小杉健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
裁判員裁判をテーマにした法廷ミステリー。
裁判員になった主人公は、担当した裁判で、被告は無罪だろうと思いながら、多数決で死刑の判決が下されてしまう。
冤罪を疑い、判決に疑問を感じる主人公は、独自に調査を始める。
被告の弁護人を訪ね、被害者宅の近隣の人たちにも、事件について問い合わせる。事件の真相が見えてきて、他の裁判員にも同調する者が現れる。
主人公の個人的な問題と合わせ、死刑か冤罪か、とのスリリングな内容に、一気読みとなる。
「裁判員裁判とは、市民が司法に参加するという意義の半面、被告人が運、不運を強いられる制度」であり、「欠陥だらけの証拠を提示されて、それをもとに裁判員は評決を下さねばなら