あらすじ
悪名高い豪商だけを狙い、誰も傷つけぬ。盗むのは五百両以内。七福神の面を着けた七人の盗賊は義賊として庶民に歓迎された。風烈廻り与力青柳剣一郎は、御奉行から七福神捕縛の厳命を受けた。そんな折、辻斬りに殺された男が一味の一人と判明。さらに七福神が次々と消されていく。誰が何の目的で? 青痣(あおあざ)与力の人情裁きの剣が冴える、人気シリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
5作目。今回はよく考えられているわ。流れがいい。遠慮なく殺されていくやつも多いのは何とも云えないが、このシリーズのだいご味でもある。最後が好き
Posted by ブクログ
長男剣之介も見習いで奉行所に。
子供っぽかったのが、急にほう輩と悪所通いをして、夜遅くまで出歩き、翌日二日酔いの始末。
そんなおり、偶然居酒屋で出会った職人と思われる徳二郎と友人となる。二人とも親友と思える感情が。
そんな自説に七福神を名乗る盗賊団が犯行を重ねる。
人を殺さない、犯さない、店が潰れぬだけの金額三百〜五百両だけを盗んでいくという犯行。
ある日、七福神の中の一人が殺される事件が。
小杉健治らしい読み応えがあり、また切ないそんな物語になっています。
このシリーズ初期傑作の1冊。