となることが多かったから、もう少し登場人物絞って、時代も絞ってくれた方が内容に入りこみやすかったような気がする。
個人的な体験だけど、この本で東京大空襲のところを読んだあとで大雪で少し帰宅困難な目にあったとき、空襲に比べたら、バスや電車が大幅に遅れることくらい、大したことないな、、と思えてストレスにならないで済みました。
戦争体験者には、頭が下がるし、敵わないなぁ(なんに対してかは私のなかでも明確になってないんだけど)と改めて思いました。